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「とーさんのプライド」

電子配信4作目です。
「これのどこがアダルトなの??」「日本でのプライド月間は5月ですよ」などなど温かいお言葉頂きましたが、アダルトか否かの指定はシリーズ通してですので、こんな暢気な話でもアダルトの小部屋に置きますよ。
シリーズの他の話では大人な場面も描きたいですからね・・・
また、誤った情報の修正は、いつできるんでしょうね。
紙の本にもなりませんから、どうしましょう・・

ボンゴレ姐さんと家族については他の記事で描いてしまいましたので、ここでは姐さんの来歴について。
かなりとりとめのない文章ですので、お暇な方だけお読みください。

全く表に出ないままになっている経歴では、姐さんも灰田もお国のために日夜頑張る究極の肉体労働集団出身となっています。
5作目「満たす」で灰田が「(しのの歳の頃は)アンタも俺も駐屯地で砂袋背負って腕立てしてた」というセリフを吐きますが、それくらいです。
姐さんも灰田も、自分と周りのギャップを自覚した状態で働いてきましたが、姐さんも灰田も除隊し、それぞれの生活を建て直し始めます。
作品中で姐さん宅に遊びに来る灰田は、除隊直前直後くらいかなと思っています。

ダンスに素養の無い自分が、なんとなく考えた姐さんが、ダンス経験なくてダンサーになれるのかどうか、経験者に伺ったところ、ムズカシイ!とのこと。
計算すると姐さんの離婚が7年前として、しのがグレージュで踊り出したのは5年前。つまり姐さんは除隊後なんだかの肉体労働を掛け持ちしながらダンスのレッスンにも通い、しのにポールダンスを教えられるくらいになっていたということになります(!)
・・超人ですね。

ダンスの素養としては、幼いころからテレビのアイドルの振り付けを隠れてまねする子供だったという要素を足し、また隊では特殊任務にもつける優秀な隊員だったということにしました。
余所にあげたまま宙ぶらりんになっている幻のパイロット版(?)では、姐さんのポールダンスを見た灰田が「あの人、自A官時代と同じことしてる」と洩らしますが、そういうことなんでしょう。
心優しい方は「伏線の回収がすごい」と慰めてくださいますが、私の場合はほぼ落とし物の回収です・・・。動けば動くほど取りこぼしが増え、回収するのに右往左往です。まあ、楽しいんですが。

姐さんは隊員時代は本当にいい先輩だったんだと思います。
自分を偽り、絵にかいたような「男」を演じる姐さんの本質を見抜き、恐らく灰田は「そんなあんたは偽物だ」とでも言ったかもしれません。
自分を押し込め、いい先輩、いい夫、いい父親であろうとする姐さんにはとんでもない言葉です。二人が本編のようなディスり合いながらも硬い信頼関係(?)と縦のつながりがあるのは、その後に姐さんが人生の一大決心をする大きなきっかけがあったのだと思っています。
そのあたりはまだもやもやと考え中なので、もし形になって、2人の除隊の時期が前後したりしていたら、回収頑張ったなと思ってやってください。
また、2人の店の立ち上げには、「満たす」に出てきた八千代姐さんも大いに関係しているはずです。

ひとつだけ決めているのは、灰田にカムアウトした姐さんが、グランドキャバレーで観た華やかなショーが忘れられず、自分がそのステージに立つ夢を何度も見た、と語るシーンです。

アイドルのリップシンクもいいけれど、姐さんにはムーランルージュのような豪華なショーに永遠のあこがれを持っていて欲しいのです。
あれこれ嫌気がさして除隊した灰田が道を踏み外さなかったのは、ひとえにこの姐さんの夢をかなえてみたくなった、というのもいいかな、と。
どこかでお店の立ち上げ何かも描いてみたいなと思っています。
私の漫画は順不同で進んでいるので、時系列はバラバラです。
時間軸に沿って順番に進めていくには、綿密なネームがなければできませんが、バラバラならば、思いついたところで描きたい時間の話を描けますから。
読まれる方は大変でしょうが・・・

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