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【ビルディバイド】12弾環境 青白カノン【ゆったり実況】

 お世話になってるぜ。くろんげだぜ。

 大阪ディバイドバトル3rdまでにカノンで納得できる構築が組み上がらず、結局揺り籠を使って4-3した情けない男です

 えー、早いもので、2023年も終わりを迎えようとしております。
 ということで前回記事および12弾発売から相当空いてしまい、なんならタイアップブースターFate/Zeroも出てからしばらく経ちましたが、ようやくnote記事の執筆に到れるようになりました。

 投稿は遅くなってしまいましたが、いつも通り気合の入った記事ですので、お付き合いいただけると幸いです。



はじめに

 本note記事ではテリトリー「AGE OF CRAFT」をメインとした青白デッキの構築およびプレイ指標について記述しております。

 本文については全文無料です。

 今回のレシピ、相当な難産でした。
 Fate/Zero発売までの時点で納得できる形にはなっていましたが、今度は執筆に取りかかる元気が出ない始末。
 《揺り籠》の嬉しさとデッキパワーと存在感が強すぎたのもありましたが、ひとえに自分の実力と体力不足です。これからも邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



構築

デッキレシピおよびデッキ画像は桂川研究所様より作成しております。
この場を借りてお礼申し上げます。

 テリトリー効果を前提とし、裏枚数条件やダメージによるコンボを軸に構築していましたが、驚くほど安定せずなかなか勝率が上がりませんでした。
 なので「安定感が低いなら、そもそもカード同士にコンボや達成ボーナスを見出すより『可変の全体ダメージ効果を持つユニットもいる』って形でカード単体ごとで考えないとダメじゃない?」に至って出来上がったものがこの構築になります。
 そして11弾環境の時に【青白リコリス・リコイル】についての知見を聞いていたため、《ペトロネラ》と《落日の帰還》を採用する技術を流用。結局コンボ採用しとるー!!!
 《ペトロネラ》とのコンボはともあれ、環境ではクイック妨害でも全体化されたものが多かったため《落日の帰還》が非常に好感触でした。



採用カード

★★テリトリー・エース

■AGE OF CRAFT 【テリトリー】

多分「アゲクラ派」と「エイクラ派」と「オブフト派」がいる

 クイックユニットがアタックした時、自分のエナジーを任意の枚数裏返して、裏返した枚数×3000ダメージを相手全体に飛ばすテリトリーです。

 効果自体は読んだままですが、同時に収録されたカード群に「ターン中に裏返した」か「裏エナジーが3枚以上」とボーナス条件があるため、それらの条件を満たすための効果でもあります。
 ただ12弾およびFate/Zero時点ではエナジーを表返す手段が存在しないため、ダメージ効果は基本的に使い切り効果となります。裏になったエナジーは色含むカード情報がなくなるので、雑多に裏返しているとエナジーセットしかできないターンが発生してしまうので注意が必要です。

 余談ですが、13弾ではちゃんとエナジーを表返すカードが増えるらしいです。嬉しいですね。発売は3月ですけど。
 先に表返しのメタカードが来ます(2024年1月公認参加プロモ)が、13弾を本来の2024年1月に発売する予定がギリギリまであったことも嬉しい話です。


■†イノベイティブクラフター† カノン 4枚
【簡単な採用理由】本デッキのエースであり、テリトリー効果と併せて臨機応変にアタック先が決められる強さがあるため。

ずっと結月ゆかりさんぽいなって思ってる

 本デッキのエースです。また本デッキ1種類目のクイックユニットです。

 「自分エナジーの裏枚数だけ常時パワープラス1000する」効果と、「エナジーを裏返したターン中はヒットプラス1とパワープラス5000する」効果を持ちます。
 効果の条件であるエナジーを裏返す手段はテリトリーに付随しているため、実質的にこのカード1枚で完結しているのが強みです。

 エナジーを裏返したターンはヒットとパワーにボーナスが発生するので、2点でライフを取りに行くだけでなく、バトルによるユニットの除去もこなせます。1枚裏返しただけでもそのターン中は8500まで伸びます(2500+1000+5000)ので、《呪術師の謀略》や《キャピタルブレイカー》などの中量級の数値除去ショットを耐えることができます。
 ただし条件達成およびアタック前ではただの2500のため、アタック前の妨害が弱点です。

 テリトリー効果での裏返し枚数は、ダメージによる相手ユニットの除去目的以外にも、殴り返しのパワーライン意識や後述の《ブリジット》の登場コストを意識して一気に3枚以上裏返してもいいでしょう。その代わりエナジーの色が減ってしまうので、手札の中身とは要相談のプレイですが。

 後半以降では常時7500まで伸びることもあり、クイックで出るブロッカーとしても頼れるスペックになります。
 本家ゲーと同じく、まさしく「やればやるほど強くなる」エースです。



★★バスター

■†パンツァービルダー† ブリジット 4枚
【簡単な採用理由】大型のクイックユニットでありながら、裏エナジーの枚数次第では最小2コストで出すことができ、ドロー効果の条件とデコイ無視およびテリトリー効果が噛み合っているため。

ブリジットはいいぞおじさん「ブリジットはいいぞ」

 「自分エナジーの裏枚数だけ無色コストを軽減できる」効果と、「デコイ無視」効果、「プレイヤーアタック時にブロックされなかったとき、裏エナジーが3枚以上なら1ドローする」効果を持つバスターユニットです。また本デッキ2種類目のクイックユニットです。

 本来のコストそのものは大型ユニットながら、エナジーの裏枚数分コストが下がる点が最大の強みがあり、裏エナジーが6枚なら最小2cまで下がります。ですがその分有色エナジーが減ってしまうので、(状況によっては早く出せるようにする事もありますが)大体6c〜4cのカードとして扱うとエナジーの表裏管理が容易になるでしょう。
 他のクイックユニットのアタックが通らなかったり引けなかったりすると、最悪8cで出すこともあります。

 ドロー効果は本デッキ唯一の「裏エナジーの枚数」を条件とした効果です。
 1枚ドローするために「プレイヤーアタック時」「ブロックされてない」「裏エナジー3枚以上」と条件が3点あるのでやや重く感じますが、「プレイヤーアタック時」は自身のデコイ無視で、「ブロックされてない」「裏エナジー3枚以上」はテリトリー効果で条件を満たせるため、条件数に対してストレスフリーな効果となっております。

 序盤に引いた場合は2色エナジーとして埋めることになりますが、試合の中〜後半に1枚以上絡んでほしいため4枚採用です。


■虚数残影 ペトロネラ 4枚
【簡単な採用理由】低コストアタッカーであり、《落日の帰還》などで対象に取るとドローができるため。

空にて輝くもの

 「自分のコマンドで対象に取った時に1ドローする」効果と、「開放中パワープラス3000」効果を持つバスターユニットです。

 本カードを採用するに至った由来の【青白リコリス・リコイル】においては、《ルルベラ》とテリトリー効果で潤沢にある手札とエナジーでコントロールしながら、《落日》や《痛み分け》などの自己回収コマンドで使い回してリソース勝負するデッキでした。そのため、自己回収コマンドを共有でき、なおかつ序盤からアタックできて手札の減らないサブアタッカーとして運用できるため採用されておりました。(大阪3rd上位の青黒白揺り籠に採用されてるのも同じ思想のはずです)

 本デッキはクイックユニット組が複数ヒットなのでライフレースを進めやすいように見えますが、《原初の霊域》のようにワンチャンスを通せるだけの防御効果やヒット数があるわけではありません
 そのため、テリトリー開放までにライフをある程度詰めておく必要があるので、低コスト帯のユニットを採用しました。
 それだけでなく、《落日》がクイックユニットと共有でき、ドロー効果もあるためパーツを探しに行けるので非常に噛み合ったカードです。

 上記より、序盤の軽量級アタッカーおよびパーツ収集を目的としているため4枚採用です。
 色指定が青2ですが、逆に他にエナジーを要求しないのでクイックユニットやコマンドなどと重ねて使いやすいカードです。

 なお、対象時の1ドローは開放前でも発生するため、《落日》のみならず《遅滞戦術》で対象にして無理矢理ドローしにいく事も可能です。《遅滞戦術》が《新兵器開発》に化けます。


■天眼銃撃 ナディヤ 1枚(制限カード)
【簡単な採用理由】低コストアタッカーであり、登場時にドローができるため。

ド定番カードかと思ったんですが、筆者の構築記事では1枚も本採用がなかったです

 「登場時1ドローする」効果と、「開放中パワープラス3000」効果を持つ1枚制限カードのバスターユニットです。

 役割はほぼ《ペトロネラ》と同じですが、あちらとの違いは無色コストが2のため後半に色消費が少なく、他のカードと併用しなくとも確定1ドローができます。
 《ペトロネラ》でも触れた通り「開放までにライフをある程度詰めておく必要」があり、なおかつ手札総数も減りません。流石は制限カードと言ったところでしょうか。

 ネックとしてはパワーが開放前では2000、解放後でも5000なため《倫理なき実験》の除去範囲であったり《ルル》《ブレンダ》にパワー負けするなど現環境では少々心もとないですが、《ペトロネラ》と違い単体で1ドローが確約されるため採用です。


■SICK HACK 廣井きくり 3枚
【簡単な採用理由】レッドゾーン達成後は常時12500のブリッツユニットになり、確定除去以外で除去されにくいため。《ナディヤ》採用によるスロット数の都合のため3枚採用

おにころ(数値とブリッツで上から殴り殺すことを指す)

 「自分のライフがレッドゾーンなら、常時ブリッツとパワープラス5000を得る」効果を持つバスターユニットです。

 序盤〜中盤では《ペトロネラ》や《ナディヤ》が引けない場合であったり、クイックユニットを引いていても破壊されるブロッカーとしては消費したくありません。なのでライフへのアタックを素通しすることが多く、なおかつ44枚構築のため(50枚構築と比較して)ライフの質がバラけやすい、つまりレッドゾーンになりやすいので条件を満たしやすいです。あとは自分のライフに心底自信がないので。
 またブライトのカードであるため、色指定が青1で出せる=無色コストが5c分払える利点もあります。

 条件達成後は永続で12500ブリッツユニットとなり、相手ユニットを殴り返すのはもちろん、複数ユニットからの殴り返しにも強いカードとなっています。
 また12500と言う数字は、《レイホゥ》/《挟撃》、《感覚支配》2回分など数値除去では完全に破壊できない絶妙なパワーラインとなります。

 本当なら採用枚数は2枚にしたかったのですが、《ナディヤ》採用時に発生した残り1枚を埋めたいカードが無かったので3枚採用です。ですが3枚採用で助けられた場面も多いので、結果的に正解だったかもしれません。

 また、どちらも後述しますが、序盤を重要視するなら3cで全く同じ効果の《不意の衝撃 古賀朋絵》、マイナス系デッキとの対面やデコイによるライフ保護を重要視するなら(条件達成が必要ですが)《ユニホープ》と入れ替える枠になります。


★★ショット

■倫理の枷 3枚
【簡単な採用理由】白の確定除去ショットのため。ただし他のカードとセットで使いにくいコストのため3枚採用

 「ユニット1体をデッキトップに送る」ショットコマンドです。

 効果は読んだ通りドローロックする白の確定除去クイックショットですが、本デッキでは指定色の白2が若干重く、採用されているクイックユニットとは重ねて使いにくいコストのため3枚採用です。
 《レイホゥ》/《挟撃》でないのは、どちらもパワー上昇で耐えられる可能性がある点、《レイホゥ》は6cかつ青2指定で重い点、《挟撃》はノーマルでしかプレイできない点からこちらを採用しています。他色の確定除去ショットは(テリトリーで裏にする都合上)ライフからトリガーする前提になるので、採用範囲から外れます。

 効果対象先のユニットに指定がないため、除去されそうな自分の《ペトロネラ》を対象にすると、効果でドローしてから《ペトロネラ》がトップに逃げる小テクもあります。他の回収コマンドや残りユニットが少ない時の最終手段です。


■遅滞戦術 4枚
【簡単な採用理由】低コスト防御コマンドであり、盤面に残ってもテリトリー効果で破壊しやすいため。また《ペトロネラ》と合わせて合計2ドローすることも可能なため。

 「ユニット1体のヒットをマイナス2して1ドローする」ショットコマンドです。

 こちらも効果は読んだ通りです。
 基本的にはアタックしているユニットやスタンドしているユニットに使用しますが、対象指定せずに1ドローだけしたり、また効果の対象先に指定がないので自分の《ペトロネラ》に使うと合計2ドローになるため《新兵器開発》に化けます。(2回目)

 上記の《ペトロネラ》とのコンボに加え、相手の盤面にユニットを残してもテリトリー効果などで除去が可能であり、低コストでライフダメージを抑えながらドローできる役割があるため4枚採用です。


■無慈悲な台風 2枚
※《浅き夢見し》および《ハッキング》でも可
【簡単な採用理由】低コストユニットをテリトリー効果以外で除去したかったため。ただし有効に働かないデッキもあるため2枚採用

 「相手の5c以下ユニット全てを手札に戻す」ショットコマンドです。

 「テリトリーで面処理できるのに、なんで入れてるんだよ」と思われるでしょうが、そもそもテリトリー効果は実質的な回数制限があるので、1回でも節約したいため採用です。ただし相手が大型ユニットをメインにするデッキや、バウンスが有効に働かない相手のデッキもあるため2枚採用に抑えております。
 今回は《きくり》を採用しているのでなんとなく《無慈悲な台風》にしましたが、別にブライトの他タイトルにある同テキストカードならどれでも問題ありません

 ちなみに《霹靂一閃・八連》も同じテキストでありながら5cと、コスト的にはこのカードより1コスト軽いですが、手打ちするには色指定の白3が重く《強制接続》を採用していないのでこちらを優先しました。とは言えどちらも滅多に手打ちしないので、好みで入れ替えて良いと思います。


■絶・迦楼羅 3枚
【簡単な採用理由】青白のダメージコマンドであり、相手エースの最速着地などに除去を当てたかったため。ただし7000で除去できないユニットも多いため3枚採用

 「相手ユニット1体に7000ダメージを与える」ショットコマンドです。

 2t目(エナジー4のターン)までの、特に後攻の場合に相手の最速登場エースユニットなどを処理する為のカードとして採用しました。《キャピタルブレイカー》ではないのは、ダメージ量よりエナジー配置時の色目的が主のためです。
 そうでなくとも、最近は除去したいユニットのパワーが基本的に8000を超えていることが多く、除去が通らないなら1000の差は誤差だと感じた点も採用理由の一つです。
 上記の理由と、残りのショットスロット数より3枚採用です。


★★アイコンなし

■†クレイジーディガー† ソウタ 4枚
【簡単な採用理由】低コストながらヒット上昇し、テリトリー効果の条件ユニットのため。また観測者開放でも前ターンに出しておくと無駄がないため4枚採用。

マグマダイバー

 「ターン中にエナジーが裏返っているならヒットプラス1する」効果を持つユニットです。また3種類目のクイックユニットです。

 ヒット上昇に条件はありますが、テリトリー効果で裏返せるカードなので問題なく、他のクイックユニットで裏返しても上昇しているのでバトル完了後にヒット2で追撃することも可能です。

 問題点は指定色が青2白1と重たい点と、枚数ボーナスが無い代わりにターン中に裏返した実績が必要なためヒット上昇のために1枚は裏返しておかないといけない点です。
 とは言え低コストで貴重なクイックのライフ詰め要員なので4枚採用です。《メーテン》(観測者)と重ね引きしているなら、3t目に入る直前に出すことでテリトリー効果を使いながら除去とライフダメージを兼ねることができます。


■†測定員† メーテン 3枚
【簡単な採用理由】青白の観測者であり、《落日》があるので1t目から殴れるユニットの方が良かったため。ただし開放以外では何もできないため3枚採用

「メーテンだ!」「もう見た」
「ざんねーん別イラストメーテンはまだ見てませーん」
「いっけね!」「「アハハハハアハハハハ」」
(BUILD DIVIDE)

 青白の観測者ユニットです。

 2種類目のエースが無くエナジーに色が必要なため青白観測者である必要がありました。
 また《落日》を採用しているので、序盤にアタッカーを任せつつ、《落日》で戻して次ターンに開放できる役割があるため《コンサール》(4cの青白観測者)よりこちらを優先しています。

 観測者開放も、先述の《ソウタ》重ね引きプレイの観点からリカバリーが利きやすく、また《カノン》が優秀なので開放だけに雑に使いたくないので3枚採用です。


■新兵器開発 4枚
【簡単な採用理由】恒常的に手札が増やせるデッキではなく、テリトリー効果のために毎ターンエナジーセットする必要があるため。

そろそろもっかい再録……せんか?

 クイックで「2枚ドローする」コマンドです。いつものやつです。

 本デッキは常に手札補充できるデッキではなく、テリトリー効果の都合で可能な限り毎ターンエナジーセット用のカードを持ちたいため4枚採用です。
 テリトリー効果でレストしていない表のエナジーを裏にしないために、メインでプレイしてから動くこともあります。


■落日の帰還 4枚
【簡単な採用理由】ユニット保護ができるため。また《ペトロネラ》ならドロー、クイックユニットなら連続アタックも可能なため。

遠き山に日は落ちて

 「自分のユニット2枚までを対象とし、1枚目を手札に戻して2枚目にパワープラス3000」するコマンドです。

 自分ユニットへの除去を回避するため、主に手札に戻す用途で使用します。パワー上昇効果はあまり使いませんが、使える時に稀に使います。
 《ペトロネラ》ならドローしつつ後続アタッカーの確保クイックユニットならスタンド中のエナジー次第で再攻撃も可能と、テクニカルながら非常に相性が良いカードです。
 また「パワー上昇はあまり使わない」とは書いたものの、ユニットを殴られた時にクイックユニット+このカードのパワー上昇で返り討ちすることもあります。
 《ペトロネラ》を採用した都合もありますが、想像以上にクイックユニット組と相性が良かったため4枚採用です。

 後述しますが、《スモーク・ディスチャージャー》が似た役割の保護コマンドなのですが、最近は対象に取らない除去が主流になっているのと、上から殴られる時に無意味なカードのためです。(∞敗)


■痛み分け 1枚(制限カード)
【簡単な採用理由】ユニット保護および、相手ユニットの除去ができるため。

失って気付く大切さ

 「お互いのユニット1体を手札に戻す」効果の1枚制限カードのコマンドです。

 《落日》で触れた通り手札に戻す効果は重要であり、クイックユニット要する青白では強力な防御手段も兼任しているため採用です。ブロックした自分のユニットに使えば2体分のアタックを止めることができます。
 制限カードになったので大切にしたいところではありますが、手札のユニットを出した後に2cが用意できず邪魔な場合もあるので、あったら嬉しい程度に考えておきましょう。




プレイ指標

★序盤

 最初はペトで殴って後は流れで。

 《ペトロネラ》《ナディヤ》、手札に《カノン》が既にあるなら《メーテン》などの低コストユニットを出して、相手のライフにアタックします。最序盤に相手のショットが捲れた場合、ショットの内容次第では《落日》で回収してユニットを絶やさない動きも大切です。
 序盤からライフを削るのは、開放後からはクイックユニットが軒並みヒット2でアタックできますが、中盤以降の多ヒット圧力を上げるためになります。
 またライフの殴り合いになったり、出すユニットや防御コマンドがなくとも、《ソウタ》か《カノン》さえあれば中盤以降はテリトリー効果で複数体除去でき、早くレッドゾーンになる点も《きくり》の条件達成がしやすくなるため「死ななきゃ安い」の精神で受けましょう。死んだらごめん。


★中盤

 ここからテリトリー効果の全体ダメージ効果が使用できるようになり、自ターン中におけるユニットとのバトルはテリトリー効果で拒否しやすいので、序盤と同じくライフを詰めていくことを優先します。
 相手のデッキ次第ですが、複数体並びやすいデッキ相手では《カノン》などバトルだけで相手ユニットが処理できるなら裏返す枚数を節約することも大事です。

 そして相手の多ヒットユニットが出てきますので、《遅滞戦術》などの防御コマンドで余剰にダメージを受けないよう立ち回りましょう


★終盤

 終盤は裏の枚数が増えている事が多いため、レッドゾーン達成の《きくり》以外にも《カノン》をブロッカーに据えるのもいいでしょう。
 《ブリジット》もコストが4c以下まで下がっていることが多いため、ブロッカー運用のみならずバトルフェイズ中の追撃でゲームエンドまで持ち込むカードになります。



採用検討カード

 

・不意の衝撃 古賀朋絵

 《きくり》の3c版バスターユニットです。3cでありながら4500あるので序盤でも出しやすく、《落日》とも重ねて使いやすいコストです。
 条件達成後は9500のブリッツになりますが、パワーが10000を切っているため数値除去を、低コストであるためコスト参照除去を受けやすく、数値除去の上限である12000ラインを超えれる《きくり》を優先したため不採用です。


・神聖獣 ユニホープ

 デコイを持ち、裏エナジーが3枚以上なら11000まで伸びながらパワーおよびヒットマイナス修正系効果を全て無効化するバスターユニットです。
 除去手段が限られているうえにヒットも減らないので、対面次第では突破および防御が困難なユニットになります。ですがそもそも出すまでに3枚裏になってる=事前にクイックユニットのアタックが通ってないといけないため不採用です。
 《揺り籠》相手に強いカードと思ったんですが、「自身効果でパワーの伸びた《カリン》で殴り返し」「《レイホゥ》/《挟撃》で破壊」など突破手段が多く、そもそも「クイックユニットがアタックできない」ので裏枚数が間に合ってない場合が多いので何とも言えないカードでした。


・†学者† センセイ

 プレイヤーへのアタック時に、裏エナジーが3枚以上でブロックされなかったら相手ユニット全体に3000ダメージを与えるクイックのバスターユニットです。
 ブロックされなければ裏返し枚数を節約できてコスパがいいですが、《ブリジット》と異なりデコイ無視を持っておらず、なおかつパワーが6000しか無いため不採用です。
 ……その瓶底眼鏡、目元にあったら意地でも採用してたんですが……。


・†マスターフェンサー† フウカ

 レッドゾーンならプラス3000とブリッツを得て、自分の他ユニットが手札に帰ったらユニット1体に3000ダメージを与えるクイックのバスターユニットです。
 3000ダメージの効果は期待しにくいですが、レッドゾーン時に8000ブリッツのクイックユニットとなるので非常に心強いカードです。
 指定色も低く、条件達成時はテリトリー効果と併せてユニットの除去を狙いやすいのですが、ブロッカー運用するにしても8000は超えられがちであり、《きくり》を優先したかったため不採用です。


・その他クイックユニット
 テリトリー効果の稼働用カードとして。
 別記している2枚以外では、色指定が重いか、他テリトリー用の効果が多かったため不採用です。
 名前だけ挙げるなら、《ヒロキ》《皐月メイ》《リノ》辺りは次点候補かなと思います。


・ひと夏の出会い ライザ&クラウディア

 ブリッツを持ち、登場時に相手ユニット全体に3000ダメージ、自分のライフがレッドゾーンなら代わりに5000ダメージになるバスターユニットです。
 「裏にする枚数を減らしたい」「登場時で除去がしたい」と言う意味ではこのデッキと噛み合っており、前ターンにクイックユニットが着地していればテリトリー効果の枚数削減に繋げつつ全体除去が可能です。
 またブリッツを持っている点も優秀であり、レッドゾーンでなくとも10500までは一方的に殴り倒せます。
 ですが7cであることが重かった点と、自身のパワーが7500のままのため不採用です。


・スモーク・ディスチャージャー

 ショットトリガー以外で対象にならなくなる保護コマンドです。
 アタック宣言に対する手打ちの妨害コマンドを無視できるものの、《落日》で触れた通り対象に取らない妨害およびバトルによる除去には無力だったため不採用です。


・続く日々

 相手ユニットを全レストし、手札からプレイしていたらライフの先頭と入れ替えられるショットコマンドです。
 全部レストなので《ディスチャ》や《千里眼》で回避できず、レストユニットはテリトリー効果で除去できるため相性が良く、またブライトのカードのため色指定が低い点も相性が良いです。
 ただしあくまでレストするだけのカードであり、テリトリー効果の回数を圧迫してしまうため不採用です。
 このカードを採用するにあたっての一番の問題は「シングル市場に存在しない」ことでしょうか。このデッキだとあれば便利ですが、無いなりに言い訳のきくカードなので必須ではないかなとは思います。


・ウェポン・セレクト

 相手ユニットを全レストし、裏エナジーが3枚以上なら1ドローするショットコマンドです。
 青白なのが偉く、全体レストに加えて条件達成時に1ドローが発生するのも偉いカードです。
 が、逆に言うと相手ユニットが1体の場合や、裏エナジーが3枚未満なら何も起きないカードになるため不採用です。




おまけ(構築遷移)

★初稿

 構築のアプローチ方法が全然分からなかった(環境に対して強みにハマる構築が思いつかなかった)ため、ユウケンさん(@yuuken0213)に提供いただいたレシピをベースに構築したもの。改めてこの場で感謝を。
 提供レシピには本来《続く日々》がありましたが、当時は持ってない(というか市場に無くて買えない)状態でした。
 ショットはレスト系を採用して除去はテリトリー効果に一任し、裏枚数ボーナスのある《ローレリア》で面と打点を追加する構築。

 《ローレリア》およびDデッキから出すユニットのパワー、効果のための条件達成率が低かったのでボツに。


★第二稿

 「デッキカラーが青くてDデッキ使うなら、《ブレンダ》のがいいんじゃない?」と言う思想で組み替えたもの。《揺り籠》使用時の成功体験が抜けず、受けのムーブが欲しかった点も含む。
 序盤から《ブレンダ》でライフを攻めながら、手札状況と対面に合わせてコマンドを回収していく構築。お気に入りは《スナイピング・ターゲット》と《マルチパーパスランチャー》。

 《ブレンダ》は色指定なども含めて動きが安定せず、またDデッキに《緊急接続》を採用してしまったので埋めエナジーのミスなどが多発するためボツ。


★EXTRA稿(Fate)

 今回の記事構築が完成した後に、《王の財宝》が強そうだったので使いたかった構築
 《王の財宝》はヒット1の白ユニットを対象にした時に2cになるので、(エナジーを裏返す前の)《カノン》や《ソウタ》を始め、《リンカ》《バオングーロ》などの低コストデコイを常時3000上昇させながら手札補充するカードになります。
 コンセプトは非常に面白かったのですが、確定除去に弱いためボツ。あと44枚のままだと山の削れる速度が凄かったので、《落日》を抜かずにデッキ枚数そのものを増やしても良かったかもしれません。
 また今回は《バオングーロ》を採用しましたが、コマンドのコストを軽減できる《聖なる怪物 キャスター》でも良かったかもしれません。



終わりに


 さてこの部分を執筆しているのが2023年12月31日の18時ごろなのですが、我ながらここまで記事作成が遅れるとは思いませんでした。極道入稿作家のあとがきかな?
 もうちょい気軽に書ければいいんでしょうけど、しっかり書きたかった使命感から遅くなってしまいました。

 次回は東北ディバイドバトルですが、私は抽選に参加せず見送りいたしました。ので、現地参加は福岡か他のショップグランプリになるかなと思います。

 記事途中でも触れましたが、13弾では念願の表返しカードが来るようですし、他のカードも非常に楽しみです。

 ここまでご拝読いただき、ありがとうございました。

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