大宮 1-1 (0-0/1-1) 水戸 得点者:大前

下部組織出身、大宮の至宝、大山啓輔がキックオフからキャプテンマークを巻いた中いかがお過ごしでしょうか。こちらは5試合で勝ち点5と、昨年同様スタートダッシュに失敗しております。

両チームのスカッド

はい、今節のスタメンです。前節からの変更は、菊地→河本、三門→石川、渡部→奥井、嶋田→茨田の4箇所です。ベンチには奥抜とシモヴィッチが今シーズン初めて入りました。

後半は60分に大前、63分に奥抜、75分にシモヴィッチをそれぞれバブンスキー、茨田、フアンマに替えて投入しました。

シモヴィッチを投入した際に以下のように4-4-2にフォーメーションを変更しました。

水戸ホーリーホックのスタメンです。契約上の理由で出れない黒川と清水に替えてジョーと村田が入りました。他はこれまでと同じメンバーでした。

後半は63分に齋藤、75分に浅野、84分に白井をそれぞれジョー、茂木、平野に替えて投入しました。

効いていたサイド攻撃。しかし･･･

今節は山形戦の時ほど相手の守備に苦しめられるシーンはありませんでした。
相手のフォーメーションが4-4-2だった事もありマークのズレを利用してサイドで数的優位を作り、左サイドでは河面、酒井、バブンスキーが、右サイドでは大山、奥井、茨田がトライアングルを形成して多くのチャンスを演出しました。
しかし、演出したは良いもののクロスの質が非常に低くなかなか決定機に繋がりません。ハイライトを見ても分かると思いますが、サイドで多く起点を作っていた割にはクロスからのシュートのシーンは1つもありません。サイドで起点を作って切り込んでシュートという形はありますが。
そして、クロスの質というのは個人の問題であるのでなかなか改善されたりしません。しかし、ないものねだりをしてもしょうがないので今ある材料で解決策を講じましょう。
策としては、｢河面のクロスをあげる回数を増やす｣ことだと思います。
酒井に比べて河面の左足の精度は高いです。河面が攻撃参加をする回数そのものは試合を追うごとに増えつつありますが、クロスをあげる回数はさほど多くありません。河面が良い体勢でクロスをあげる回数を増やすことが大宮の質の高い攻撃を増やすことに繋がるのではないでしょうか。
そのためには、河面の運動量、上がった時に出来るスペースのカバーなどが必要ですが。

4-4-2に変更して出来たこと

75分にシモヴィッチを投入した際に、大宮はフォーメーション4-4-2に変更しました。そしてその5分後、80分に大前が同点ゴールを決めました。あの場面でキッチリ決めるのが大前の真骨頂だと思います。素晴らしいシュートでした。

4-4-2にした75分以降大宮が良くなったことは大きく3つです。

①大前のボールを受ける位置
②石川の攻撃参加
③セカンドボール回収率上昇(主に大山)

①大前は3-4-2-1の時よりも圧倒的に4-4-2にした時の方が輝いていました。
ボランチの裏でボールを受けて、味方に預け、最終的には自分がフィニッシュに絡むという動きが多く出来ていました。
②4-4-2になるとそれまでシャドーがいたところにスペースが出来ます。そこを上手く利用して石川の攻撃参加回数が増えました。結果としては大前のゴールのアシストもしました。
石川は豊富な運動量でのカバーリングも出来ますが、攻撃に絡んでいくのも上手い選手です。石川が高い位置にいると攻撃の幅が大きく広がると思います。
③コレ関してはあまり4-4-2関係ないような気もしますが、大山がとにかくセカンドボールを回収しまくりました。なんででしょうね。マジで変態的でした。

そして、それらもあり試合後ネット上では｢4-4-2に戻した方が良いのでは｣という意見が見受けられました。
まぁそう言いたくなる気持ちも分かります。3-4-2-1にしてからの5試合は1勝2分2敗ですからね。そして4-4-2の方が戦術的な約束事は3-4-2-1よりは簡単ではあります。
しかし、まだ我慢の時だと思います。まだ大宮の3バックは始まったばかりですし、高木監督が無能という訳でもないので信じて応援しましょう。

その上で改めて3-5-2を推していく

琉球戦のnoteにも書きましたが2シャドー1トップという形があまり向いていないんだと思います。
そして私はアンカー制の3-5-2を推奨します。
2トップにすれば大前も活きると思いますし、フアンマが孤立したりする事も無くなっていくと思います。そして石川も高い位置でプレーしやすくなったりと攻撃面で多くの良い事が起こると思います。守備ではアンカー脇を使われないよう気を付けねばなりませんがうちには運動量が豊富な選手が多いので割と大丈夫な気もします。(大丈夫じゃなかったらすいません。)

最後に

今節は決めどこ決めていれば勝てた試合でした。勿体なかったと思います。次節は高木監督凱旋試合ですが、絶対に勝ちたいです。
そう、毎回長々と駄文を書き連ねていますが要するに勝てば良かろうなのです。