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阿部大輔のトリセツ

多くの方がご存知かと思いますが、私の夫は同じ畑のギタリスト阿部大輔くんです。マンハッタンのど真ん中にある『Michiko Studio』というリハーサルスタジオで出会いました。あれから何年経ったことか。ここ10年くらいは毎日毎日ずーっと一緒。仕事も(全てではありませんが)生活も共に暮らしています。よく友人から「よく旦那とずーっと一緒にいられるね」と言われます。そうだよね、みんな旦那さんが普通に働いていたら一日中一緒にいる時間なんて週末くらいしかないもんね。

 一緒にいるからこそ、いろいろ知っていると思います。これからこの変わり者の彼と関わっていく人のお役に立てればと『阿部大輔の取り扱い説明書』を作ってみようと思いました。

 その1 『扉を開いたら覚悟する』

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 一番危険なのがこれ。写真は情報を収集している大輔くん。見て下さい、この笑顔。日々の話題はこうやって収集しています。静かなところで見ればいいのに、わざわざ子供たちがキャーキャー遊んでいるところで、「ちょっと聞こえないから静かにして」という不思議な人。一人ぼっちよりみんながいるところで一人で何かするのが好きなちょっと迷惑な人。もちろん誰もそんな人に静かにしろって言われたって言うことを聞くわけはありませんが。

この人の『旬な話』という扉をノックしてちょっと質問しようものなら、覚悟を決めたほうが良いでしょう。相手が誰であろうと、扉を急に全開に開けてノンストップでマシンガントークが炸裂する恐れがあるので、興味がない人はその扉を開けないで見なかったことにしたほうが良いと思います。

そんな人を伴侶として選んでしまった私は必然的に彼の格好の餌食に。私には扉も何も存在しません。たまに「…聞きたい?』と恐怖の誘いをするくらい気を使うようにはなったのですが、かわいそうだから「…うん」と言ったら最後。最近はマシンガントークを浴びながら「今晩のおかずはなににしよう?」と考えていることも少なくありません。今日なんて夕食の時にマシンガントークが炸裂し、味噌汁を飲み干そうとしていた息子が最後まで飲み干せずに机にうつ伏せにまさかの寝落ち!あの単調な喋り方が念仏のように聞こえていたのでしょうか。

ある時、いつものように私相手にずっと話し続けてくるので、試しに相槌をせずに黙っていたら、いつこの人は気づくのかということを密かに実験をしてみた結果、全く気づかず。こっちがそれに耐えられなくって自己申告するまで気付かないという強者でした。ちなみに上の写真はおやつの時間に撮ったもの。今も(夜10時半)全く同じ場所で同じ人が話している動画を見ています。おそるべし大輔。

 その2 『メガネを取っているのはコンタクトにしたからではない』

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 彼を数年知っている人はご存知だと思うのですが、大輔くんのトレードマークは『メガネ』でした。あれ?そういえば最近メガネしてなくない?そうなんです。メガネやめたんです。でもコンタクトもしていない裸眼!手術をして直したとかでもなんでもなくって、ただメガネをとったのです。しかももう2年も。理由は目を良くしたいから。ある時、新曲をやっていてよく間違える大輔くん。譜面が読めないだと。メガネしてないからじゃー!!とツッコミを入れる私。多方面にご迷惑をおかけしています。この他にも裸足健康法、食事のオーガニック思考など彼の研究は多岐にわたります。写真はやめとけと忠告したのにも関わらず、炎天下の中、オーブンの天板のようになった道路を裸足でランニングして火傷を負った足。言葉を失います。

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