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黙祷

2024.03.11 185
毎日note。

あれから13年。
未曾有の震災から13年が経ち、あれからまだ完全に復興出来たとは言えない。
関東地方に住んでいる俺なんかよりも、よっぽど辛い目にあった人もいる。
大変な思いをした人もいる。
心に傷をおった人もいる。

あの日。
会社で大きな揺れを感じ、役員たちの誘導されるまま外へと出ていった。
2度目の地震もそうだった。
言いようのない恐怖を味わった。
忙しい時期だったが、なるべく早く帰れ、残業はするなという指示の元、家へ急ぐが帰宅難民の群れは原付でも通り抜けていくのは大変で、倍の1時間半くらいかかって帰宅。
家の被害状況を確認。
我が家では金魚の水槽がこぼれてしまい、金魚が死んでしまったくらい。
子どもたちと一緒に庭に埋めたあと、近所のマンションに住む両親の元へ。
家具は倒れ、食器棚は倒れ、佇んでいる母親を励まし、片付けを手伝った。
22時を回ろうかと言う時に、父親から勤務先まで迎えにこれないかとの打診。
赤羽まで出てこれたから頼むというので、向かったものの、車は途中から全く動かず。
都内に入れないまま深夜1時を過ぎた頃、父親から入電。
高速鉄道が動き始めたので埼スタまで来れたから、そっちに回って欲しいとのこと。
何とかUターンできる道を探し当て、父親をピックアップする。

あの日のことを思い出すと、深夜の動かない道を思い出す。
その後の不安な日々も、今思い出すと胸に来るものがある。
ACの広告は、もう観たくない•••。

この先もこんな大変な思いを自分の子どもたち、その後の子孫にはさせたくない。

寝る前にもう一度黙祷をして、祈りを捧げたいと思う。