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【J2第26節 vs山形 レビュー】個の質でちょっとだけ勝った試合

大宮 3-2(2-1/1-1) 山形 得点者:シモヴィッチ×2、茨田

リベンジ成功!6ポイントゲームを制したぜ!!万歳!!!奥抜は次決めればOK!!!!

両チームのスカッド

〈大宮〉
・フアンマが累積警告により出場停止
・前節からの変更点は3点。菊地⇋河本、奥井⇋吉永、大前⇋奥抜
・河本は第11節千葉戦以来のスタメン入り
・前半の飲水タイム(23:00頃)以降はイッペイが左WBに入った
・59分奥抜⇋バブンスキー、79分シモヴィッチ⇋富山、83分吉永⇋奥井

〈山形〉
・前節終了時点での失点数が18であり、リーグ2位の守備力を誇る
・後半戦に入ってからは1勝3敗と波に乗れていない
・45分三鬼⇋山田、74分南⇋高木、80分バイアーノ⇋大槻

山形の狙い―守備編―

山形は前からプレスを試合開始から強度の高いプレスをかけてきました。基本的には5-2-3の形でした。(下図参照)

前の3枚は、大宮の後ろの選手3枚(時々4枚※あとで説明します)に追い込んで行くような形でプレスをかけていきました。
中盤の2枚は、大宮のビルドアップの中盤の部分である小島と石川をチェックしていました。後ろの5枚はそれぞれマンマークをするような形で守備についていました。

山形の狙い―攻撃編―

山形は大宮のMF-DF間、大宮のWB裏、またはチャンネル(HV-WB間)を狙ったパスを多く出していました。


大宮が前からのハイプレスをかけずにブロックを敷いていたうえに、前線にバイアーノというボールを収められる選手がいるのでとった手法だと思います。

山形の2点目のシーンはWBの柳が抜け出した時に寄せきれずに2vs1の状況で剥がされてしまい、最終ラインの選手達がボールウォッチャーになってしまいました。
その時にCHの選手が帰陣しきることが出来ずにバイタルエリアが大きく空いてしまったため、最終的に山形の南にフリーの状況でシュートを打たれてしまいました。

大宮の狙い―守備編―

先程も述べた通りある程度山形は蹴りこんでくるので、前からのハイプレスでガッツリハメにいくというよりは、前3人のプレッシング隊でコースを限定しつつ、後ろはきっちりブロックを敷くといった形で守備をしていました。(そこまで厳格なリトリート守備をしていたわかでも無いのですが)

それで実際はどうだったのかというと、大宮のWB周辺のスペースはかなり活用されてしまいました。

2失点目はその狙いからやられてしまいました。
WB裏に出されたボールに対して大宮の対応が後手に回ってしまい、中盤の帰陣も間に合わなかったためにバイタルエリアの圧縮が出来ずに、山形の南にフリーの状態で打たせてしまいました。

大宮の狙い―攻撃編―

いつもは石川が1列下がって4-1-5の形でビルドアップをしていくことが多いのですが、今節は3-2-5と4-1-5を使い分けてやっていきました。

一見、後ろの枚数を減らしてただボールを取られるリスクを上げただけのように思えますが、それは少し違います。

確かに3-2-5にする事でボールをとられるリスクは上がってはいるのですが、その分山形の前プレ隊を食いつかせることが出来ます。
前プレ隊(2シャドー&1トップ)が食いつくとその後ろにスペースが出来てしまうので、2人のCHがケアに入ります。
しかし、最終ラインの5枚は大宮の前5枚にピン留めされているため、効果的に圧縮していくことが出来ません。
そうすることで、バイタルエリアを大きく空かせることが出来ます。

詳しくはMexicoさんのブログを読んでいただけるとわかりやすいかと思います。

最後に

またもや投稿が遅れてしまいました。ごめんなさい。完全にただの怠惰です。全ては夏のせいなのです(は?)

さて、次節は岡山戦です。連勝目指していきましょう!現地組の方応援よろしくお願いしますm(_ _)m

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