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シナリオライター(修行中)/パン好き/back number好き/あいみょん好き/BT…

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シナリオライター(修行中)/パン好き/back number好き/あいみょん好き/BTS好き/BE:FIRST好き/九州大好き東京人

最近の記事

だいぶご無沙汰していたけれど、note再開しようかしらん

だいぶご無沙汰していたけれど、note再開しようかしらん

    知らない人んち(第2話)応募

    ※これはテレビ東京のコンテストへの応募投稿です。 知らない人んち(仮) 第2話 ストーリー案 【設定】 アク・ジェミ・キャンは人の不都合な記憶を消す組織に属している。 (3人は人間ではなく、いつまでも歳をとらない) 暗室には、記憶の消した部分に関する物が保管されている。 きいろは孤児院で育った。家族は事故で亡くなった、と思っている。 しかし、本当は小さい頃に家族ごと事件に巻き込まれ、きいろだけが逃げて生き残った。 その際、きいろは小さい頃の記憶をアクたちの組織に全て消さ

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    疲れた時ほど、うどんが沁みる

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    新ドラマ「#知らない人んち泊まってみた」(仮)第1話シナリオ

    〇和室  コンコンとノックされ、襖が開く。  きいろ、急いで子供が描いたような家族の絵を座椅子の下に隠し、襖の方に顔を向ける。  ジェミ、襖から顔をのぞかせ、きいろに笑いかける。 ジェミ「きいろさん、ちょっといいですか?」 きいろ「はい、もちろん!」  ジェミ、部屋に入ってきて、きいろの隣に座り、持ってきたアルバムを机に載せる。 きいろ「これ何ですか?」  ジェミ、アルバムを開いて写真をきいろに見せる。  アルバムには星空の写真ばかり。 ジェミ「私が撮った写真なの」 きいろ「

    新ドラマ「#知らない人んち泊まってみた」(仮)第1話シナリオ

    もしもその手に触れたなら

    君と私はただの友達。 何でも話せる友達だ。 何でも話される友達だ。 「今朝、彼女が弁当作ってくれたんだ」 そんな太陽みたいな笑顔向けるなよ。 隣で食べてた菓子パンが、 一瞬にして無味になる。 君が話せば話すほど、 私の話は薄くなる。 それでも近くにいられれば、 それでも良いと思ってた。 地元に戻ると知ったのは、 君の彼女が泣いてたから。 君から聞ければ良かったのに。 空港の出発ロビーで君を待つ。 足が勝手に震えだす。 君はいつもと変わらない。 口から出るのはバカ話。

    もしもその手に触れたなら

    無敵のスリッパ

    この街は戦場だ。 都会にあるこの街では仕事が始まる前から闘いが始まる。 そう、それは満員電車。 駅のホームに到着した時点で明らかに定員オーバーの車内。 社会人デビュー初戦。 飛んで火にいる夏の虫の如く、私も負けじと参戦だ。 あっっ! 無理やり乗り込もうとして引っかかった足から脱げる右足のパンプス。 ホームと車両の隙間に吸い込まれるように落ちてゆく。 しまった!このパンプスちょっと緩いんだった。 無情に閉まる電車のドア。 私は片足だけ裸足のまま電車に乗り込んでしまった。 こんな

    無敵のスリッパ

    会いたい景色

    あの頃は、毎日見ていた桜島。 穏やかな群青色の海にそびえる堂々たる山肌。 一番の中心地からも望める凛々しい山頂。 外に出れば、窓を開ければ、顔を上げれば、 楽しい時も、嬉しい時も、悔しい時も、悲しい時も、 いつも当たり前に、そこに存在していたあの山。 もう何年、あの山に会っていないのだろうか。 都会の高層ビル街を歩きながら、ふと顔をあげる。 ビルの間から見えるのは、ひたすらに続く他のビルの連続と狭い空。 気が付けば、航空券を予約していた。 意気揚々と窓側席から外を眺める――

    会いたい景色