見出し画像

気まぐれ日記2022.3.19

【Go to 墓参り】
近くにあるにも関わらず、全然行けていなかったお墓参りへ久しぶりに行ってきた。
お墓に行くことも大事だが、行けなくても感謝をし思いを馳せることが何よりも供養になると理由をつけ、しばらく行っていなかった。

午前中は晴天✨
昨日の雪はどこへやら⛄→☔→☀️
地震でずれてしまった墓石が多かったが落ちている所は少なかった。他の地域ではほぼ崩れてしまった墓地もあるそうだ。




昨日1日だけで仕事が8件入った。
仕事が入るのは有り難いことだが、葬儀社にとってはそうでもない。
毎回複雑な心境になる。

死因や年齢層、家庭環境など毎日リアルな情報が入るのだが、その中で最近感じるのは高齢の方がお一人で…という事例が増えたということ。

さらにその思いを大きくしたのは昨日の出来事。


搬送の連絡が入り遺族から話を聞いたところ「今回の地震で亡くなったかもしれない」との事だった。
検死を終えてみると地震より5、6時間以上前にはすでに亡くなっていたとのこと。
子供たちはみな関東方面に住んでおり、亡くなった親御さんは一人で生活していたそうだ。

地震の影響が心配で、すぐ実家へ連絡したがまったく連絡が取れず、地元の親戚に確認してもらったところ冷たくなった姿で発見されたとのこと。

高齢者は住み慣れた場所から離れる事が少ないこともあり、核家族化は進む一方。
それが悪いという訳ではない。お互いストレスを抱えて無理して一緒に生活するより、離れた方が上手くいく場合も多い。
仕事などの事情もあるだろう。

ただ、高齢の方や生活が心配な方がいる場合は、もっと密に連絡をとって欲しいと思ってしまう。
私は3世代同居で心配する相手はいないし、もし離れていてもこまめに連絡取れる自信はまったくないが、現実を目の当たりにするとそれではダメだと痛感してしまう。

間に合わなかったとはいえ、今回はすぐに見つけてもらえたが、中にはすでに1週間、1ヶ月という事もざらにある。ざらに、だ。

家族だから恥ずかしいということもあるかもしれないが、何かしら理由を作って連絡を取ってみてはどうだろう。

生きている間しかケンカもできないし会話もできない。
『もっとたくさん話をしておけばよかった…』遺族から何度聞いたワードだろうか。

お節介だと思いつつ、心配する相手がいる方々には是非ともこまめに連絡を取って欲しいと思う。
家族もそうだしご近所の方もそうだ。

きっかけが災害じゃなければもっといいのだが、もちろん地震などをきっかけにしてもいいし、何もなくても一言二言何かしらきっかけは作れるだろう。

直接の行き来が難しい昨今、私たちには電話やネットもある。お彼岸のいま、お墓参りに行けても行けなくても会話のチャンスではないだろうか。



お寺に咲いてたザゼンソウ …たぶん
毎年同じ所に咲いている





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?