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栗城紡の絵を描いていて思うこと(12月~1月)

どうも。
最近描いた絵の中の試行錯誤、成功や失敗、考えたことなどを書きました。

【ニーゴ×スタァライト】贖罪のレヴュー・宵崎奏


「――ごめんなさい」 華奢で小柄、その見た目からは想像もつかない身のこなしでスタァの道を駆け上がる彼女は、レヴューが終わると決まって、武器を置いて跪くという。 彼女がトップスタァを目指す――それは、同じ志を持つ舞台少女を蹴落とすことを意味していた。 それでも彼女は上を目指す。 全ては、頂点に君臨する、あの少女を救うため。

『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』に登場するユニット「25時、ナイトコードで。」のキャラクター4人が、もし『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の世界にいたら……というパロディ作品。
奏を含めて4人いるのでもちろん全員描く予定ですよ!
……応援してください(笑)

さて。奏ちゃんが着ているこの衣装、スタァライトに詳しい人が見ると「あれ?」となると思います。その違和感は間違っていません。
手前に置かれている短剣や、衣装のカラーリングは神楽ひかりと同じ。なのに、スカートの部分は愛城華恋の衣装になっています。
これ、最初はスカートもひかりちゃんと同じものにする予定だったんですよ。ただ、どうしても上手く描けなくて、「だったらいっそのこと変えちゃうか!」つってスカートだけ華恋と同じデザインにしました。こういうことをするから画力が上がらないんですが、オリジナル衣装感は出たので結果オーライかな、と思います。
あと、ひかりのキーアイテムである白くまさんのポシェット(?)は外しています。代わりに何か書いても良かったなあ、と今さらながら思います。

個人的にこだわったのはライティング。
光が上から降り注ぐ中、奏は俯いているので顔が影になっています。上から光を当てることで、全体的に神秘的な雰囲気を出す狙いがあります。
実は、ニーゴ×スタァライトシリーズは、予め全てのキャラのライティングを決めています。光には様々な当て方があり、それによって人物の印象を変えることができると学び、その検証も兼ねています。

個人的に気に入っているのは、マントっぽい部分の陰影。
濃い影と薄い影を重ねたことでちょっとプロっぽさが出ていてお気に入りです。ボタン部分の光もいいアクセントになっているんじゃないでしょうか。

難しかったのは手。
基本的に手は苦手なんですが、そんな私が両手を組み合わせたポーズを上手く描けるはずもなく……
女の子は手が命と言いますが、太いんだか細いんだかよく分からない手になってしまったと思います。

本当はフォントも原作と全く同じにしたかったんですが、モリサワのフォントサブスクは個人で手を出すのはなかなか厳しいお値段でして……無念。
ぱっと見似たようなフォントで代用しています。

以下、次に持ち越した課題。

  • 線画をもう少し細くする

  • 光・影を描き込む際に最低でも3種類はレイヤーを使い分けをする

  • ぼかしを使ってみる

私のヒーロー


ぼっちちゃんを見つめる虹夏ちゃん

私は自分の絵柄というものをよく知りません。多分何かしらあると思うのですが、なかなか自分では気づけないもの。「栗城さんの絵はすぐ分かる!」という方がいましたら、むしろどこで分かるのか教えていただきたいです。

それはともかく、この絵は『ぼっち・ざ・ろっく!』のワンシーンを描いたもの。作中でも特に好きなキャラ・伊地知虹夏ちゃんがぼっちちゃんを見つめている一コマを描いています。わりと気に入っている一作。

アニメ第5話の演奏シーンを参考にしながら描いたので、アニメの絵柄にだいぶ似せることができたのではないでしょうか。ガウスぼかしも使ってみたのですが、果たして手前にあるのがぼっちちゃんのジャージ(とギター)であることがちゃんと伝わるかしら、と内心不安だったのをよく覚えています(笑)

難しかった点は二つ。
まず、虹夏ちゃんの髪の毛の光と影ですね。何回塗っても納得できる色にならず、どうしたものかと悩みました。ところが、レイヤーの透明度を下げることであっさり解決。こんな初歩的なことを忘れていたとは……
まあ結局、髪の毛の全体的な描き込みを納得いくものにすることはできなかったんですけどね。この悩みは次の絵でも引きずることになります。

次に手こずったのは背景。
後ろのフェンス(Vネットフェンス)を表現するのにパターンの変形を利用したわけですが、変形にXYZ軸回転が存在しないことが発覚し、どうすれば綺麗に変形できるか分からず苦戦することに。最終的に、自由変形を縦と横の複数回に分けて行うことで解決しました。だいぶ悩みましたが、その分違和感のない背景を作ることができたと思います。

次へ持ち越した課題は以下の通り。

  • 線画をもっと細くする

  • 修正段階で3Dモデルを使用してみる

  • 影の境界はハッキリ、光の境界はなめらかに描く

進めば二つ


スレッタとミオリネ

こちらは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』より、スレッタとミオリネを描きました。彼女が進んだ結果手に入れたものを、第1クール最終話を見た上で描いています。前の絵で使わなかったパーリンノイズも復活させています。

実はもともと、スレッタの手のひらとトマトのみを描く予定でした。ただ、それだけだとちょっと味気ないし、血まみれミオリネも描きたいしということで、妄想が膨らんだ結果こんな感じに。二人とも描けたので満足です。スレッタは腕だけですが。

実際にアニメの画像を見ながら描いたわけですが、描いていて特に驚いたのは、ミオリネの首が意外と太いこと。普通、首が太いと美女らしさがなくなっちゃうはずなんですが、ミオリネは健康的な首の太さでありつつもしっかり美人。これはすごいなと。

前回、前々回の絵からさらに線を細くしましたが、これはちょっとやりすぎ感がありました。色塗りにはみ出さないペンを使っているのですが、線が細すぎてはみ出しちゃってましたからね。次回はもう少し太くする予定。やっと自分にとってちょうどいい線の太さが見つかりそうです。

今回も相変わらず髪の毛に苦戦しています。リムライトとかグラデーションとかいろいろ入れてみたんですが、結局は光と影の境界を曖昧にする今の描き方が気に入らない疑惑が出てきました。次回はもっとはっきり描きたいですね。
また、ミオリネの表情はわりとよく描けたんですが、全体を見た時にあまり目立っていないのも惜しいところ。これはおそらく描き込み不足が原因ですね。特に目は赤みを足すとかもうちょっとできることがあった気がします。

背景も微妙なんですよね。いわゆる太陽柱っぽいエフェクトを入れることでスレッタの神々しい感じ(人ならざる者感)を表現したかったんですが、果たしてこれで良かったのか……と悩む羽目に。

次へ持ち越した課題は以下の通り。

  • 稜線の意識

  • 影をぼんやりさせない

  • 表情の描き込み

というわけで、12月から1月に描いた絵の振り返りでした。またいつかお会いしましょう。

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