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「第2期東京都性自認及び性的指向に関する基本計画」案への意見提出

2023.1.6(金)都のパブコメに意見提出したので覚え書きとして残します。

ア 該当箇所(御意見の内容に該当する箇所)と御意見
イ 御意見の理由
ウ 氏名又は法人名・団体名 
エ 住所又は所在地(区市町村まで)

●全般

ア・LGBとTを区別して政策を作成してほしい。
イ・性的指向がマイノリティのLGBと、生物学的性別と異なる性でありたいトランスジェンダー(TG)とでは抱える困難の種類が異なるため。特に身体男性・自認女性のTG(MTF-TG)の場合に本人の性自認を法的性別に準ずるものとして無条件に認めることは、よく言われる女児トイレ・更衣室の問題のみならず、女子刑務所・DVシェルター・同性介助・助産師資格・クオータ制・各種統計・防犯教育(不審者警戒)等多岐にわたる分野で女性の権利を侵襲しうるため。

●P.7 オリンピック・パラリンピックへのTG参加

ア・欧米でのスポーツ競技会において、男性としては出場権を得られない実力の選手が女子枠では上位入賞するなどの事態が頻発したため、国際大会では生物学的性別で区分、またはTG枠を新設する方向に方針転換しつつある。海外の最新状況をチェックしてほしい。
イ・国際基準との齟齬を生じないようにし、また女子選手の活躍機会を阻害しないようにするため。

●P.11 TGに配慮したトイレ・更衣室/P.40 ユニバーサルデザイントイレ

ア・女性用をオールジェンダー化したり、全てオールジェンダー化するのではなく、男性用をオールジェンダー化する方向で設計していただきたい。
イ・女子トイレ等を実質共用化すると悪意の男性が入りやすく、また周囲も注意することを躊躇し、児童・知的障碍者・認知症の高齢者等脆弱な状態にある方を危険にさらすことにつながるため。男性用の共用化は、慣れないうちは驚く人もいるかもしれないが、脆弱な状態にある方の危険を増すものではないため。

●P.14 アンケート

ア・様々な困難が並列的に列記されているうち、「トイレや更衣室等を望む性で利用できない」「検診(健診)サービスが戸籍性で分けられること」は当人の主観的には困難かもしれないが、政策的に解消すべき(本人希望に沿うべき)とはせず、「基準の明確化(公衆トイレや検診サービスは生物学的性別で区分される旨明記)」としてほしい。
イ・トイレについては前項参照、治安上の観点から。検診サービスが戸籍性(≒生物学的性別)で分けられることに困難を感じるという意見は、これが戸籍変更済のGIDからの意見(医療のことなので出生時性別で案内が欲しい)でない限り、検診の目的への誤解や理解不足と思われる。

●P.42 東京都パートナーシップ宣誓制度

ア・都として制度ができているにも関わらず、これから個別にパートナーシップ制度を創設しようとしている自治体がある。市区町村から意見を吸い上げ統合し、国の制度として創設を求める方向でまとめていってほしい(その際には意見募集もお願いしたい)。
イ・都と各市区町村でそれぞれ登録・情報管理コストがかかるため。都に制度があるなら都で取りまとめる方が合理的である。

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