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2024年4月 マレーシア1・クアラルンプール

成田から全日空でクアラルンプールへ。今回もツアー。夕方17時半に出て7時間半、現地時刻で23時51分にクアラルンプール空港に着いた。

エコノミーだけど、ふだん国内で乗ってるLCCより座席間隔は広いし、機内食やアルコールも出してくれて、快適と思うのは貧乏性か。ツアー同行者の中にはビジネスクラス利用の方も結構いた。

入国審査を経て荷物を取りだし、出口で現地ガイドさんと合流。クアラルンプールのイースティンホテルの部屋に入り、明日の支度をして、シャワーを浴びて寝たのは、深夜3時過ぎ。モーニングコールは6時半。ひえー。

数時間寝るだけのためにしては、まあマシなホテルだった。

寝ぼけ眼で、朝食。この後、どのホテルでも同様だったが、さすが多民族国家だけあって、食事も、洋食、中華、インドと様々に並んでいる。

ビュッフェ式だが、取り過ぎないよう、野菜メインで控えめに。
毎朝スイカが並んでいるのは、スイカ大好き人間にとっては嬉しいこと。ただ、あまり甘くない。

ホテルの立っている場所は、ビジネス街みたい。

ホテルの玄関を出ると、右手から朝日。マレーシアは地震がない国で、高層ビルが非常に多い。

今日は、このツアーを選んだ理由のひとつ、高速列車に乗ってペナンまで移動する。その前に、クアラルンプール市内観光。まずは、新王宮。

広大な敷地の中に金色に輝く宮殿が聳えていた。もちろん中には入れない。
馬に乗った衛兵が両側にひとりずつ配備されていた。

次に、国立モスク。宗教施設を国が造るというのは違和感あるが、大半の国民がイスラム教徒だからなあ。モダンな建物だった。

いわゆるずんぐり丸いドームを想像していたら、全然違っていた。
モスクの近くに古い建物。これはかつての中央駅。そして、左奥にまもなく完成する高層ビル。完成すれば、世界で2番目に高いビルとなるそうだ。
今回のツアー参加者は19名。この大型バスでずっと案内してもらった。

さて、クアラルンプールといえば、その昔世界一高かったペトロナスツインタワー。451.9m、88階建て、今でも十分高く見える。ふたつのタワーのうち片方は日本の間組が施工したそうな。まずは、2本をつなぐ廊下のある41階まで。

1996年完成、世界一の高層ビルだったが、2004年、台北101が完成すると世界一の座を明け渡す。
連絡橋は2階建てになっていて、下は観光客、上はビル入居者専用となっている。

さあ、最上部まで上がる。一度、小さなエレベーターに乗り換えて。

真下にある公園には、動きのある噴水があった。
もう1本のタワーを真ん中に、左手には完成間近のムルデカ118、右にクアラルンプールタワー。

列車に乗る前に、ランチタイム。地元の人たちに人気のレストランCAPITOL CAFEへ。

定番料理、ナシレマッ。ココナツミルクで炊いたご飯に鶏の唐揚げをトッピング。付け合わせに、ゆで卵、キュウリ。鶏はサンバルという辛い調味料をつけて。これがめっちゃ辛い。ご飯は甘い香りがして美味しい。落花生や小魚唐揚げと混ぜていただく。下にはバナナの葉が敷いてある。500円弱とリーズナブル価格。ほとんどの人がこれを食べていたが、中には麺類を食べてる人も。

ツアーにしては上々なランチだった。これはこの先の料理も期待できるかも。早めに中央駅へ着いて、広い構内のスーパーなどで買い物。

大きなスーパーには、様々なフルーツも並んでいた。土産用にナッツや紅茶などを購入。
駅構内の案内表示には、なんと日本語も書かれていて驚いた。

出発時刻が近づくと、長いエスカレーターを下って、ホームへ。

我々の指定席は先頭車両だった。この鉄道は日本ではなく、韓国、中国が手がけたようだ。
Electric Train Service、ETS。AからFまで、6両編成。

座席はほとんど埋まっていた。

終点バタワーズまで途中、10近くの駅に停車した。その都度、乗り降りする客がいた。
発車したら、キオスクで買ってきたギネスをプッシュー。
出発したと思ったら、すぐに停車。先ほど見た古い中央駅だった。駅としては現役で機能中。

中ほどのC号車には食堂車があるそうなので、行ってみた。

こりゃ、食堂車ではないな。座席は窓際に4席のみ。コーヒーはインスタントだ。ビールはない。

バタワースまでは約4時間。車窓はずっと変わらない。延々とアブラヤシ畑が続く。

駅近く以外は、ずっとこういう景色。アブラヤシの実は小さく、食べる訳ではなく、油を絞る。
車内のトイレ。公衆トイレも同様だが、左に水が出るホースがあって、こちらの人は上手に使うらしい。旅行者が慣れずに使おうとすると、体も部屋もびしょびしょになる恐れがある。

やがて車窓に工場や町並みが現れ、終点バタワースに到着。線路はタイ国境まで続いているが、入線したホームは行き止まりの駅だった。

多くの列車は、ここから近郊をつなぐか、首都クアラルンプールまで走っている。
時刻表を見れば、クアラルンプール行きは1時間に1本。あとは近郊行き。

バタワース駅からは、我々を下ろした後、高速道路を走って、あらかじめ先行していたバスに乗って、今日の宿泊地ペナンへ向かったが、それは別項で。
ペナンと翌日に訪れたブキットメラは飛ばして、3日目の夜に再び戻ったクアラルンプール。この日の夕食は、スチームボート、すなわちマレーシア風水炊き鍋。

IWATANIのカセットコンロにセットされた鍋に、野菜や肉、魚などをてんこ盛りにして、炊いていく。出汁はチキンスープ。前菜が何か出るのかと思ったら、何もなし。いきなり鍋が始まった。
豚肉や魚の切り身、レンコン、青菜など入っている。辛味は一切ない。スープは穏やかな味で悪くないけど、ずっとこのままだから飽きてくる。

円卓を囲んでいるが、さすがにこの鍋から銘々が手元の小鉢に取っていくのは難しい、と思っていたら、取り分けてくれた。かなりアバウトに。具材が均等に入っているとはとても思えない。1回戦が終わると、違う具材を入れて、2回戦。エビなどが加わった。そして、〆はビーフンをたっぷり。そこに生卵をたくさん割って投入。

取り分け方が雑だから、かき混ぜた卵は鍋の底の方にかたまって、小鉢には入ってこず。

結局、デザートもなしで、鍋だけの夕食だった。このあたりから、このツアーの食事のお粗末さが目につくようになってきた。
食後は、市内中心部で夜景観賞。前日に昇ったツインタワーを外から仰ぎ見る。

これはさすがに眺める価値はあるなあ。
すぐ近くの陸橋はイルミネーションの色が変わっていく。
金色に輝いたり。
陸橋を渡るのは、ちょっとSFチックな感じ。
隙間からツインタワーの頭が見えた。

で、今夜のホテルは中心近くのROYAL CHULAN。割といいホテル。が、滞在時間は短い。すぐ近くに大きなショッピングセンターもあるのだが、22時で営業終了のため間に合わず。朝も8時半に出発だあ。

部屋もゆったりしていた。
ホテルの廊下も広々していて、心地よい。
朝食はインド系を混ぜてみた。デザートにはスイカもあった。
ホテルの部屋の窓からの眺め。すぐそこにショッピングモールがあるのにもどかしい。


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