KuRo

人生一度きり。何もかもが自分次第の道のりだと思う。 だとしたら……楽しくいきたいじゃん…

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人生一度きり。何もかもが自分次第の道のりだと思う。 だとしたら……楽しくいきたいじゃんか。 つらつらと文字に想いを乗せて世界に飛ばしたい。

最近の記事

わがままな物語

この僕が 今していることは何の変哲も無いこと だけれどそんなことでも 誰かにとっては夢でもある 誰かがしていることが 僕にとって夢である 何気ないことでも 夢に変わってしまうと分かれば きっと争いなんてなくなると思う 誰かを泣かせる 悲しませるものは夢にならない それが夢と呼ぶのなら 僕は夢を信じれないや 悔しくて握った拳を 開いてみてよ その手のひらで 助けの声に差しだしてさ 「ありがとう」なんて言われたらさ さらに進めると思うんだ 今よりもずっと先へ とある偉人は 

    • 久しぶりに冥王に会いに行く。

      先日、仕事が休みであったが故に、久しぶりに行った場所がある。 パチンコ店である。 大学生の頃は、友人とよく行ったものだ。しかし地元に帰ってきてからは、どうも合わないと感じていた。 合わないとは、店舗の特徴や傾向がなかなか読めなかった。 楽しみ方は人それぞれである。 やはり何と言っても、大当たりが継続している時であろう。 なかなか見れないプレミアム演出も熱くなる瞬間である。 僕自身は、これらもあながち間違いではなく、日付や店舗の傾向を読み、狙いが当たった時が嬉しく、終日楽し

      • お金が必要と誰が決めた。

        お金とは何か。 お金がないと物が買えない。 そのお金は稼がないともらえない、働かないともらえない。 働くための体調管理に食事が伴うけれど、その食事にもお金はかかる。 では、お金は何のためにあるのか。 生きるために必要なもの。 僕は思う。 「生まれたい!」 「生きたい!」 と、自分の意思で生まれてきたわけではない。 必然的に生まれ、結果的に生きている。 それなのに平等には生きられない。 常に、対照的であり比較的であり差別的な生活が虐げられてしまう。 裕福な人がいれば、貧

        • 原動力は心の中に。

          介護の世界に興味を持ったのは、中学一年の頃だった。 そもそも僕はおばあちゃん子であり、おじいちゃん子であった。 小学卒業する頃に、おばあちゃんは胃癌と宣告された。しかし治療のおかげで順調に回復もしていたのだけれど、その回復という言葉とは裏腹に、見えない箇所にも転移していたとのことで弱っていく姿ばかり見ていた。 おばあちゃんは、お見舞いに来る僕を見ると弱っているはずなのに笑顔ばかり見せてくれた。 僕は中学生になり、初めての制服を着た姿も見せつつ、新しい友達や部活の話をしていた。

        わがままな物語

          胃痛が教えてくれたこと。

          つい先日まで、胃が痛かった。 悪いものを食べた記憶もなければ、お腹を下しているわけでもない。 胃酸過多である。 なぜそうなったのかは割愛。 とにかく空腹時が悶える。 キリキリとした感じ。 キューっとした感じ。 人の身体は、慣れというものが生じるわけなのだけれど、内臓系の痛みは慣れない。むしろ慣れるほどの回数はさすがに生命の危機を感じる。 仕事中も飲むゼリーで空腹を紛らわし、水分も多めに摂る。 昼食時は、やっとご飯が食べられるという気持ちがあるのに対して、実際には箸が進ま

          胃痛が教えてくれたこと。

          経験値を稼ごう。

          前回は、『行動力』について書かせてもらいました。 今回は、『視野』について。 あなたの視野は広いですか?それとも狭いですか? 自信を持って広いと言える人は、どれほどいるでしょうか。 ほとんどの人は、狭いはず。 その理由は、人それぞれ経験値がまちまちだから。 簡単にいうと、その経験値が多ければ多いほど視野は広くなります。 では、経験値を多くするには? という疑問が出るかと思います。 あ、視野が広ければどういうメリットがあるのか?という疑問も出ますね。 まずは、そのメリ

          経験値を稼ごう。

          一歩目を早く出すこと。

          新しいことをするならば、どうしますか? 漠然とした質問である。 では、自分がしたことのないことを始める時、どのように動き始めますか? まずは、その始める内容を考えます。 考えた内容を詰めます。 詰めている間に、考えられる問題点などを取り上げていきます。 実行するまでの予定を組みます。 では遅いのです。 考える内容は、入り口と構想だけ。 構想に必要な事柄を、やるべきリストにメモっておく。 そして実行する。 ただそれだけ。 明らかにこの方が早い。 行動力もそうだが、視野と問

          一歩目を早く出すこと。

          順応していく生活。

          僕は実家のある東北地方に住んでいる。 僕は十八歳から二五歳までは、神奈川県川崎市に住んでいた。 在学中も就職中も遊んでいた。一人で都心に出ては、買い物をしたり散歩がてら街に出たり、帰宅途中にあるコーヒーショップに寄っては一服をする。 上京してからバイトもすぐやり始めては、暇な時はバイトをして時間を埋めていた。そのバイト先で出会った友人と、休みの日はよく遊び、買い物やゲームセンターでのメダルゲーム、パチンコにスロット、居酒屋での馬鹿話、よくともに時間を過ごしていた。夜遅くな

          順応していく生活。

          ネコは僕と#Last

          まず最初に伝えておきたいことがある。 ——この話は、物語は今回で最後にする。 マイマイが僕のところに来てから、早四年が経つ。 七月五日。 これがマイマイが僕と家族になった記念日。 この日が来ると、僕は誕生日のようにマイマイに普段より豪華なおやつのプレゼントを贈るようになっている。子供であれば玩具やゲーム、大人であれば花束やブランドなど幅が広いのだけれど、マイマイはおもちゃも要らないわけで、おやつがいいのだ。 マイマイは日付も記念日もわかっていないだろう。しかしせめて年に一回

          ネコは僕と#Last

          ネコは僕と#32

          僕が歩けば、後ろについてくる。追いかけてくる。 僕が座れば、隣に座る。横になる。上に乗る。 僕が帰って来れば、ドアの前で待ってくれる。迎えてくれる。 簡易的な紐が、僕とマイマイの遊び。ひらひらとすれば、マイマイは捕まえようと奮闘し走り、跳び、潜める。ボールや猫じゃらしは、マイマイには不向きであった。興味は示すも、すぐ飽きては僕のところへやってくる。ボールを脚元に置けば、小さな脚で払う行為も見られる。 ——これじゃない。 紐。作ったわけでもなければわざわざ買ったわけでもない。タ

          ネコは僕と#32

          ネコは僕と#31

          『避妊手術をすると食欲が増すため肥満に注意』ということを聞いていたのだが、マイマイはそれほど食べるという行為はしなかった。行為と言ってしまうと、食べていないのではないかと疑われてしまうため、より正確な表現をすると、今まで通りの食事量で足りている様子であった。 足りないから鳴く、もっと食べたいから鳴くといった様子はなく、いたって変わらない。変わったといえば、一つある。 吐瀉である。 毎回ではないのだけれど、時折、咳き込む様子が見られ、その後には手のひらに乗るほどの量の吐瀉物が

          ネコは僕と#31

          ネコは僕と#30

          誰にでもお気に入りといえる場所がある。あの店のあの席、あの公園のベンチ、家のソファなどさまざまである。僕にでもそんな場所はある。 体が痛くない程度で横になれるところ、つまりはベッドである。休みの日はあまり家から出ずにベッドの上で一日の大半を過ごしてしまう。そんな僕を横眼で、マイマイは出窓の縁によく座り、外を眺めている。この窓から見えると言えば、母が手入れしている庭と隣の家との間にあるブロック塀、空くらい。 庭といっても豪華な庭をイメージしないでほしい。芝でもなく、ガーデニング

          ネコは僕と#30

          ネコは僕と#29

          マイマイはエサを食べる時、ちらちらと僕のことを見る。食べ始めてから僕が居なくなると、今あるエサは食べたいという姿が見られる。 しかし食べている途中から、居なくなるもしくは隠れると、探し始めるのだがエサも食べたいという忙しない光景を目にする。 「エサを食べている時くらいそっとしてあげろよ」 と、弟から言われたことがある。確かに、僕が食べている時に何かちょっかいを出されたとしたらそれは嫌なものだった。 他のネコと比較をしたことがないのだけれど、マイマイは食べるのが早いかもしれない

          ネコは僕と#29

          ネコは僕と#28

          あれから数日が経ち、マイマイは普段通りの元気を取り戻していた。お腹を舐める様子は見られるも、傷跡は見立たないほど、よく見ないとわからないほどになっていた。エサも食べるようになり、毎回混ぜていた薬も昨日でなくなった。 トイレかなと思いきや、スプレー行為をしていたもんだが、今や微塵もなくしなかった。一気に変わることにむしろ慣れないほど。名残という言葉があるのだが、マイマイはその名残すらあの動物クリニックに置いてきたのである。 鳴き声といえば、一日にどれほど鳴いたであろうというくら

          ネコは僕と#28

          ネコは僕と#27

          仕事から帰ってくると、リビングのドアを開ける。これはみな同じ行動であり、動作でもあり、行為でもある。しかし僕にはこのドアを開けると、小さく白いネコが待ってくれている。ほらね。 「ミー」 ——おかえり。 と、マイマイは出迎えてくれた。弟は夜勤ということもあり、僕と入れ替わるように家を出るところだった。 「じゃあ行ってくるわ」 弟は、マイマイの頭をぽんと撫でて玄関に向かう。 「ミー」 ——いってらっしゃい。 僕は仕事着から部屋着に着替え、手洗いうがいする時も僕の後ろを追いかけて

          ネコは僕と#27

          ネコは僕と#26

          目覚めの悪い朝となってしまった。確かに僕は、左を向いて寝たはずだったのだけれど、今の僕はどうだろうか。左を向くどころか、上下反対になっているではないか。枕に足を乗せ、足元に頭がある、とは寝相が悪い。寝相が悪かったと言わざるを得なかった。 カメラでも設置して、僕がどのように反転したのかを確認したいほどだった。 マイマイは僕の右にいる。反転していなかったのなら、寝る前とは変わらない位置にいた。しかし今は右にいる。 僕が体を起こし、ため息ひとつ付くと、マイマイも体を伸ばしてはひとつ

          ネコは僕と#26