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団体芸が完成しつつある ~【櫻坂46】最近の「そこさく」を観ていて~

昨晩の「そこさく」も実に楽しいものであった。
最近は、ずっと良い雰囲気のまま、冠番組の良さが出ているように感じる。
グループ全体の雰囲気、一期生と二期生の関係性、魅力的な個性の解放・・・と、単なる場慣れ的な企画から、彼女たちを積極的に売り込む場へと、どんどん進化している。
苦手なものを克服するという企画内容も、彼女たちに「死角」を無くそうという運営や制作側の愛情の表れであろう。
もちろん本人たちも、積極的に苦手なものを克服し、より表現の幅を広げ、出演の機会を増やそうと意欲を燃やしているはずである。
番組制作のベースとなるアンケートにも、前のめりで取り組んでいることもあり、今までに出せていない部分をしっかり紹介できているのではないだろうか。

昨晩の企画のように、彼女たちの身の回りにいる人たちから声が聞ける状況になったことも、彼女たち自身が大きく成長している証拠である。
出演の裏で、素の姿や隠れた努力などを目にしているスタッフの皆さんの意見や感想は、彼女たちの真の姿を教えてくれるものである。
それを表に出すことができるようになっていることを見ても、もう裏表なく、真摯に活動に取り組んでいることを示している。

このように周りを取込み、自分たちの虜にしてしまうことは、意外に大きな結果に結びつくだろう。
どの分野でも、口コミ情報ほど確実で頼りになるものはないからだ。
スタッフの中での評判は、瞬く間に業界の中で拡がり、それが次へのオファーに繋がる突破口となることが期待できる。
欅坂46時代から、キャプテンの菅井さんの評判はすこぶる良い。
彼女の上品で丁寧な受け答えや態度は、グループ全体の印象をアップすることに大きく貢献していたと言えるだろう。
副キャプテンの松田さんも、社会人経験があることもあり、いつも明るくハキハキとしており、それが周りを元気にするだけの力を発揮できている。これは、朝の情報番組「THE TIME,」を見ていても、番組の中で朝の雰囲気をはつらつとしたものに変えていることからもわかるだろう。

日向坂46の冠番組「日向坂で会いましょう」の中で、メンバーの皆さんがそれぞれの個性を発揮しつつ、グループとしての団体芸が出来ていることは、業界の中でも評判となっているが、最近の「そこさく」も、それに負けじと、しっかりと全員が番組に参加している様子が伝わってくる。
ガヤや笑い声はもちろん、誰が抜かれても、しっかりとリアクションが出来ている。
先日の「そこさく」でも、田村さんが外番組に出演した経験から、逆に自分たちの冠番組でも、もっとリアクションをして盛り上げていかなければいけないと気がついたという話をしていたが、それがグループ全体の共通認識となっているのかもしれない。
昨晩の企画でもそうだが、彼女たちが元々持ち合わせている「ノリの良さ」や「かわいらしさ」を出していけば、十分に楽しい番組となる。
番組スタッフの皆さんなども、日頃の彼女たちを見ていて、同じ思いだったのだろう。
彼女たち自身が、心の中で勝手に設けていた「リミッター」を外していけば、もっと輝けるはずである。
それに気づき始めた彼女たちは、もう「無敵」かもしれない。

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