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合不合テスト国語の対策

合不合テストの国語の傾向と対策についてまとめます。

合不合は幅広い層が受けるテストのため、
中ぐらいのハードルの問題がズラッと並び、全部解答するのが難しい、といった、ボリュームのあるテストです。平均点は5~6割なので、解けない問題がいくつかあっても気にしないでいいと思います。

とにかく時間配分が重要になってきます。もし点数が大きく低い結果となってしまったら、まずは時間配分がちゃんとできたかを振り返ってみましょう。

文章量も多いですが、雑に読まないこと。初読でしっかりと文章の流れやテーマを頭に入れて、いつもの線引き作業を行ってください(個人的にはここをきちんとやることがテストの結果より重要だと考えています)。

時間配分で心がけること


①最初に解答用紙を見て、15秒で時間配分を適切に振り分ける(合不合はだいたい半々でよい)
(解く前なので不完全なのは仕方がありません)
②時間配分をだいたい守る。
(例:抜き出し問題は、絶対に2分(性格によっては1分半)以上かけない。見当すらつかなければ飛ばす。)
③まずは全問に当たり、取るべきところを取る。難しいと感じた問題に時間をかけない。
④時間が半分経過したくらいの時に解答欄を見渡して、より多くの解答欄が埋まっている状態を目指す

問題について

選択問題

「指示語をたどる」だったり、「具体例のまとめ部分に目を向ける」だったり、「傍線部一文全体に注目する」というような、今までさんざん教えられてきたはずの基本的な解答のプロセスをちゃんとやれば解答の根拠が見えるように、全体的に丁寧に作られている印象です。最初の読みで本文内容を頭に入れて、本文のどこに根拠が書かれているか見当をつけましょう。

基本的には、本文のどこかにけっこう明確に根拠部分が見つけられるものが多いと思っています。

問題によっては、選択肢が微妙で絞りきれないものもあります。ただ、時間がないテストなので、限られた時間内で微妙な選択肢同士を検証できればそれでよいです。すべてを取り切れなくても良いと考えましょう。

記述問題

本文の根拠の2つか3つかの部分を切り取ってきてつなげるような問題もあれば、具体例しか書いていなくてそれを自分の言葉で抽象するような問題もあります。サピックスの記述問題や、難関校の記述のように難しすぎるほどではないという印象です。大事な部分を見つけたら、ポイントを一つでもいいので書きましょう。採点はかなりざっくりで、満点、半分、0点が多いので、半分取れればそれでOKな人がほとんどだと思います。

最後に、合不合で全部の問題にしっかり答えるほどのスピードを要求される学校は、あまりありません。時間的には早稲田の過去問よりキツイです。海城の過去問よりはキツくないですが。合不合で結果が出なかったとしても、志望校の過去問とはまた違うタイプのテストです。志望校対策はまた別と考えて、過度に不安になる必要はないと思います。

頑張ってください!

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