元ステマレビュアーが教える、Amazonや楽天で偽レビューを見抜く方法

最近、Amazonや楽天といった通販サイトで問題になっている、やらせレビューの見分け方と、ステマレビュワーの正体を実体験からまとめてみました。通販サイトで良いお買い物をしたい人には参考になるかも!?

1.レビュー評価の分布

やらせレビューを見分けるポイントのひとつは、レビュー評価の分布傾向です。一般的な商品のレビュー評価だと、☆5から☆1に向かって綺麗な斜め線となる三角形型の分布図となったり、3や4などの評価を頂点に山形の緩やかなカーブとなる分布図になるのが普通ですが、悪質なやらせレビュー込みの場合、☆5と☆1が異常に多い逆カーブ型の分布図になります。

2.最近のレビュー傾向の変化

基本的に悪質な出品者は、出品初期にやらせレビューを大量募集するので、初期に投稿されたレビューはほとんど☆5ですが、一定期間がたつと、普通に商品を購入した人のレビュー投稿が相次いで、急に悪評ばかりが目立つようになっていきます。そのため、最近の投稿ほど急に悪評ばかり目立つものは避けたほうが無難です。

3.そもそものメーカーと出品ジャンル

基本的に悪質な出品者は中国製の製品で荒稼ぎしているので、メーカーや出品者情報が外国のものは少々警戒度が上がります。また、中国製の商品ということもあり、やらせレビューは小型家電や雑貨などのジャンルでの出品が多いです。さらに、商品の検索結果でほとんど同じようなデザインの類似商品が山ほど並んでいる商品は、やらせレビュー対象の商品である確率がとても高いです。

4.レビューや商品説明の日本語と評価内容

最近は少なくなりましたが、基本的に悪質なやらせレビューを使って荒稼ぎするレビュアーは、中国人といった外国人が、留学生などの外国人コミュニティを中心に活動を進めていたので、商品説明や初期のレビューを見ると中身の日本語に違和感があったり、あるいはレビュー内容も使い回しが可能な抽象的で好評価な内容が多かったです。

5.やらせレビュアーの正体とは?

やらせレビュワーの属性は、主婦や学生やニートなどが中心で、少しレアなケースでは、ユーチューバーやブロガーが報酬を貰ってやってます。彼らが小遣い稼ぎ感覚のサンプルレビュワーとして、出品者から実質無料で商品を受け取り、高評価のステマレビューを通販サイトやブログ・SNSで投稿することによってステマレビューが世の中に量産されます。購入代金はAmazonギフト券やPayPalで返金されることが多く、場合によっては追加報酬がでる事もあります。

こうしたレビュー募集の情報は、TwitterやFacebookといったSNSで出ていたり、あるいは購入後の商品タグにそれとなく案内が書いてある事が多いです。また、手に入れた商品は、レビュワーが自分で使ったりメルカリで転売することが多いです。

まとめ

こんな感じで今回は、やらせレビューの正体と見分け方について書いてみました。やらせレビューとはいえ、手法自体はモンドセレクションのように昔からある古典的な権威商法の一種だし、案外当たりである商品の場合も多いので、こうしたレビューに関しては、レビューの分布傾向と☆1評価の理由だけチェックして判断するのが、一番ストレスフリーで現実的な対応だと思います。

作者について

いろいろブログで記事を書いています。今回のnoteも自分のブログを微調整して出しています。ブログには関連の他の記事や情報も書いてあるので、興味のある方はどうぞ!(https://kurikazu.blogspot.com/2019/10/amazon.html)

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