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ゲーム手帳を作る。『インスピック』使い心地とスクショの楽しみ

私「4月になったし新しいMDノート買ってなんか作ろ!」

 大体無計画から始まります。今一番やりたいことをやる!(by夏海まなつ)というわけで、なんか新しいノート作りてえ~~~! とたくさん積まれている冊子を尻目に、親書サイズ/方眼用紙のMDノートを買ってきました。

MDノート(デザインフィル ミドリ)

 「なんか」と漠然に言っても、一応、やってみたいことはありました。それが『プレイしたゲームの記録をする手帳』。SNSやnote記事で以前見た記憶があって、その時からいいなあと思っていたんですよね。
 以下は読ませていただいた記事。

ゲーム記録手帳への道

 内容としてはシンプルで、言葉通りプレイしたゲームの進捗をメモしたり、これからのプレイ計画を書いたり……プレイヤーによってゲームのプレイスタイルは異なりますから、皆さん実にいろいろな書き方があるなあと面白く感じました。
 私も人並みにゲームで遊ぶし、常々メモ帳やカレンダーの裏紙にプレイ中のちょっとしたメモや覚えておきたいことを書いていたんですが、これがね……どっかいっちゃう(笑)私は複数のゲームソフトを反復横跳びしながら同時進行でやるので、どうにもこう、メモ紙だと本当に失くす。困る。ゲームを記録する手帳というのは、私みたいにメモ魔でまとめるのが好きで、几帳面の皮をかぶったズボラにはぴったりなアイテムだと思いました。

プレイ画面残せたらめっちゃ良くない?

私「せっかくまとめるからには、ゲームのプレイ画面とかも残したいなあ。絵は描けんし、できればそのままスクショ残したいよなあ」

 昨今のゲームは据え置きハードでもスマホゲームでも、すぐにスクリーンショット(通称:スクショ)を撮ることができます。特に据え置きゲームは、ゲーム内の機能として「カメラモード」なんてものが標準で備わっており、華麗なグラフィックスや状況、キャラクターの表情などを様々な角度から楽しめる仕様となっていることが多いです。

 SNS上に画像をアップロードすることも簡単にできますが、如何せん、SNS上だと「流れて」しまう。せっかく自分がこれ最高! と思ったものでも、一日も経てば埋もれてしまう(自分でも探さなきゃいけない)のがとても不便で勿体ないなと感じていました。というか、SNSのタイムラインなんて遡らないわ! でも絵は描けないし描きたくない。自宅にプリンターないし、いちいち画像をパソコンに取り込んで編集してコンビニ行くのもだるい! なんてワガママなんだ!!!

ガジェットを揃えよう

 いろいろ悩んだ結果、私のワガママを叶えてくれるアイテムを見つけました。それがCanonから出ている「インスピック」です。

Canon “iNSPiC PV-223” 通称「インスピック」

 スマートフォンに専用のアプリを入れて、写真を選択すると手のひらサイズのプリンターから印刷されたシール用紙が出てくるよ、という代物。
 インスピックは専用インクカートリッジを使用しないので、かかるランニングコストは専用フォトペーパーのみ。簡単に言うと、インクが配合された感熱紙を使用していて、そこに熱を加えることで色を作り出す仕組みなんだそうです。なるほどよくわからん! でも、好きな画像をシールにして印刷できる、ということは理解しました。

 これね、結論から言うと専用紙が高いのでコスパは正直悪い(高い)けど、簡単にゲーム画面を残しておけるという利点が強くて、私の場合は購入して正解でした。まあまあ本体も高いけど、そこは使っていけばペイされるところなので目をつむりました。
 これがあれば、SwitchやPS、あるいはスマホゲームでスクショした画像をすぐにシールにすることができます! よっしゃ! 準備するぜ!

というわけで、準備しました。

 せっかくなので、最近のデスク文房具と合わせて紹介します。

インスピック本体

 購入時の気分がピンクだったのでピンクのカバー。楽天市場で14,000円くらいだったかな。Amazonのほうがもう少し安かったけど、届くまで10日~20日という幅があり不安が大きかったので楽天のほうで買いました。なんと注文翌日に届いて天を仰いだ。

専用ペーパー2種

 インスピックの専用フォトペーパー。左が丸型シールになっているタイプで20枚入り。右が通常のフォトペーパーで名刺より一回り小さいサイズ感の長方形です。50枚入り。後者は専用アプリ内でコラージュができて、複数の写真を一枚のシートに収めることができるので、一枚当たりの大きさは小さくなりますがその分コストを下げることも可能です。

手持ちのペンたち

 私はあんまりペンを持っていなくて、手帳などに挟んでいるものを抜かせばこれで全部です。しかしこの程度でも重なってしまうと何色がどこにあるのか分からないのが非常に不便というもの。
 今まではマチの大きい化粧ポーチをペンケース代りにして、全部まとめてつっこんでいたんだけど、そうなると下のほうに重なったペンが見えなくなって全部取り出す、ということをしがちだったんです。ま~~面倒。
 そんな時にふと思いついたのが牛乳パックで作るペン立て。実家で母親が作ってたなあ、なんてことを思い出して、一本飲み終わったパックを用意し、組み立ててみました。と言ってもやることは、パックをペンの高さに合わせて切って、余った部分で中の仕切りを作ったくらい。周りに余っていた半端な便せんを張り付け、縁にマステを飾ればできあがりです。15分くらいで完成したけど、これが使ってみるとなかなかいい感じ。ぼろぼろになったり、本数が増えたら作り直せばいいもんね!

MDノート(親書サイズ/方眼用紙)

 そしてゲーム手帳の主役、MDノート。いつもはカバー代わりにラグラン紙をはがさず使ってるんですが、せっかくだし表紙もゲームにちなんだ見た目にしてみようと思い立って、MDノート専用の透明カバーと、ポケモンのステッカーをロフトで買ってきました。ゲンガーとレントラー大好き! 制作会社のロゴ部分はハサミで切り除かせていただきました。

 ゲンガーとレントラーの間にちょこっと貼ってある四角い写真、これはインスピックのコラージュ機能を使って出力したゲームのスクショ画像です。友達と通信遊びした時の写真をプリクラ風に出してみました。かわいい。

書いてみよう

ひとまず、スマホに入っていたスクショ画像をいくつか印刷してみた。

 私の場合は、プレイ日付、ゲームタイトル、何をしたかという3つくらいに絞って書いてます。感想とか思いつくことがあれば、そのままばーっと好きなだけ書く感じ。時々によってプレイタイトルへの熱の入れ方は違うし、プレイできる時間も違うのであえてかっちりと決めず、好きなように書くということに終始することにしました。
 上の画像の左ページに入っているものが、インスピックで出力したゲームスクショです。シールになっているから、すぐに貼れるのもお手軽でいい。余談だけど、『ポケモン レジェンズアルセウス』で撮ったポケモン、めちゃくちゃ良い。

 右側のページは最近また遊んでいる『ドラゴンクエストビルダーズ2』の建築計画をメモメモ。大体メモした通りにはならないんですが、考えながらこうやってメモするのが楽しいんです。

 据え置きゲームの記録だけでなく、今のところはスマホで遊んでいるゲームのことも書いています。FGO、基本的にログインばっかりの日が多い。こうやって書き残しておくと、自分がその時その時で遊んでいたゲームの楽しさが思い出せていいな~と作りながら改めて感じています。まあ、書きたくない日は書かないし、ゲームをしない日もあるので、ゆるっと好きにメモメモしています。

インスピックの注意点

 コスパは悪いけど、お手軽にゲームの思い出を残してくれるインスピック、これから良い付き合いをしていけそうです。
 ただ、いくつか注意点もあるので、今後購入を検討する人の参考になればなとは思います。私が使っていて感じたことは以下の通り。

・インスピック本体の充電はすぐになくなる。1枚印刷して10~15%近く消費する。

・接続環境は勿論あると思うけど、スマホとのBluetooth連携が切れがち。つながる時はずっと繋がるけど、切れる時は何度も切れる。そのたびにアプリを再起動したり、インスピック本体の電源を入れなおしたりして再接続する。

・ランニングコストがとにかく高い。50枚入りフォトペーパー1箱/2,000円以上。私の場合、ペーパー1枚に1つの画像、はコストを考えてしまってできない。コラージュ機能で2枚~6枚くらいに分割して印刷している。

・インクカートリッジ印刷ではないため、画像と同じ色味では出力されない。1~2段階程度くすみがかった風味、淡い色合いとなるため、場合によってはあらかじめ画像編集で色合い等を調節しておく必要がある。風景やリアルタッチの鮮明な画像は、トイカメラ風になると考えると想像しやすい。

・アプリのコラージュ機能で組み合わせた画像枠=フォトペーパーの枠ではなく、ペーパーのほうが更に一回り狭いと考えたほうがいい。アプリ内のプレビューそのままの大きさではなく、ペーパー上になると見切れたりするため文字が入っている画像を印刷する時は注意が必要。

 こちらもインスピック出力したものを貼ったのですが、画像左側の写真、キャラクターのセリフ枠が切れているのが分かるでしょうか?(小さくてすみません)アプリのコラージュ画面ではしっかり枠内に収めていたんですが、想定より3~4ミリほど削られてしまいました。完全に文字が切れなくてよかったけど、ぎりぎりだった。このあたりは慣れが必要になりそうです。

アプリ内で編集するとき、大きさに注意。

 まあ普通だったら、スマホで撮った風景とかリアルな人の写真とかを印刷するんだろうし、そういう時って見せたいもの(撮りたいもの)を真ん中に収めていることが多いと思うので、外側(枠側)が見切れてもあまり気にならないかもしれません。私はアプリ上で、少し余白ができるくらいまで縮小をかけて設定し、印刷しています。

 けっこう注意したい点が多かったけど(笑)それでも、好きな時に好きな画像をすぐ出せるお手軽さと、手帳に貼って彩りを作れる点が本当強くて、概ね満足なガジェットだなと感じています。
 今はゼルダプレイ中に大量生産したスクショを選んで、印刷中です。アルバム作りって感じでもありますね、ブレワイやティアキンとの相性もめちゃくちゃいいと思います。
 画像のタッチで言えば、レトロゲームはそのままトイカメラ風の色合いがマッチするだろうし(そもそも画素が高くないのでインスピックで出力しても退化した感じがしない)、スプラトゥーンなんかもカメラ映えする色合いですからエモい雰囲気のシールが作れそうです。ゲームスクショがより捗ってしまうぜ!!

 自分もゲーム手帳作ってる~! という方がいたら、ぜひコメントで教えてください。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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