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2024年4月 マレーシア3・ブキットメラ

ペナン島から目指したのは、クアラルンプール方面へ1時間半ほど南下した所にある、ブキットメラ。広大なリゾートエリアだが、湖に浮かぶ小島がオランウータンの保護区になっている。本来、現在、オランウータンが棲息しているのは、インドネシアのスマトラ島と、マレーシア、インドネシアにまたがるボルネオ島。ここ、ブキットメラでは16頭のオランウータンが研究、保護のため飼育されている。

目の前に浮かぶ小島がオランウータン保護島。

ボートで10分ほど。上陸すると、人間が檻の中を歩きながら観察させてもらうようになっている。

一応、救命胴衣は着用して乗船した。
屋根にオランウータンの絵。
船着き場からすでに1頭、見ることができた。若そうなオランウータン。
人間の方が檻の中。

さて、思っていたより多くの個体を観察できたが、グループごとにまとめていきたい。まずは、ここのボス。BJという38歳。貫禄たっぷり。

これは金網越しのBJ。
こっちの角度からは、バッチリ捉えることができた。
体毛も長いし、何より顔の周りの盛り上がった部分に年輪を感じさせられる。物思う風情。

次に、なぜか日本語名が付けられた、ヒロシ。高い木の上にじっと座って、我々を見下ろしていた。

そこそこの年齢にはなっている感じ。決して若くはなさそう。
丸い眼と口元がかわいい。
右手でしっかり樹を掴んでいる。
1200mm望遠レンズの威力を発揮できた。

そして、母と子供。子は金網近くに来て外のリンゴを棒きれを何度も取り替えて取ろうとしていた。苦労して、最後には手元に引き寄せかじりついていた。母は、5~6m後方の茂みから、そっとその様子を見守っていた。

こちらが子供。
棒きれを使って、リンゴを手許に引き寄せようとしている。
やっと、リンゴを食べることができた!
子供を見守るお母さん。
慈愛溢れる表情で子を見守る姿は、崇高な気配に満ちていた。

そして、船着き場正面の広い広場には、親子1組と、若い個体が3頭。親子の子はまだ赤ん坊で、しきりに母親にからんで、一時もじっとしていないやんちゃぶり。それが大変愛らしかった。

とぼけたポーズの赤ん坊。
何か気になるのかそわそわしている。
樹の向こうに行っても、お母さんはしっかり手を握って離さない。
母親にくってかかる赤ん坊。
お母さん、とうとうくたびれたのか、ゴロンと寝転んでしまった。
若いからか、元気にあちこち歩き回っている。
もう1頭に近づいていった。
エサを横取りしようとしてるのかな。
木の枝をくわえて、のっしのっし。
歩く時には、手も使うんだね。
ロープを伝っていくのも上手。

短い間だったけど、たっぷり観察できて満足できた。ここへは路線バスも来ていないようで、個人で来ようと思ったら、現地ツアーに参加するか、車をチャーターするしかないようだ。こういう所はツアーならではかな。

売店で買ったスイカアイス。まあまあ美味しい

クアラルンプールまで、高速道路を走って移動する。

昨夜、ペナンのコンビニで買ったフリーズドライのドラゴンボールチップ。安かったが、なかなか美味しい。この後、あちこちで探したが、同じものは結局見つけられず。しまった、爆買いしておくんだった、と後悔。

高速では、途中、トイレ休憩。売店をのぞくとあれこれ売っていた。

ココナツの実。くりぬいてストローを差して飲めるようにしてくれる。
巨大なエビせんみたいなお菓子を売っていた。
マンゴーをカットしたのを買った。100円ほど。甘いけど、皮に近いところがちょっと硬い。

到着したクアラルンプールのことは別項で。

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