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2019年2月17日 箱根旧街道

日程:箱根湯本9:10→9:20須雲川→10:15畑宿→10:30一里塚→11:30甘酒茶屋(昼食)12:15→13:00芦ノ湖畔→13:20杉並木→13:30箱根関所資料館、関所14:15→14:25駅伝ミュージアム14:45→バス停箱根町港15:00→16:30小田原駅前→散策→17:00海鮮居酒屋さんせん

メンバー:横井、秋田、黒澤、新庄、神保、長崎

大人の遠足クラブ、今年の歩き始めは箱根旧街道。昨年の歩き始めは誠にドラマティックな展開で感動的だった。さて今年はいかなることに。箱根湯本で集合したのは、おっさんばかり。女子の参加ゼロ。何だか行く末を暗示しているような。

まずはバスで須雲川まで移動。いきなり杉の枝が目の前に垂れ下がっていて、花が膨らみ始めている。嫌なものを見てしまった。今年は花粉飛散が多そうとの予報も出ているし。さて、ここから石畳の旧街道を辿る。自然探勝歩道になっている。石碑には「女轉シ坂」と物騒な旧名が彫られていた。今日は平地は気温が高い予報だったが、山の中、冷えるのではないかと思い、半袖Tシャツの上に長袖ジップシャツ、さらにフリースジップ、その上にダウンコートを羽織ってきている。まずはダウンは脱いで歩き始めた。意外と傾斜が急な登り道。すぐに暑くなってきてフリースも脱いだ。我々以外には誰も歩いていない。

所々に看板が、これより江戸時代の石畳、と出ている。逆に言うと案外江戸時代の部分は少ない。道路工事などで残っていないのかも。道幅は十分あるが、石畳ははっきり言って歩きづらい。昔の人は、籠を担いだり、飛脚は走ったり、よくできたものだと感心させられる。車道を階段で何ヵ所も越えて、やがて畑宿の町に出た。寄木細工の店が数軒ある。1軒の店に立ち寄り、何人かがお買い物。

畑宿の外れには一里塚。手前の梅の花は満開。一里塚、けっこう大きい。直径数mの盛り土の上に、右手にはモミ、左手にはケヤキが植えられている。山道に気の早い馬酔木が咲いていた。このあたり、自動車道の旧道と新道が入り乱れて交差していて、訳が分からない状態。若い女性がひとり歩いて追い越していった。大きなカーブの地点で、某バスマニアが間もなくバスが来るはずと撮影体制に入ったので、しばらく待つ。やや遅れでバス通過。

さらに歩いて甘酒茶屋到着。ここでランチタイム。急激に気温が下がっている。フリース、ダウンを着込む。外のベンチで持参のご飯サンドを食べ、ポットの熱い阿波番茶を飲んだ後、名物の甘酒をいただく。これが温かくて美味しい。フキノトウの醤油漬けがちょっと添えられているのも嬉しい。茶屋の中はドライブで訪れた客で大賑わい。

この後、一山越して、箱根の森展望台など立ち寄ると、やがて行く手に芦ノ湖が見える下り坂。湖畔の道路に出たら、そこは全くの別世界。めちゃくちゃ大勢の観光客が歩いていた。湖畔の遊覧船を眺めた後、旧街道の杉並木を歩く。向かいから大柄な外国人女性二人連れがバックパック姿でやってきた。湖畔の箱根関所資料館へ立ち寄る。その後、箱根関所へ。ここは礎石や史料文献に基づいて完全復元されたという。なので人物だけはどのような色の着物を着ていたか分からず、ねずみ色になっている。そんな話をガイドの高齢女性が丁寧に説明して下さった。

その後、さらに西へ歩き、駅伝ミュージアムへ。それほど広くない館内は若いお客で賑わっていた。皆さん熱心に歴史年表などをご覧になっている。母校が常連校だったりすると関心が高いのかも。館を出てすぐ脇は、正月の駅伝でお馴染みの、芦ノ湖畔のゴール&スタート地点で標識が立っていた。

バス停から小田原行きのバスに乗り込む。箱根湯本駅手前で渋滞。湯本でひとり先に帰るメンバーが下車。残りは終点の小田原駅前まで。以前、入ったことのある海鮮居酒屋さんせんを目指すが、まだ開店前。周囲を散策すると、北条氏政、氏照の墓があった。なぜか墓の周囲にたくさん鈴がぶらさがっていた。17時開店と同時に飛び込んださんせんでは、名物のシラス三昧。生シラス、シラス大盛りトッピング玉子焼き、〆にはシラスパスタ。遅めの新年会は大盛り上がり。さらに小田原から東海道線に乗り込んだ3名はグリーン車で宴会の続き。今年も山歩きだか、飲み歩きだか分からなくなりそうだなあ。



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