【日記】ぼざろの同人誌を買ってウキウキした話

同人誌って、なんか……………いいよね!

はい、突然語彙力がなくなってしまいましたが、とにもかくにも同人誌は良いものです。普段、デジタルデータとして見ている絵や文章が、紙に印刷されて質量を得るわけですから、たまりませんよね。大好きな作家さんの作品ならなおさらです。

ただ、無事に手に入れられた時点で満足しちゃって、結局読めてない本も多いんですよね。もったいなあと思いますし、最近は同人誌即売会に行く気力もあんまりなくて、なかなか買えていませんでした。

でも、どーーーーーーーーしても欲しい本が現れちゃったんですよね。


というわけで、メロンブックスさんから取り寄せてきました。

もう、表紙を見ているだけでニヤケが止まりそうにないですが、『ぼっち・ざ・ろっく!』のぼっちちゃん・虹夏ちゃんメイン(ぼ虹)の同人誌を買いました。私がどうしても欲しかったのは、左の竹野さんの作品です。

急に話が変わるんですが、私は基本的にどの界隈でも一番人気のCPを好きになることが多いです。
ゆるゆりだとさくひまだし、プロセカだと奏まふ&みずえなだし、水星の魔女だとスレミオだし……
じゃあぼざろの一番人気CPがぼ虹かって言われると、それはおそらく違うと思います。pixivの作品数を見ればだいたい人気の程度は分かるのですが、一番ではなさそうだなと。

そんなミーハーでCP厨な人間がぼ虹を好きになったのは、間違いなく竹野さんの作品の影響です。それ以前から私もぼちぼち作品は残していたんですが、決定的になったのはこの方のおかげだと思っております。
そんな方が同人誌を出して、しかも描き下ろしが入ってますって言われたら買うしかないわけです。喉から手が出るくらいほしいのです。

仕事から帰ってきたら家に届いてまして、ワクワクドキドキしながら読ませていただきました。ここからは単なるネタバレ有感想になります。

Episode1:甘えてほしい

これまでもこれからも、きっと私の中ではオールタイムベストぼ虹。この作品で私は何かが狂ってしまったため、3ヶ月くらいずっとぼ虹のことを考えている気がします。責任をとっていただきたい。

それだけハマったのは、やっぱりぼ虹の良さがここに全て詰まってるからだと思うんですよね。みんなのママ的存在でありながら、自分が甘えるのはそんなに得意じゃない虹夏ちゃんとか、お姉ちゃん属性を発揮できるぼっちちゃんの前だからこそ、本心がポロリするところとか。
解像度の高さにはこだわっているとのことですが、実際、本当にこういう回が原作であったかもしれないなって思わせてくれる力がありますよね。そこがまた素晴らしい。私なんていまだに虹夏ちゃんの一人称すらよく分かってないのに。

いい作品を読むと創作意欲がぶわっと湧き上がるのもいつものことで、私も本格的にぼ虹を書くようになりました。

「アイデアほぼ丸パクリじゃねーか!」って言われたらもう土下座するしかないんですが、ありがたいことにたくさんの方から支持していただいて、なんと竹野さん本人にまで届いてしまったので、熱を形にすることの大切さを改めて感じたのもいい思い出です。

Episode2:寂しい

ここから描き下ろし。
好きなCPの「風邪」と「悪夢」はなんぼあってもいいって、おばあちゃんが言ってました。私も何かしらハマると毎回書いている気がします。

冗談はさておき、ぼっちちゃんCPの素晴らしいところは「どちらかが風邪でお見舞いに行った場合、電車で片道2時間の距離を移動したことになる」ってところですよね。片道2時間の移動なんて、愛以外の何物でもありませんから。竹野さんもそれをよく分かっていらっしゃる。

ぼっちちゃんも虹夏ちゃんも、なかなか自分の本音をはっきりと口にできないタイプだと思うんですよね。苦しい時や追いつめられた時に、コップから水があふれるようにぽろっとあふれる。そしてどちらかがあふれた時、もう片方がちゃんとそれに気づいてくれる。お互いがお互いのヒーローだから。それがぼ虹の良さだと思うのです。

あと、ぼっちちゃんの嗚咽が「えっくえっく」なのかわいい。

Episode3:ゲーム

特殊状況下だとリミッターが外れるぼっちちゃんは絶対にいるという確信があります。それはアニメ8話を見たからそう言えるのですが、それを抜きにしても、ぼっちちゃんってちゃんと主役なんですよ。虹夏ちゃんが誘ってくれた時、こんなチャンスはおそらく二度と来ないと思って一念発起するところも、喜多ちゃんを引き止めたところも、その他諸々。ヤバい状況をひっくり返さなきゃいけない時、ぼっちちゃんはすごく頼りになる。だからかっこいい。

顔のニヤケが止まらなくて、手で覆い隠して俯かないといけなかった虹夏ちゃん、かわいすぎませんか? どんな顔をしていてもかわいい虹夏ちゃんですが、「下北沢の大天使」と呼ばれる彼女が、いかにも人間的な、私欲が満たされてニヤついてしまうその顔が、かわいくないわけがない。

あと、「虹夏ちゃんはいい匂いする」これはもう間違いない。

Episode4:寝れない & Episode5:寝不足

「虹夏ちゃんは寝相が悪い」これだけでもうノーベル賞授与したくなりました、はい。そして最後の押し入れ閉じこもり虹夏ちゃんで国民栄誉賞も
授与します(何様?)。

ぼ虹はどちらからとか関係なく、無自覚攻め攻めアプローチが最高なんですよ。古事記にもそう書いてある。
寝ている際に寝言で「お母さん」って呟くの、カア~~~ッ

Episode5は一瞬でぶっ倒れるぼっちちゃんに笑いました。このスピード感がたまらない。
虹夏ちゃんがぼっちちゃんを抱き上げるシーンを見て、リコリコの「私は君と出会えて嬉しい!」のシーンと重なってテンション上がりました。分からなかったらすみません。

感想書いてる途中で気づきましたが、後半2話は虹夏ちゃんが積極的なのがいいですね。私はついついぼっちちゃんをかっこよくしてしまいがちなのですが、積極的な虹夏ちゃんってこんなにかわいいんだ……!と気づけたのも嬉しい発見でした。

読み終えて

私が竹野さんの作品が好きなのは、おそらく「原作の範疇を安易に飛び出さない」ことと「解像度の高さ」にあるのかな~と思っています。
私は結構、安易にキスとか性行為とかさせちゃう側の人間ですが、その一方で、他の方の作品を読んでいると、違和感を感じてハマれないことが結構多いので。

(まあ、キスとか性行為とかしてる二人が見たくないのかと言われたら大嘘になりますし、なんならぜひ描いてくださいってなっちゃうんですけども)

いやあ、良いぼ虹をたくさん浴びたことだし、私もそろそろ書かねば……
というわけで、小説を書いている途中でつらつらと書いた日記でした。

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