2019年5月21~23日 大台ヶ原(1695m)~大杉谷

画像1 大台ヶ原、大蛇嵓(だいじゃぐら)。絶壁の上にまるで蛇の頭のような岩が突き出していて、先端から大パノラマが楽しめる。正面は大峰山系の山々。
画像2 大台ヶ原の心・湯治館。山小屋と言うより、山の旅館といった感じの宿。大部屋もあるが、個室を利用するお客さんが多いようだった。お風呂もある。
画像3 セイタカスギゴケの間から顔を出していたのは、ヒメミヤマスミレ。なぜか苔が生えている部分の地面に近いあたりに咲いている花が多かった。
画像4 東大台周遊コースの真ん中を突っ切る中道。その中ほどの沢の出合にバイケイソウの群落があった。
画像5 セイタカスギゴケ。大台ヶ原で一番多く見かけた苔。ひょろひょろと伸びた茶色いものは、蒴(サク)と呼ばれる胞子嚢。
画像6 大きく開けた笹原、牛石ヶ原に突然現れる巨大な像は、神武天皇像。駐車場近くにある大台教会を開いた古川嵩という人が昭和3年に造ったという。
画像7 ツクシシャクナゲ。紀伊半島から四国、九州に分布する。もう1週間もすれば、全山、シャクナゲの花で埋め尽くされるだろう。
画像8 シャクナゲの蕾。まるで上等な和菓子のような色合いで、思わず見惚れてしまった。
画像9 トサノミツバツツジ。紀伊半島、岐阜、滋賀、四国全域に分布。雄蘂が10本あるのが特徴。
画像10 心・湯治館の夕食。アマゴの塩焼き、野生の猪鍋など山の幸盛り沢山。酒は地酒、猩々。
画像11 19時前、西の山へ日が沈んでいった。この後、暗くなってからの全天一面の星空は見事だった。
画像12 22日も快晴。雲はまるで秋の雲みたいだった。20日まで1週間雨が降り続いたとは思えないほどの上天気。
画像13 説明書きが何もなかったが、牛石ヶ原の地名の由来、牛石ではないかと皆で話していた。
画像14 大台ヶ原の正木ヶ原は昔は鬱蒼とした森林地帯だったが、伊勢湾台風で樹が倒され、今のような笹原になってしまったという。まるでトドワラのような風景。
画像15 日出ヶ岳の展望台からは熊野灘から志摩半島が見える。この日は霞んでいたが、大気が澄んでいれば富士山まで見えるという。
画像16 日出ヶ岳への木製階段の下に、ワチガイソウがひっそりと咲いていた。
画像17 大台ヶ原までドライブで来た人は東大台コースならばスニーカーで十分に歩けるが、大杉谷へは登山の支度がないと立ち入るべきではない。
画像18 水量たっぷりの堂倉滝。ここまではシャクナゲの茂る道をひたすら下り続けてくる。
画像19 渓谷沿いの登山道は、崖を削って作られた部分も多く、鎖が付いた箇所も数多い。
画像20 登山道脇を流れ下る宮川は、この世のものとは思えぬほど美しいブルーを見せ続けてくれる。
画像21 今年初めてのギンリョウソウを見つけた。手前に一株だけあったのに気づいたら、その先にこの株があった。
画像22 ここが10年間通行止めになった崩壊地。大岩の隙間に、岩を砕いて敷き詰め、登山道を造ってあった。
画像23 オオダイガハラサンショウウオ。絶滅危惧種に指定されている。
画像24 七ツ釜滝の最上部。それにしても水量が多いこと。水の国、紀伊半島ならでは。
画像25 2日目の宿は、桃の木山の家。10年間大杉谷が立入禁止時代は閉館していた。大きな小屋で最大400~500名は宿泊できる。
画像26 この小屋の名物は豚カツ。今夜はカレーライスとのセットだった。カレーは1回だけお代わりできた。地酒は東獅子。
画像27 最終日、いくつもの吊り橋を渡りながら、大杉谷を下った。平等嵓を過ぎて間もなくの吊り橋。
画像28 シシ淵を過ぎてしばらく登ったあたりの名もない滝。これでも十分見応えがあった。こんな岩肌に植物が生えているのにも驚く。
画像29 ゴール手前、まるでコンクリートで堰堤を固めたかのように見える大日嵓。もちろん天然の岸壁。間もなく大杉谷ともお別れ。名残惜しい。
画像30 中部電力の発電所。大杉谷へ入ってからはずっと携帯の圏外だったが、ここまで来ればソフトバンクだけ圏内になった。

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