捨てる 買うの繰り返し

断捨離という言葉も、ミニマリストという言葉も似合わないが、とにかく物質からの解放というか、捨てたがる時期が定期的にやってくる。毎月何かしらの粗大ごみを捨てている気がする。そしてまたその分それなりの体積の何かを迎え入れている様な気もする。

社会人になり、20代~30代前半あたりまでは、若者気分も抜けず、それなりにファッションのアンテナもビンビンに張っていたからか、大して履きもしないスニーカーを買ってみたり、展示会の魔力に惑わされ、大してそでを通しもしない服をオーダーしては、クローゼットの肥やしとなり、まだメルカリもなく、ヤフオクも面倒だった時は、限界を迎えるとラグタグの様な買取店に二束三文で売り飛ばしてみたりしていた。多分、10年以上前からある服はもう今クローゼットの中に存在していないと思う。

それがメルカリなどの普及に伴い、手離すことへの抵抗が薄まったこと、若かりし頃と比較した場合相対的にお洒落に対しての熱が覚めてきた(というのか、ある程度定まってきたのか)事も相まって、とにかく色んなものを処分する習慣が付いてきた様な気がする。

まぁ、色々書いたけど結局使わないと思った、気づいた瞬間そのモノに対しての愛情が消え去る、みたいな至極シンプルな話。

っていう事を下書きに貯めたまま、三連休最終日の最終盤、日も暮れかけた16時過ぎにふと思い立って、車で1時間程度の場所にあるアウトレットモールに久々に行こうと思い立った。最近車も動かしてなかったし、連休も自宅近辺とジムしか動き回ってなかったし、最終日のこの時間ならもう人も少ないだろう、と思い立ち。

この目論見は家を出て15分で渋滞に巻き込まれることになり、脆くも崩れ去るわけですが、それでもアウトレットモール周辺エリアまでたどり着けば、結果として狙い通りで人混みもそれなりに散らばり、買い物しやすい状況に。

アウトレットモールにはそもそも年に1回程度、消耗品の補充程度に足を運ぶ程度で、それぞれの記憶がそもそもあやふやですが、それにしてもこんなに安かったっけ、というかこれで果たして利益出てるんでしたっけみたいな価格でひたすら投げ売りされている商品を目の前にすると、少しめまいを覚えるわけです。そもそも最近は物価も高くなってきている状況なので、割引率の大きさも相まってこりゃあ人は集まるわ、という感じ。それでも個人的に目にするSNSの人たちはまだまだ高い、買う気にならん、10年前は・・・・吐き捨てる方が割といらっしゃる。もう令和よ、そこのオッサン。

というわけで散歩用というか、ジョギング用のNIKE FREE RUN2018と、NIKEと言えば(他のブランドは作ってるかもしれないけど)インナー付ショーツ、ドライフィットのTシャツを購入して何かしらの割引が更に乗って9000円弱とかいう割と破格に思える価格で購入。インナー付ショーツ、1回使うともう病みつき。これが3000円しないとかもう神。

多分1年ぐらいガンガン使い倒してテロテロになって捨てて、また補充しに行く、みたいな感じになると思う。40年近く生きてきて、色々無駄にモノを買い溜めていた時期もあったけど、今の気分としてはこういう感じがいい。溜め込むことへの嫌悪感が産まれた事には1つまた違う強い理由というか、出来事があるけどそれは一旦割愛

使い切れないものは持たない。そうすると部屋も片付く。部屋の中での行方不明も減る。良い事しかない。次に捨てるものは何だ。




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