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2019年大宮アルディージャ中間雑評価[MF&FW&監督編]

GK&DF編はこちらから↓

MF

5.石川俊輝

今年湘南から漢気移籍をしてきた、好感度を上げ続ける事が仕事の「好感度爆上げ担当大臣」に就任した漢その2。1つ1つの発言から大宮への愛を感じさせ、サポーターの胸を熱くする。
ハイレベルにマルチなプレーが出来て、滅茶苦茶走る。1人湘南スタイル。シンプルにトメルケールが上手いし、相手のカウンターを俊輝のところで摘み取れるのも素晴らしいと思います。

7.三門雄大

大宮のエンゴロ・カンテ。(勝手にそう呼んでる)
心肺機能が常人の7倍発達している彼は、序盤こそ出場機会が少なかったものの、第16節の福岡戦以降ガッチリレギュラーの座を確保した。
とかくとにかく走る。普通の選手ならまぁ走らないところをダッシュしてくれるので非常にありがたい&代わりがいない選手。
後ろでボールを奪った後にビルドアップに参加して最終的には前線に顔を出すという変態的な所業を約90分間通して行える。ハッキリ言って何故それが出来るのかは不明である。
第21節の新潟戦では負傷交代をしてしまったが、無事であることを祈るのみだ。

8.茨田陽生

パスセンスとマークを剥がす動きが抜群のゆるふわ系。MFなら大体どこでも出来るので戦術に幅を持たせることも出来る選手。
トメルケールが上手いのでシュートも上手い。もうちょっと果敢に仕掛けても面白いだろうなとは思いつつも、本人はパスの方が好きなんだろうなぁっていう印象。

11.ダヴィッド バブンスキー

大宮丸坊主三連星の1人。(最近髪が伸びつつあるが)
BじゃなくてV。発音は「ビ」じゃなくて下唇を噛むように「ヴィ」といった英語教師みたいな理由で今年から表記が変わった選手。
昨シーズンはあまり試合に出れなかったが、今年は卓越した個人技と強いシュート意識で、停滞した試合を変えられる選手として重宝されている。
スタミナがあまりないので今のジョーカーとして器用法が恐らくベスト。それでもスタメンで出た時は守備のタスクもしっかりこなしてくれる。

15.大山啓輔

マサから大宮のキングの座を受け継いだ大山も気付けばプロ6年目の24歳に。
今年も序盤から順調に出場機会を重ねていたが、第16節の福岡戦からはスタメンを外れる日々。しかし、大山自身のプレーが悪いなんてことは全くないので腐らないで欲しい。(そんなこと言わなくても腐らない選手だとは思うが。)
なんだかんだあっても、中央で構えてプレス回避からの縦パスは大山が大宮で1番上手いと思う。
あと、大山がキャプテンマークを巻いて戦っている姿は個人的に激エモでした。万歳我らのキング。

20.酒井宣福

酒井4兄弟の三男。北斗の拳で例えるとジャギ。(この例え超ディスってるように聞こえるので忘れてください。)
酒井は大宮的美男子コンテスト優勝のルックスと、圧倒的な胸板に目が行きがちだが、筆者が評価しているのはポジショニング。大体丁度いい所にいて助かる。ここら辺は文字通り殆ど全部のポジションをやった経験が活きているのだと思う。
トメルケールは微妙な感じではあるが、たまにいいクロスもあげるし、サイドに高さ的な意味で基点を作れるのでそこら辺はご愛嬌という事で。
今シーズンは左WBでレギュラーを張っていたが、千葉戦で壊され約2ヶ月の離脱。もう既に酒井は復帰したが、河本・山越の件も含めて筆者は千葉県を許す気はないので、千葉県の東京ドイツ村で埼玉県のうたを歌ってやります。

カオス

23.金澤慎

大宮のバンディエラ。いつの間にか怪我していつの間にか復帰した。見てないので何も言えません。頑張れ。

26.小島幹敏

水戸から帰ってきたエロス。今までにないタイプの選手に育って帰還してきた。
どこが今までないタイプなのかと言うと、ボランチなのにニアゾーンに走り込める選手であるということです。この動きって相手DFからすると非常に捕まえづらい動きなんですよね。その上タフに走れて、トメルケールがとても上手くて、クレバーな選択が出来る。
筆者はこんな素晴らしい選手が下部組織から出てきた事を嬉しく思います。Viva La 下部組織!

33.奥抜侃志

遂に覚醒した大宮の新エース候補。去年はルーキーイヤーながらもスタメンで出れた時期もあったが、結果を残せずに悔しい思いをしたであろう。
しかし今年は初スタメンの試合でいきなり得点を決め、第17節の京都戦からレギュラーの座を確保。
自信漲るドリブルで1・2人個人技で剥がせるのは大きな魅力であり、早くも「J2のDF相手なら無双出来るんじゃないか?」と筆者に期待を抱かせる。
ボールを持った時にパスで連携をとって崩すという選択が出来れば、ドリブルがもっと刺さるんじゃないかなぁとは思うが、今はその勢いと姿勢を大事にして欲しい。
将来に大きな期待が出来る選手であり、大宮でレジェンドになって欲しいという気持ちと共に、世界のトップレベルで活躍して欲しいという気持ちもある。

39.嶋田慎太郎

干された。4-4-2から3-4-2-1への変更で多分1番割を食ったゆるふわ系。(大宮ゆるふわ系多いな)
シーズンの頭の方はフル出場はしないながらもシャドーの一角として試合に出ていたが、第5節の水戸戦からはスタメンはおろかベンチ入りすることも激減し、結局リーグ戦での出場は開幕戦から第4節の山形戦までとなっている。
守備参加がイマイチなので、持ち味のドリブルを魅せたいところだが、事前のスカウティングで嶋田が右足を使わない事がバレてるので、高確率でブロックされて攻撃が停滞してしまう。
何というか「そもそも嶋田3-4-2-1向いてない説」まで出てきてしまっているが、才能は確実にあるので腐らずに頑張って欲しい。あと右足を使うことを覚えて欲しい。

41.小野雅史

昨シーズン川崎でJリーグMVPを獲得した選手の背番号を継いだ大宮ユース経由の大卒1年目。
基本的には「時間短く、評価なし」というやつだが、色んな所で小島とキャラが被ってしまっている感が否めない。なので、そこをどう払拭していくかが今後の彼にとってのカギになると思う。
1年目から41番を選択するその姿勢、筆者は大好きなので是非大宮でJリーグMVPをとろうじゃないか。

FW

9.ロビン シモヴィッチ

大宮丸坊主三連星の1人。
BじゃなくてV。発音は「ビ」じゃなくて下唇を噛むように「ヴィ」といった英語教師みたいな理由で大宮加入後から表記が変わった選手。(大宮に来た外国籍選手の表記変わりがち)
フアンマの加入でベンチを温めることが多いが、出てきたらそれなりにプレスもこなすし、競り合いにおいて9割くらいの確率でマイボールにするかファールにするかしてくれる。(筆者はシモヴィッチのファールはあんまり納得していない)
他J2サポからは、「フアンマの代わりに出てくる選手がシモヴィッチなのはずるい」とか「フアンマとシモヴィッチのツインタワー、これこそがJ2だぜ!」といったコメントが来ますが、そういった類のコメントは一切受け付けておりません。
フアンマはボールを収めたあとにある程度持ち出していく選手だが、シモヴィッチはワンタッチではたくのが上手い選手なので、そこをしっかり使い分けていきたいところである。

大宮丸坊主三連星の皆様

10.大前元紀

大宮のエース兼キャプテン。オフシーズン中に真っ先に契約更新のお知らせが来て、万歳三唱をしたものだが、今シーズンは大きな活躍は出来ていない。
開幕戦からは随分と改善されたが、やはり他のシャドーの選手と比べると守備意識が低めなので、スタメン出場は去年と比べて大きく減っている。
守備をしない代わりに攻撃でそのポテンシャルを発揮したいところだが、今シーズンはまだ1点にとどまっており、昨シーズンJ2得点王の肩書きは虚しく響いてしまっている。
しかしなんだかんだ言っても、得点感覚に最も優れているのも周りを使うのが1番上手いのも大前である。3-4-2-1のシステムと大前の共存、これが今後の大宮の命運を握ってくるのかなと思う。

22.フアンマ デルガド

長崎から高木監督について来た形で移籍してきたスペイン人。「大宮に来た外国籍選手の表記変更の法則」に漏れず、ファンマからフアンマ デルガドに表記が変更された。「斧を持たせたらJリーガーで1番似合う」とまことしやかに囁かれている。
今シーズンはワントップのレギュラーとして最前線に君臨している。スタミナはそんなに無いが、前からのプレスをサボらない上に、ある程度ラフなボールでも無理矢理収めてくれる体の強さと器用さがある。ここまで7得点とチームトップスコアラーでもある。

28.富山貴光【2019年7月8日追記】

ごめんなさい素でとばしてました。本当にごめんなさい。指摘してくれたフォロワーさんありがとうございます。

栃木市ふるさと大使。
攻守共に労基法違反級に奔走する献身性が持ち味。ボールの収まりも悪くないのだが、フアンマと比べるとどうしても見劣りしてしまう感じがあり、中々出場機会を得れていない。
今シーズンは前線でのアクションが少なくなってきた時に起用されている印象が強い。第15節の柏戦では今シーズン初スタメン&フル出場を飾ったが、それ以降は途中出場すらない。
しかし富山の真価が発揮されるのはここからの非常に厳しい夏の戦いだと思うので、残業代は出ないが頑張って欲しい。

34.佐相壱明

久しぶりに高体連から獲得した高卒2年目。見てないので何も言えません。頑張れ。

36.吉永昇偉

今シーズン1番の嬉しい誤算。推定年齢32歳の高卒1年目。
日本クラブユースサッカー選手権では、6得点を挙げ大会得点王に輝いたので、「得点感覚に優れた子が昇格してくるんだなぁ」と思っていたら、対人守備が安定していてビックリ。プロデビュー戦となった第15節の柏戦では、対面の菊池大介をほぼ完璧に抑えていて非常に痛快だった。
吉永は酒井が復帰してきた&イッペイが加入してきた&相手に対策を練られ始めてきた今が正念場で、もしココでレギュラーを確保し続けることが出来ればそう遠くない未来に大宮を代表する選手になれるんじゃないかなぁ、といったところ。

監督

高木琢也

J1昇格が至上命題の大宮が招聘した元・大砲。
大宮に3バックという新たな風を吹き込んだが、最初の5試合では1勝2分2敗と結果が奮わず、「4バックに戻そう」「今年もダメか」等の批判を浴びたが、その後第6節の長崎戦を皮切りに5連勝を成し遂げ、心無い批判をしていた者の掌をシライ3(後方伸身2回宙返り3回ひねり)させた。
組織としての守備の構築が上手いので、やたらと負けないチームを完成させた。また、相手の出方に対応するのも上手く、交代カードを効果的に使えている。
しかし監督の受難は多い。せっかく勝てるパターンとメンバーを発見しても怪我で使えなくなったりしてしまう事が今シーズンは特に多いのだ。その中でも、上手く若手を器用しながら何とかやっている高木監督は立派だと思う。
後半戦に向けての課題は攻撃への姿勢と攻撃パターンか。いずれにせよ、まだまだ高木監督の元で大宮が成長出来る余地を感じさせる、素晴らしい監督であるという事は確かだ。

↑これは柏でハチャメチャに干されてる息子のプロフィール

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