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2021年10月 加計呂麻島へ1

1年半ぶりに加計呂麻島へ行くことになった。本当は友人と二人旅の予定だったが、事情があり、一人旅に。
ピーチに乗るのは、昨年10月に釧路へ行った時以来のこと。その直後に、ピーチは成田空港の第3ターミナルから第1ターミナルへ移動したので、今回が第1からピーチに乗る初体験。なかなかスムーズに搭乗口に辿り着けていいなあ。

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2時間弱のフライトの後、奄美空港に到着。関東の寒い朝から、暖かい島へ。でも思っていたほど暖かくもないかな。空港からはいつものくろうさぎレンタカーで古仁屋へ。港で乗り捨てできるのがありがたい。で、今回は少々事情があり、加計呂麻の定宿が休業中、常連少数者限定で離れに自炊で泊まるなら来ていいよ、という特殊環境のため、ふだんは酒類のみ買い込む、古仁屋港のAコープで、あれこれ食料も買い込んだ。ただ、差し入れもして下さるとの連絡もあったので、控えめに。1時間ちょっと待って、定期の乗合船に乗り込むと、雨が降り始めた。

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宿のご主人は今日は名瀬に出かけていて、女将は生協の用事があって手が離せない、というわけで港近くのガソリンスタンドで軽のレンタカーを借りて、瀬相港からトンネルを越えて宿へ。荷物を離れに置いて、海へ出ると、やっぱり徳之島は見えず。海際の護岸堤防の工事がまもなく始まるとのことで、ウッドデッキとその下の基礎が壊されていた。

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右手の離れは、宿のご主人が自らひとりで手づくりで建てたもの。ベランダに黒いネコがいる。ここはいつもたくさんのネコが飼われている。

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庭の菜園を一回りすると、大きな丸いレモンがたわわに実っている。

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そして、パパイヤ。

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離れの部屋はこんな感じ。ギターは母屋から借りてきた。今回のお楽しみ。

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早速、女将のMさんが、差し入れを届けてくれる。まずは、こちらでスマ(ガツオ)と呼ばれるカツオの刺身やら、魚のから揚げ、など。

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そして、なんとお鍋一杯のイノシシ汁。スゴイ! いつも母屋で食べさせてもらうご馳走じゃないですか。イノシシの脂身がコリッとして旨いんだ。

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さらに、最終便で帰ってきたご主人からお土産の寿司の差し入れも。ひえー、満腹だよ。

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貴重なケラジミカンもいただいた。焼酎お湯割りに一絞り、華やかな香り。まあ、離れで一人メシなので、さほど吞む訳でもなく、早めに切り上げて、ギターのチューニングなどして、寝た。

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翌朝は、雨も上がって、空が明るい。衆院選のポスター、元県知事が出馬かあ。

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今朝は、徳之島も見えるぞ。

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反対側の山の上は、空が赤っぽく染まってゆく。

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離れの前に、いろいろな貝殻。

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朝ご飯は、買い出ししてきたもので準備した。サラダとハムとパンとコーヒー。

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お昼までレンタカーがあるので、島の東の方へ走る。於斉のガジュマル。

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海岸は波静か。

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島の北側の海沿い、すなわち奄美大島本当に面した海岸線を走る。

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生間港は少し前から、小笠原付近の海底火山から噴き出した軽石が漂着して、古仁屋からのフェリーが欠航している。どんな具合か、港へ行ってみると、思ったより細かな軽石が海面に浮いていた。よく見ると、海の中から小さな軽石の粒々が次々浮かび上がってくるようだ。フェリーの管にこれが詰まってしまう危険性があって欠航しているようだ。海上タクシーは走っている。しかし、地元の皆さんが軽石排除作業に追われている様子はお気の毒としか言いようがない。

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この様子を知人達に知らせたら、思わぬ反応があった。火山から生まれたての噴火軽石は貴重だから、持って帰ってほしい、とか、メルカリですでに売りに出されている、とか。後で、宿のご主人に、お土産にできそうですよと話したら、そんなこと島の人は誰も思いつかん、と笑っていた。

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生間からは、峠を超えて諸鈍の浜を見下ろす。

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諸鈍からさらに先へ、久しぶりに徳浜へ行ってみた。誰もいない美しい浜は今も変わらず。

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集落の外れに、昔は製塩工場があったのだが、もう建物の跡すらなくなっていて、代わりに、ゴルフ場かと思うような、緑の芝生とカートが目に入った。よくよく見ると、宿泊施設だった。

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ハイビスカスの花にクロアゲハがとまっていた。

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諸鈍のデイゴ並木へ。一時期、古くなった木が伐採されていたこともあったが、今はちゃんと手当されているようだった。

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続く。

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