2019年7月16～18日 大日岳
7月17日の朝、宿泊した雷鳥荘の前から見た奥大日岳。
7月16日、富山から富山電鉄で立山駅へ、そこからケーブルカーに乗り換えて美女平を目指す。
美女平からのバスが室堂ターミナルに着くと、曇ってはいたが、立山連峰の雄山の山頂は見ることが出来た。
みくりが池の周囲にはまだ雪がたっぷり残っていた。この後、すぐに雨が降り始めた。
雷鳥荘は山小屋とは思えない宿。地獄谷を見下ろす展望風呂には常時掛け流しの温泉が流れている。滞在中、3回も浸かってしまった。
風呂上がりに雷鳥荘のテラスで1杯700円の生ビールジョッキを傾けていたら、立山連峰の雲がどこかへ消えて、素晴らしい夏空が広がった。雄山から大汝山、富士ノ折立と立山のすべてのピークがドカンと顔見せ。感動。
雷鳥荘の夕食。山小屋のメニューじゃないよね。陶板焼きは魚のエスニック風。赤ワインを呑みながら美味しくいただいた。
談話室においてあった、20年前の雄山の上に立つ峰本社建て替えの時の記録写真。ヘリでの荷揚げも当然行われた。夏の間、ご祈祷をしてくれる宮司さんが駐在するが、一説によるとヘリコプターで通勤してるとか。
夜行組と合流する前に、雷鳥荘からミドリガ池まで散歩した。畔には黄色いヤマガラシが咲いていた。
夜行組と合流し、いよいよ出発。雷鳥平を経て、称名川を渡り、新室堂乗越へと登る。いきなり雪渓が現れた。よく踏み固められているので、アイゼンは必要なかった。
新室堂乗越から先はこんな感じの尾根筋歩き。高山植物もあれこれ咲いていて楽しい道のり。
室堂乗越の大休憩時に昼ご飯。雷鳥荘で1100円の弁当を頼んだが、美味しかった。
すっかり夏毛に生え替わった雷鳥。その視線の先には数羽の可愛い雛がいる。
振り返ると、雲の隙間から劒岳が見えた。なかなか姿を見せないことで知られる劒岳らしい現れ方。少しでも見えて嬉しかった。
この雪渓を越すと、やがて奥大日岳の山頂。
標高2606ｍ、奥大日岳山頂。雲がなければ、もっと大パノラマを楽しめたのだが。贅沢は言うまい。雨が降ってないだけでもありがたい。
ヘリコプターが奥大日岳山頂間近まで飛んできた。
やっと大日小屋の赤い屋根が見えた。
大日小屋の前から見た大日岳。
小屋から雪渓の上を歩き、25分で大日岳山頂。ちんまりした山頂だった。
大日小屋の夕食。山の上でグラタンが出てくるとは思わなかった。若いスタッフががんばっている。
オーナー手造りのギターを若いスタッフが弾いてくれた。クラシックのバラードを1曲、もう1曲はエリック・クラプトンのChange the world。その後、もう一人小さなボンゴを持った男の子が出て来て、生活の柄を歌ってくれた。
7月18日、5時過ぎ。赤く染まった朝焼け空の下に、劒岳の雄姿が見えた。またまた感動。
大日小屋からきつい下り坂を下りに下って、ようやく大日平に出た。
大日平小屋で、ちゃんと豆を挽いて淹れてくれたコーヒーをいただいた。1杯600円。美味しかった。
大日平小屋の裏から、不動滝を眺める。深い谷間の光景は迫力満点。
登山口へ到着。この下の駐車場からバスは出るが、上にある展望台へ称名滝を見に行った。
落差日本一、称名滝。水量も多くて見応え十分。滝壺近くの水しぶきが凄まじい。
富山駅前の「廻転とやま鮨」。富山湾スペシャル980円。ホタルイカ沖漬け、白エビ、ズワイガニ。酒は茜加屋(のうかや)が旨かった。
駅前ビル地下の「ちょい呑みあらさん」。県内の日本酒がずらり。ここで素晴らしい老人と出会えた。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？