黒川慎一朗

株式会社ゲンナイ代表取締役/一般社団法人さぬき市津田地区まちづくり協議会理事/まち宿A…

黒川慎一朗

株式会社ゲンナイ代表取締役/一般社団法人さぬき市津田地区まちづくり協議会理事/まち宿AETE/うみの図書館(https://www.instagram.com/umi_tosho/)/香川県さぬき市津田町という港町でまちづくりに関わっています

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会社という名の実験場を作ることにしました。

2020年も半分が過ぎてしまいました。 年明けには想像もしていなかったことが本当に多い半年間でした。 特に直近の3ヶ月は自分の価値観が更新されるいい機会だったので、変化とこれからのことについて書いていきたいと思います。 ◼️4月からの3ヶ月間での考えの変化3月の半ばからずっと地元の香川で過ごしています。よく人は住む場所と時間の使い方と周りの人によって変わると言いますがこの3ヶ月間はこの全てが変わりました。大阪から香川になり、移動時間がなくなり、同世代の大学生ではなくじいち

    • 2023年の振り返り

      毎年恒例の1年の振り返りです。 本当は直接お話しできると一番いいと思っているのですが、年に1度の近況報告として毎年noteを更新をしています。(過去の近況報告noteは一番最後にまとめています。) 去年も同じことを書いていましたが、なかなか発信の習慣がついていないので来年こそ気をつけます。 今何をしているのか?今は去年に引き続き、株式会社ゲンナイの代表と一般社団法人さぬき市津田地区まちづくり協議会の理事として、香川県さぬき市津田町という人口6000人ほどの小さな港町でま

      • そろそろ津田でのまちづくりの話をさせてください

        毎年恒例の1年の振り返りです。 直接お会いできていない人からすると、今何をしているのかよくわからない状況になっているのではないかと思うので、改めて今取り組んでいることやまちの現状についてこの機会に書ければと思います。 特にまちの現状やこれからの展望などはなかなか発信できていなかったのでその辺りを厚めに書きます。 今何をしているのか?2020年に地元にUターン&起業してから約2年半、さぬき市津田地区のまちづくりにフルコミットしています。 「会社は実験場であり、事業は自分

        • 地域の産業は衰退しているのではなく、遷移している

          山に登って気づいたこと普段は瀬戸内海に面した港町で暮らしているのですが、昨年末は珍しく山に登る機会が何度かありました。 ネイチャーガイドの方と一緒にだったので、ただ登ると言うよりは山の自然について学びながら登るという形でした。 様々な植物の持つ特徴から苔や地衣類に至るまで普段触れることのない知識に触れることができました。 その中で特に興味深かったのが遷移の話です。 (遷移とはある場所の植生が,時間の経過とともに移り変わっていくことをいいます) 陽の光が当たる場所でよく育

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          2021年の個人的な振り返り

          今年も、タイムラインに1年の振り返りが溢れかえる時期になりました。 あまり連絡の取れていない人がどういう1年を過ごせたのか知ることができるので、好きな時期です。 自分自身、年末年始は振り返りを書くというのがここ2年くらいの習慣になりつつあるので、今年も書いていこうと思います。 2021年を一言で表すと一言で表すのも難しいんですが、 「周りや運に恵まれていることを強く自覚した1年」 だったような気がします。 3月に大学を卒業して、引き続き地元で事業をしています。よく若い人

          2021年の個人的な振り返り

          「まちづくり」を仕事にするために地元で起業した1年を振り返って

          7月1日で株式会社ゲンナイを創業してちょうど1年が経ちました。 ちょうど2時間前まではめんどくさがって振り返りを書くのをやめようと思っていたんですが、珍しいキャリアだからこそ自分がこの1年間でした経験が誰かの役に立つかもしれないと思い気持ちを切り替えて書くことにしました。(現在7/1 23:00) ※若い人で「まちづくりに興味があります」っていう人はいても、「まちづくりを仕事にしています」って人は案外少ないような気がしていてそういう意味で誰かの参考になればと思っています。

          「まちづくり」を仕事にするために地元で起業した1年を振り返って

          宿のお客さんから半年後に〇〇が送られてきた話

          宿をはじめてから8ヶ月ほどになるのですが、ついにこの日が来たようです。 これは宿以外でもそうだと思うのですが、接客業をしているとちょっと変わったお客さんが来たり、同じ服を来た人が1日に複数人来たり、普段とは違う特別な出来事を期待している自分がいることに気づきます。 これは自分だけではなくて、読んでいる人の中にもバイトなどで同じような期待を抱いたことがある人がいるんじゃないかと勝手に思っています。 もちろんこれまでもそういう出来事が全くなかったわけではありません。 関西在

          宿のお客さんから半年後に〇〇が送られてきた話

          人生の「大学生編」が終了しました。

          自分は人生をゲームに見立てて日々過ごしているんですが、今日で大学生編が終了します。 無事に4年で大学を卒業することになりました。 4月からは地元である香川県さぬき市にUターンし、引き続き会社の方を頑張っていく予定です。 本当はがっつりと4年間の振り返りなどをしようと思っていたのですが気づけば3/31の21時になってしまったので短縮版で書くことにします笑。 よく元々まちづくりに興味があって考えて上で今の進路に決めたんでしょと言われるんですが、実は進路選択の時点で全くそう

          人生の「大学生編」が終了しました。

          第2のふるさとのつくり方

          今日は「第2のふるさと」についての話です。 リモートワークによって比較的自由に住む場所を選べるようになった今、第2のふるさとを作ろうと思う人は増えていくんじゃないかなと思っています。なので自分なりに第2のふるさとの作り方を考えてみたいと思います。 とりあえず、まずは「ふるさと」と「第2のふるさと」の違いから整理したいと思います。 ふるさと=生まれ育った土地や以前に住み、またはなじんでいた場所。 意味を調べてみるとこのような回答が返ってきました。 基本的には自分で意図

          第2のふるさとのつくり方

          【収支公開】とある小規模米農家の現実

          先日した田んぼに関するツイートに至った背景について少しだけ書きます。 ◼︎前提自分の祖父は兼業農家(公務員もしながらお米も作っていた)でした。面積でいうと大体5反(約5000㎡)の田んぼです。70代半ばでありながら今も元気に毎年お米を作っています。大体このくらいあると2400kgくらいのお米が取れます。 農林水産省によると大体今は1人当たりの米消費量が1年で53.5kg(2018年のデータ)らしいので、45人が1年間食べるお米の量を作っているということになります。 *大

          【収支公開】とある小規模米農家の現実

          まちの歴史を知って変わった3つのこと

          最近卒業論文で地元にある「津田の松原」を対象にした関係で、生まれ育ったまちの歴史について文献やヒアリングをもとに調べました。 樹齢600年にもなる松が未だに残っているので、その誕生時期である1400年頃から現代までの600年間のまちの歴史について調べる必要がありました。 よく地域に関わるなら、まずはその場所の歴史を知った方がいいと言われますが具体的にどういいのかを実体験をもとに書いていきたいと思います。 1.ふとした疑問の答えがわかるようになった「600年前に誰が松を植

          まちの歴史を知って変わった3つのこと

          人はいつから段ボールが「ただの箱」にしか見えなくなるのか

          外出を控えたことでここ1年はAmazonでものを買うことが増えた。部屋の隅に置かれた抜け殻になってしまった段ボールを見て、たまたま昔のことを思い出した。 小さいころ家に段ボールがあると退屈することがなかった。 ピタゴラスイッチを作ってみたり、車を作ってみたり、ゴム鉄砲を作ってみたり。近くのスーパーや商店街のお店に「段ボールください!」と言ってまち中から段ボールを集め、家の一室を段ボールで作った巨大迷路にしてしまったことは今でも鮮明に覚えている。 まだ幼稚園か小学校の低学

          人はいつから段ボールが「ただの箱」にしか見えなくなるのか

          写真で2020年を振り返る

          おそらく半年ぶり?のnoteです、完全にサボってしまいました・・ 「2020年って何してたっけ?」なった時に振り返れるように一年の振り返りをしたいなと思い久しぶりに書く決心が着きました。 ただ振り返るのもあれなので、写真ベースで振り返っていきます! 1月地元の青年会議所の新年会の様子です。こんなに人が集まっても良い時期が2020年にもあったんだなというのを思い出させてくれました。この頃から香川での動きを少しずつ始め出しました。 2月今年1年間本当にお世話になったMAK

          写真で2020年を振り返る

          【突撃!となりのフリーランス】繋がる人でまちの見え方は変わる-木津さん

          いつの間にかこの企画も第3回になりました!(読んでくださっている方はありがとうございます🙇‍♂️) 今回突撃してきたフリーランスの方は木津さん(@ayumukizu)です! ◼️「突撃!隣のフリーランス」とは?仕事が場所から解放された時、人はどうやって場所を選ぶのだろうか ということをテーマに、コロナ以前からこの問いに向き合ってこられたフリーランスの方へのインタビューを通しての気づきや学びをnoteで紹介する企画です。 リモートワークが広がれば仕事が場所に依存しなくな

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          【突撃!となりのフリーランス】必要なのは余白を見つけ遊ぶ力-ほくとさん

          今回突撃してきたフリーランスの方は石川県穴水町のほくとさん(@hokuhokuto1)です! これまでの記事はこちら↓ ◼️「突撃!隣のフリーランス」とは?仕事が場所から解放された時、人はどうやって場所を選ぶのだろうか ということをテーマに、コロナ以前からこの問いに向き合ってこられたフリーランスの方へのインタビューを通しての気づきや学びをnoteで紹介する企画です。 リモートワークが広がれば仕事が場所に依存しなくなる人が増えるから田舎がいいなという人が増える可能性が高

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          【突撃!となりのフリーランス】移住者は地域のリトマス試験紙-ぽかべさん

          ついに「突撃!となりのフリーランス」という企画が始まりました! 今回突撃してきたフリーランスの方は山梨県都留市のぽかべさん(@pokapoka_resort)です! ◼️「突撃!となりのフリーランス」とは?仕事が場所から解放された時、人はどうやって場所を選ぶのだろうか ということをテーマに、コロナ以前からこの問いに向き合ってこられたフリーランスの方へのインタビューを通しての気づきや学びをnoteで紹介する企画です。 リモートワークが広がれば仕事が場所に依存しなくなる人

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