チャンクロ

自由を愛する読書家。リベラルアーツを広めるべく活動。 おすすめ度・難易度を併せて書籍紹…

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自由を愛する読書家。リベラルアーツを広めるべく活動。 おすすめ度・難易度を併せて書籍紹介。 おすすめ度、難易度の評価基準 おすすめ度 5ぜひ読んで 4読むと有益 3読んで損なし 2参考程度に 1読まなくていい 難易度 5大学院 4大学3,4年 3大学1,2年 2大学入門 1中高生

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書籍紹介:武村政春『新しいウイルス入門』

イベントの案内です\(^_^)/! 4月25日、5月9日(土)21時からはエーリッヒ・フロム『自由からの逃走』の読書会を実施したいと思います! おすすめ度4 難易度3 コロナで連日騒がしいですが、 そもそもウイルスとは何ぞ? ウイルスはどうやって病気を引き起こすの? ウイルスにどんな種類があるの? という基本的なことがちゃんと分かってなかったので本書で勉強。 ウイルスって調べれば、調べるほど謎めいていることに気づく。 ウイルスは『生物学辞典』によると 「限

    • 書籍紹介。リチャード・バック『かもめのジョナサン』新潮社。

      書籍紹介。リチャード・バック『かもめのジョナサン』新潮社。 おすすめ度4 難易度1 詳細はブログで。 https://ameblo.jp/akushiroreshi/entry-12464193283.html

      • 書籍紹介。内田樹『街場の天皇論』東洋経済新報社。

        内田樹『街場の天皇論』東洋経済新報社。 おすすめ度4 難易度3 続きはブログで。 https://ameblo.jp/akushiroreshi/entry-12464085655.html

        • 書籍紹介。松岡正剛『17歳のための世界と日本の見方』春秋社。

          松岡正剛『17歳のための世界と日本の見方』春秋社。 おすすめ度4 難易度1 本書は千夜千冊で有名な松岡正剛の帝塚山学院大学での講義を書籍化したもの。 世界と日本をつなぐ文化の基本を持ち前の博識と編集力で解説してくれる。 高校レベルの世界史、日本史の文化史、倫理の内容を楽しく復習するのにもいいかと。文化史って暗記だろとか、宗教って何がすごいのって人は特におすすめ(`∀´) #読書#読了#読書記録#本#本好きと繋がりたい#book#書籍紹介#教養#文化#歴史#日本#世

        書籍紹介:武村政春『新しいウイルス入門』

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          書籍紹介。池谷裕二『進化しすぎた脳』講談社ブルーバックス。

          池谷裕二『進化しすぎた脳』講談社ブルーバックス。 おすすめ度5 難易度1 脳科学者の著者が中高生に脳の不思議について講義したものを書籍にしたもの( ̄^ ̄) 詳しくはブログへ。 https://ameblo.jp/akushiroreshi/entry-12463026034.html

          書籍紹介。池谷裕二『進化しすぎた脳』講談社ブルーバックス。

          『サピエンス全史』第4部科学革命前半の振り返りだよ!

          5月18日(土)に『サピエンス全史』第4部科学革命の読書会を実施しました! 興味のある人は以下のブログをどうぞ! https://ameblo.jp/akushiroreshi/entry-12462610254.html

          『サピエンス全史』第4部科学革命前半の振り返りだよ!

          書籍紹介。村上春樹『意味がなければスイングはない』文藝春秋。

          村上春樹『意味がなければスイングはない』文藝春秋。読了。 おすすめ度4 難易度3 村上春樹の音楽エッセー。これを読めば、音楽を趣味にしたくなるはず。 詳しい説明はブログで! https://ameblo.jp/akushiroreshi/entry-12460901962.html

          書籍紹介。村上春樹『意味がなければスイングはない』文藝春秋。

          書籍紹介。丸山圭三郎『言葉と無意識』講談社現代新書。

          丸山圭三郎『言葉と無意識』講談社現代新書。読了。 おすすめ度3 難易度3ないし4 ソシュール研究者である著者が晩期ソシュールのアナグラム研究を参考に自身の言語論を展開していく。人間の無意識も言語によって条件づけられていることが明らかとなり、言語のもつ根源的な深みを垣間見ることができる一冊。 著者曰くソシュールは「自覚せざる精神分析学者」(p175)なのだが、一見するとまるで関係のなさそうな言語学と精神分析の意外な共通点も見えてくるだろう。 いい本なのだが最近の新書

          書籍紹介。丸山圭三郎『言葉と無意識』講談社現代新書。

          書籍紹介。岡田暁生『クラシック音楽とは何か』小学館。

          岡田暁生『クラシック音楽とは何か』小学館。読了。 おすすめ度4 難易度3 クラシック音楽はどこか高尚なイメージがある。😓 けど、クラシック音楽の歴史や国柄、作曲家ごとの特徴を知るとより身近なものになる。😺 岡田先生のクラシックを聴くための文脈の解説は歴史の躍動感を伴って、クラシックを味わうという一歩踏み込んだ鑑賞へと導いてくれる(`∀´) #本#本好きと繋がりたい#書籍紹介#book#読書#読了#読書記録#芸術#音楽#クラシック#趣味#教養#小学館#岡田暁生#

          書籍紹介。岡田暁生『クラシック音楽とは何か』小学館。

          書籍紹介。ロラン・バルト『ロラン・バルト モード論集』ちくま学芸文庫。

          ロラン・バルト『ロラン・バルト モード論集』ちくま学芸文庫。読了。 おすすめ度3 難易度4 ロラン・バルトが主著『モードの体系』にいたるまでにバルトが発表したモード論を一冊にまとめた本。 まあ、モードと言われても何のこっちゃらかもしれないので補足するとファッションの流行のことと考えてくれるといいかと。 バルトはココシャネルやダンディズムとは何ぞやといったことをこの本では論じているんですな。 詳しくは以下のブログに書いたので、興味のある人は読んでみてください! ht

          書籍紹介。ロラン・バルト『ロラン・バルト モード論集』ちくま学芸文庫。

          書籍紹介。岡田暁生『音楽の聴き方』中公新書。

          岡田暁生『音楽の聴き方』中公新書。読了。 おすすめ度4 難易度3 別に音楽に詳しくなくても、全体として何を言いたいのかは分かるかと。 音楽は素人の僕でも、音楽の奥深さを知ることができたよい一冊。 音楽は言葉を超えて感じるものだろうと漠然と思っていたけど、これは19世紀ロマン派の考えに影響を受けたものみたい。 音楽は言葉を超えたものというロマン派の音楽観は音楽を宗教に代わるものとして積極的に位置付けようとした結果のものだけど、これは音楽はプロに任しとけばいいとなって商業

          書籍紹介。岡田暁生『音楽の聴き方』中公新書。

          書籍紹介。ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』ハヤカワノンフィクション文庫。

          ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』ハヤカワノンフィクション文庫。読了。 おすすめ度4 難易度3 カーネマンの本は以前も紹介しましたね。 カーネマンはこの本では人間の認識をシステム1、システム2と名付けて、人間がどういう判断をミスするのか、いかに経済学が想定する合理的経済人が現実のヒューマンを記述できていないかを詳細に明らかにしてくれます。 システム1、システム2といっても何のこっちゃなので説明しますね( ̄▽ ̄) システム1は速い思考をする直感的なシステム。

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          『サピエンス全史』を読んでみよう!第3部人類の統一編後半の振り返りだよ!

          さて、4月20日(土)は『サピエンス全史』第3部人類の統一の後半の読書会でした! 章でいうと第12章宗教という超人間的な秩序、第13章歴史の必然と謎めいた選択ですね! いよいよ下巻に入ったので、『サピエンス全史』の読書会も後半戦ですね! あと、今回は初参加の人がいらっしゃったのがうれしかったですね! 初めてで緊張されたとのことですが、この読書会はアットホームな雰囲気でやっているので初見さんでも安心して参加できますよ! さて、今回読んだ第12章、第13章は

          『サピエンス全史』を読んでみよう!第3部人類の統一編後半の振り返りだよ!

          書籍紹介。岡田斗司夫FREEex『『風たちぬ』を語る』光文社新書。

          岡田斗司夫FREEex『『風たちぬ』を語る』光文社新書。読了。 おすすめ度4 難易度2 宮崎駿の『風立ちぬ』を題材に著者が宮崎ワールドの魅力を解説。 『風立ちぬ』がいかに大人向けでレベルの高い作品か分かるだろう。 『風立ちぬ』は見ても何がいいのかよく分からないとか、声優庵野が棒読みでありゃひどいっていう声があるけど、それは表面的な批判。 宮崎駿が自身の作家性を全面に出そうと計算しまくって映画を作ると、表面的にはよく分からんものになってしまうんですな。 けど、解説を読んでか

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          書籍紹介。今村仁司『近代性の構造』講談社選書メチエ。

          今村仁司『近代性の構造』講談社選書メチエ。読了。 おすすめ度4 大学受験生は5 難易度3 1968年の革命が問うていたのは、資本主義であれ、社会主義であれ、近代性なのであろう。 近代がもたらした恩恵は評価しつつも、近代がつまずいた原因を探るべく、近代の発想、問いを思想史的に考察する。 そこから明らかになるのは近代の発想が機械論的世界像、方法主義、生産主義であること。そして、そのような発想を可能にするためには円環する時間から直線的時間へと意識を変えねばならない。 この

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          書籍紹介。サン=テグジュペリ『人間の大地』光文社古典新訳文庫。

          サン=テグジュペリ『人間の大地』光文社古典新訳文庫。読了。 おすすめ度4 難易度3 サン=テグジュペリの中で一番の傑作はこれじゃないかと思っている。 飛行機という20世紀の乗り物が新たに切り開いた空という空間での体験を詩的に表現したことともに、空から地上を見下ろすことで人間が何に縛られて生きており、何が人間らしく生きる条件なのかを問うたのは意義あることかと。 また、飛行機乗りというと自由気ままに生きているイメージをもつかもしれないが、その彼が次のような言葉を作品に残し

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