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ガラスペンとインクの沼を泳ぎ始めた人間の買い物

 明治45年創業、ガラスペン一筋で作り続けてきた佐瀬工業所竹軸ガラスペンを……ついに手にしてしまいました!!

佐瀬工業所の竹軸のガラスペン

 振り返れば去年……まあ今更文房具にハマらんよとか思っていたんですが、気づいたらインクボトルは増えてるし手書きで遊ぶためのノートはやたら買うし、元々手紙を送るのが好きだったので手紙に使えるしいいじゃん! と言い訳してたらなんかもうすっかり増え続けている有様。

佐瀬工業所のガラスペン

 きっかけはインスタグラムで文房具を眺めていた時なのですが、ガラスペンを作り続けている会社があることを知りました。それが佐瀬工業所。
 そもそもガラスペンというものは日本発祥の文房具だということも初めて知りました。そ、そうだったんだ……てっきりヨーロッパとかで作られたんだと思っていた。その、世界で初めてガラスペンを開発した風鈴職人の佐々木定次郎氏の技術を唯一受け継いでいるのが佐瀬工業所らしく、竹軸のガラスペンはペン先のみのガラスで、明治から昭和にかけて主流だった形とのことです。その後、軸もガラスでできたガラスペンが登場し、色合いや装飾も増えて、現在よく見る形に到達したようです。

 まあ、それでね、その佐瀬工業所のペンが欲しいな~となってしまったんですよ……インスタ見てたら、このペンで書いてらっしゃる方がいまして。うわ、良さそう、と。
 すぐに佐瀬工業所のホームページと通販を見つけたんですが、竹軸ガラスペンの通販が……売り切れでできない……ッ!!! 手に入らないのか……と諦めていたんですが、どうも固定の店舗営業はしていない代わり、全国各地の催事場などに出店しているということを知りました。そして! なんと! 小倉井筒屋「第34回 大江戸展」に出店しているということが分かり! 大急ぎで向かいました。やったー!

 そして手に入れたのがこちらのペン2本。

シンプルな溝、透明なペン先が美しい。色付きのガラスペン先もありました。

 中字と太字、それぞれ試し書きをさせていただき、選んできました。一本1,430円……だと……!? 年間一万本ほど作成するとのことで、その中からこれという自分の一本に出会えたなんてめちゃくちゃエモくないですか?
 これまでガルフストリームの細字だけ持っていたんですが、インクにハマってくると……いろんな太さが欲しくなるもんなんですねえ~!! いかにも優美でガラスのきらきらしさ満載のガラスペンも素敵ですが、この竹軸ガラスペンは手触りも柔らかいのにしっかりと固く、鉛筆のような持ちやすさがあります。なにより軽い! 竹だからガラスより丈夫なことは間違いなし。ええ~~全部ガラスも勿論かわいいけど、この竹軸……気に入っちゃいました……!

滑らかで書きやすすぎる……!
そして気づいた方がいるでしょうか? 紹介している2本とは別の……”3本目”で書いていることを……

 いろいろたくさん書いていきたいな~! それこそインスタで見るようなフォントっぽいきれいな字で何か! とかは練習がいるだろうし、ちょっとセンスが足りてない気がして無理そうなんですが(笑)でも、やりたくなっちゃう魅力がありますよね。こういうのは自己満足が一番楽しい!

好きな詩を書き写すの、なんでこんなに楽しいんだろう。インクを選ぶのも楽しい。

 新しいペンがあると新しいインクも欲しくなる……もう初心者には十分すぎるほどあるのに……! また増えちゃったらnoteメモしようと思います。


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