選手ピックアップ〜中原彰吾編〜

こんにちは。
コンササポのDです。

昨年に引き続き2019シーズンもJリーグで躍動している我らがコンサドーレですが、当然の事ながらプロの世界は競争が激しく、躍動の裏では出番を得られない選手もいます。
そこで今回から中々出番に恵まれない選手を中心に、自分なりの視点でその選手の魅力などを伝えたいと思います。

今回は中原彰吾選手を取り上げます。中原選手を選んだ理由は、チームでも数少ないパスで捌けるタイプの選手、いわゆるチームの司令塔になり得る選手として期待しているからです。

司令塔とは

過去の日本人で言うと、中田英寿選手、名波浩選手、今だと柴崎岳選手のような中盤からゲームの組み立てに関わる選手はとても重要だと思います。強いチームには優秀な司令塔がいるケースが多いからです。

最近のJリーグで言うと、

・川崎 大島選手、中村憲剛選手
・G大阪 遠藤選手
・浦和 柏木選手
・名古屋 シミッチ選手
・神戸 イニエスタ選手

あたりが該当するでしょうか。
中原選手はプレースタイルを考えても上記のような選手になれる可能性があると思っています。

第1期 札幌時代(2013-2016年)

コンサアカデミー時代、2012年のJユース杯で優勝した実績を引っ提げ、トップチーム昇格を果たした中原選手。
トップチーム昇格後は徐々に出場機会を得て、印象としてはパスセンスに優れ、クレバーで技術の高い選手というものでした。
あと、これは私の勝手なイメージですが、何となく浦和時代の長谷部誠選手っぽいなとも感じていて。プレースタイルといい、背格好といい少し似てるな、という印象もありました。

そして、当時の中原選手はまだ完全にレギュラーに定着していた訳ではないですが、将来的に札幌の中心になる可能性を秘めた選手だと感じていました。

ガンバ大阪時代(2017年)

http://www.football-lab.jp/player/1300022/?year=2017
※ガンバ大阪時代の出場記録

2016シーズン出場機会が減少していた中原選手は2017年にガンバ大阪へレンタル移籍しました。
私は出番の減った若手選手のレンタル移籍について、選手の将来を考えてもどんどんすべきだと思っていたので、この移籍についても経験を積んで札幌に戻ってきて欲しいと思っていました。

そこで彼はまずU-23チームからのスタートでしたが、着実に評価を高めていました。
そんな中でこのような記事を見つけました。

https://www.soccerdigestweb.com/news/detail1/id=32006
サッカーダイジェストより

以下本文中の中原評の要約です

◉宮本恒靖監督
「サッカーI.Qがとにかく高い。」

◉山口智コーチ
「ヘディングが下手な選手。(そこから徹底的に練習し)
→外国人選手相手にもことごとく勝っていた」

◉長谷川健太監督
「(過去に指導した)遠藤保仁、今野泰幸、井手口陽介らと変わらないレベルにある」

とりわけ長谷川監督の記事を見た時非常に興奮しました。 過去に清水やG大阪で日本代表選手を何人も指導した監督が上記のような評価をしたのは本当に才能を認めていたからだと思います。
また、現役時代にクレバーなプレーで鳴らした宮本監督がサッカーI.Qの高さを評価しているのも、中原選手のレベルの高さを物語っています。

その当時G大阪界隈でも中原の完全移籍を望むような声をチラホラと聞き、誇らしい反面その才能を札幌で発揮して欲しいと強く思うようになりました。

長崎時代(2018年)

http://www.football-lab.jp/player/1300022/?year=2018
※長崎時代の出場記録

去就が気になりましたが、結局2017年限りでG大阪を離れ、新たにV・ファーレン長崎にレンタル移籍しました。
そこでも怪我で離脱していた期間以外は中心選手として活躍していました。

以下昨シーズンのゴールシーン。

【公式】ゴール動画:中原 彰吾(長崎)53分 V・ファーレン長崎vsFC東京 明治安田生命J1リーグ 第6節 2018/4/8 https://youtu.be/WaUXO_hFfTU@YouTubeより

【公式】ゴール動画:中原 彰吾(長崎)63分 V・ファーレン長崎vsガンバ大阪 明治安田生命J1リーグ 第8節 2018/4/14 https://youtu.be/BFD1FZA-1HQ@YouTubeより

個人的にF東京戦での味方にボールを預けつつ、味方を追い越して、ボールを受けてのゴールが好きですね。この動きは現代サッカーで重要な要素だと思いますし。

長崎でも高評価を得ていたので、益々札幌の一員としてそのプレーを見てみたいと復帰を心待ちにしていましたが、この2年間での活躍もあり復帰の可能性はあまり高くないかも、、、とも考えていました。しかし、今オフ遂に札幌への復帰が決まりました。

第2期 札幌時代と今後(2019年〜)

満を持して札幌へ復帰した今シーズンですが、ルヴァンでの負傷もあり満足に出番を得られていない状況です。

現在札幌のボランチは主に、
・宮澤選手
・深井選手
・荒野選手
を中心で回しつつ、
特別指定選手の金子選手や、怪我で離脱中の駒井選手もいたりと非常に層が厚いポジションです。

しかし、彼の力が必要になる局面は必ずあると思います。元々持っていた技術やサッカーI.Qの高さに加え、ガンバ時代に培ったディフェンス面におけるインテンシティ。
その力を発揮し、中盤の底から試合を組み立てる姿を想像だけでワクワクしますし、中原選手が中心にいる時に札幌のサッカーは今とはまた違う形になると思います。

そして、コンサアカデミーの黄金期を築いた同年代の荒野選手、深井選手らと切磋琢磨し、その才能をリーグ戦でも発揮する日が訪れる事を心から楽しみにしています。
中原選手のこれからに期待しましょう!

今回はこの辺で。
読んで頂きありがとうございます。

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