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気まぐれ日記2022.4.23

【気持ちのいい季節】
花粉も少なくなり、気温も暖かくなって外出するには絶好の日が増えてきた。

家の隣の空き地


近くに菜の花畑があることを知り、平日の昨日一人で行こうかとぼんやり考えていた。
すると朝イチで姉から連絡があり、行きたい所があるとのこと。私が休みだったことはもちろん知らず、ただ忘れないよう連絡しておいたらしい。

休みだと伝えたら、暇だからこれから行く、ということになった。もちろん大歓迎。初めての場所へ行くのに一人よりは心強い。

菜の花畑は市内にあるのだが、調べても番地までの住所が出てこなかった。どうやら駐車場は近くのお寺『神宮寺』ということがわかりナビをセット。
地図をよく見ると、そのお寺の隣に私が行きたかった神社の名前があった。
これは絶対行くしかない。

目的地に到着し車を降りると、目の前にその神社があるではないか。
どうやらお寺と神社同じ駐車場だったらしい。

坂口鹿島神社(白河市)

駐車場から見ても伝わる狛犬の存在感。
福島の県南地方は『狛犬の棲む里』ということで、狛犬巡りツアーが開催されるほど名作が多い。
中でも初代石工『小松利平』とその弟子『寅吉』などが有名で、この坂口鹿島神社は寅吉の代表作とも言われている。

⑩坂口鹿島神社


震災で一部破損してしまったらしいが、地元の有志によって見事復元されていた。

作品は飛翔型が多くどこの狛犬も迫力があるが、中でも特にインパクトが強かった。

そしてこの神社は狛犬だけではなく、神殿の彫刻が白河市の重要文化財になっている。

鹿島神社は養老元年(717)7月10日常陸国鹿島より移すと伝えられる。神殿彫刻は明治36年(1903)社殿が再建された際に信夫郡飯坂町(現福島市)の彫刻師平間弥助によって彫られた。昇り龍、下り龍が対をなしている。

白河市HP
小窓から覗かせてもらった

鳥居の額にも龍が描いてあったし、なんだかたくさんの龍に出会った気分だ。


さて、菜の花畑は目と鼻の先。神社からも見えた黄色い絨毯を目指して田畑の脇道を通った。

徒歩約3分で到着
ここからも神社が見える

この菜の花畑は、地元活性化のため有休農地を活用して始まったプロジェクト。
有休農地が増えてしまったことは残念だが、活性化させようと地元の有志が努力している姿は素晴らしい。
平日ということもあり、他の観光客はおらず姉と私の貸し切り状態だった。

ここで、私の目的は達成。後は姉の行きたい場所へ。
その前にお昼はどうしようかと話し合ったが、いつも適当なので、今回も目的地に行くまでに何かあったらと言うことで車を走らせた。
ここから目的地までは車で30分弱。

中間地点まできて、結局お店を探すのは面倒だから何か買って公園で食べようということになった。
公園と言っても知っている公園があるわけではない。
姉が運転していたので、公園ぽい所を見つけたら私が声をかけることになった。

車を走らせてから約5分。『三十三観音史跡公園』という看板を見つけ、不安ながらも左折。
なぜなら病院と老人介護施設が密集していて、公園の雰囲気が全くなかったからだ。
それでもしばらく車を走らせて一番奥まで行くと、それらしい雰囲気になってきた。
案内板を見るとトイレもあるし東屋もある。
ここまで来る人はあまり居ないらしく、1人昼寝をしている人はいたが、ほぼ貸し切り状態。

川の音と小鳥のさえずりしか聞こえない🐦
ランチ中 花びらがひらひらと


こんな近くに安らげる緑の場所があったとは。
なんだか得した気分。
姉と「すごいね~良かったね~また来ようね~」と話ながら最終目的地へ。

姉の目的地は天栄村にある『龍ヶ塚古墳』。
ここには女神様がいるらしい。私は何も感じないが、スピってる姉は「すご~い」の連発。
そうか、そうなのか?

龍ヶ塚古墳には2つの祠
国造家の第五世.建磐主命と淡島さま
姉さま
私はなーんにも感じないが、風が気持ちいい


姉も満足し、あとは帰るだけ。
白河東~矢吹~天栄村とここに来るまでは農道を通ってきたが、帰りは簡単。少し大きい道へ出たらよく知っている道だった。
古墳の場所は道の駅天栄の目と鼻の先だったらしい。
こんな近くにパワースポットがあったなんて。

私はよくわからないが、大満足の姉に大満足。
姉曰く私と一緒だといつもミラクルが起きるらしい。
私もいろいろ感じられればいいのだが、毎回楽しく気持ちがいいのでヨシとしよう。


これから新緑の季節。
また地元の新しい場所を発見したいと思う。



〈おまけ〉
2020年11月に、小林利平氏作の『石都々古和気神社』の狛犬と『沢井八幡神社』の波乗りうさぎに会いに行った。


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