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今中慎二

2023.12.02 084
毎日note、今日はプロ野球のお話を。
プロ野球を観はじめて、40年くらいは経過しているとは思う。
主に巨人戦中心だったので、セ・リーグに知識は偏っていることは否めない。
その中で、最高のサウスポーは誰か?というのを考えた時に、真っ先に浮かぶのは中日ドラゴンズの今中慎二投手である。
実働は12年間と高卒投手としては少し短い選手生活ではあったが、全盛期の時に登板されると負けを覚悟するくらいのピッチャーだった。
なんせ緩急が凄い。
90km/hのスローカーブに150km/h近くに迫るキレのあるストレート。
さらにはフォークボールまであったのだから、それはもう嫌らしいピッチャーだった。
ジャイアンツ目線で申し訳ないが、斎藤投手や桑田投手と投げ合わないでくれ!と心底思ったもんだ。
飄々と涼しい顔でマウンドに立ち続けるその姿は、自分にとっての最高の悪役でもあり、ラスボス感が漂っていた。

そして、あの「10.8」の時に先発今中の名前が見えた途端、マジか!勘弁して!と思ったもんだ。
あの試合は、テレビの前でかじりついて観た俺の中のベストバウトだと思う。
(次点は2023年WBC準決勝メキシコ戦)
ジャイアンツが槙原→斎藤→桑田の三本柱を並べて起用した点もしびれたし、負けたくないの一心で出た立浪のヘッドスライディング後肩脱臼という試合としても見どころ満載でもあった。
あんなにテレビの前で一喜一憂した試合はないだろうな。

本当にいい投手でした。
敵ながら、大好きでした。