Rie Kuroi

北海道/名寄市/Uターン/ファシリテーター/まちづくり/Nスポーツコミッション/高校魅…

Rie Kuroi

北海道/名寄市/Uターン/ファシリテーター/まちづくり/Nスポーツコミッション/高校魅力化コーディネーター/編集者/コミュニティスペース/コンサル&実務者/北海道移住ドラフト会議/さとのば大学/元CSRコンサル&CSR48発起人/SDGs/ねこ/表千家/寺社仏閣/旅/

マガジン

  • よっぱらってかく、だぶん。

    わたくし、クロイリエがよっぱらってかくだぶんです。うっかり長文になるのですが、ときどき、バッカスが降臨していいことを書いたりします。いいことを書いたな、と自分で思った時には有料にします。 クロイリエ:北海道名寄市在住。ファシリテーター、ライター&編集者、コンサルタント、研修講師、コミュニティースペースの運営など。2014年に東京からUターンし、まちづくりみたいなところをテーマにうろうろ。もともとはCSRコンサルタント。

  • Rie Kuroiの創作活動

    基本的には売文家なので、ほぼアップしないと思われますが、過去に書いた小説や、採用されなかった文章などをあげたりします。

  • 北海道移住ドラフト会議

最近の記事

マルタでの短期語学留学のこと

25年ぶり、3回目の短期留学です。 25年前はスペイン語を学びにメキシコのサンミゲルデアジェンデに6週間ほど滞在してました。 いま思えば、メールもキチンと稼働してるのかよくわからない(アドレスがあっても見てるかどうかわからないのが普通)、ネット上には殆ど情報はなく、「地球の歩き方~スペイン語留学~」の本を買って掲載されている学校にFAXを送って、特に返事もなく(いや、あったのかなぁ?覚えてない)、旅立つ、ってすごいよね。 今回はイタリアの左下らへんにある小国「マルタ」へ。

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    • 10年目、よく考えるヨーロッパの旅

      2014年にUターンしたので、今年は10周年です。 それまで真面目な会社員を14年やっていた身としては、地方移住も独立もどちらも不安でしかありませんでしたが、 ・うまくいかなかったら東京に戻ればいいし ・独立して稼げなかったとしても、どんな仕事でも地方にはある(人手不足だし) という気持ちで生き、ありがたいことにたくさん仕事をさせていただきやりたい仕事を手放さずにいます。 本当に社会に感謝です。 この5年くらい、忙しすぎてフォーカスが定まっていないような気がして「仕事を減ら

      • 拝啓 「聞いていない」あなたへ

        前略 はじめまして。 突然のお手紙、大変申し訳ございません。 あなたが「聞いてない」とご連絡したと伺い、取急ぎの走り書きをさせていただきました。どうかお許しください。 聞いてなかったですよね、そのこと。 ついつい、大きな声で相手にお伝えしたくなるのも、よくわかります。その案件についてアドバイスをしたことがあったり、話題に上げたり、ちょっと気にかけたり、なんなら、噂話でいろんな人が話しているのを小耳に挟んだりしていたんですよね。 それにもかかわらず、自分は蚊帳の外で、関係

        • 2023年の振り返りと2024年について

          あけましておめでとうございます。 毎回キフクリエイターの山田泰久さんが災害時には寄付先をまとめてくれていて、それをとても参考にしているのでこちらでもシェアしておきます。 被害に遭われたみなさんに心からお見舞い申し上げます。 心安らぐ時間が少しでも早く訪れますよう、お祈りしています。 私自身は災害時に初動で動けるスキルを1mmも持ち合わせていないので、共感したり疲弊したり無力感に苛まれたりしていますが、少ないお金を寄付することだけはできるので、できるだけ、現地入りしている団

        マルタでの短期語学留学のこと

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          3本

        記事

          完結編・肉と野菜と男と女~nayosobi vol.3~

          前半をお読みになりたい方はこちらからどうぞ。 https://note.com/kuroi_rie/n/n421baa768ba3 ★★★★★★★★ こんな場所に、こんな路地があったのか。 もう名寄に移り住んで3年目になるのに、気づかなかった。 地元のスーパー「西條さん」(名寄の人はこの「西條」というお店に敬称をつける)の東側、南北に延びる通路のような駐輪場に、これまでまったく気づかなかった石畳の道が、東に向かって延びていた。 路地といいつつトンネルのような造りで、高さ

          完結編・肉と野菜と男と女~nayosobi vol.3~

          肉と野菜と男と女~nayosobi vol.3~

          夏至が近づく、ある北の街。 街の人たちから愛されるモンテ通りは、今日も商売人たちの声が響く。 ★★★ 雅子はこめかみに滴ってきた汗を手の甲で拭い、はぁ、とため息をついた。 「やっとここまで・・・。長かったわ・・・」 疲労の滲む表情とは裏腹に妖しい光を宿した目線の先で、カンカン帽がゆっくりとうなずいた。 雅子がこの和菓子屋白山庵(はくさんあん)に、後妻として嫁いでから3年の月日が流れていた。 ★★★ 「若旦那!あの風来坊はいつ帰ってくるんですか?!」 若旦那、と呼ばれ

          肉と野菜と男と女~nayosobi vol.3~

          戦ったんだろうか。2022年振り返り

          2022年の目標は、「戦う」でした。 もう、ある意味いろんなもの(自分を含めた)に嫌気がさして、このままじゃ、間に合わないよ!と戦うことにしたのです。 2022年は1月、3月にコロナ関連のお休みがそれぞれ10日くらいあって、意外にゆっくり始まって、本を読んだり英語の勉強したりダイエットしたりという習慣づくりが1月にできた年だったのですよね(ま、強い継続はできなかったけど、なんかふわふわと続いている感じ)。 その中である方から「ちょっと話しましょうよ」とお声がけいただいて話し

          戦ったんだろうか。2022年振り返り

          どうして私たちは「地球」「世界」について考えなくてはならないんだろう?

          「朝起きて、会社や学校に行って、家族でご飯を食べて、ゆったりお風呂に入って、眠る。日本に生まれた私たちにとって当たり前の毎日が、送れない人たちがいます」 というのが、かつて国際協力や開発援助の世界で必ず使われていたメッセージでした。 いま、このメッセージはこんな風に変わっています。 「日本に生まれた私たちにとって当たり前の毎日が、世界の誰かの豊かな日常や生活を脅かしているかもしれないのです」 目の前にある机、スマートフォン、冷蔵庫、身につけている洋服、靴・・・よく観察してみ

          どうして私たちは「地球」「世界」について考えなくてはならないんだろう?

          国際バカロレアって?ケン先生インタビュー(1)

          みなさんこんにちは。 名寄市の高校魅力化コーディネーターのクロイです。リエです。 先日、札幌開成中等教育学校の教員である弟ケンにラジオ番組(音源はyoutubeにあり)に出てもらってインタビューしました(podcastでも聞けるよ)。本エントリーはそのインタビューから抜粋&再編集したものです。 ※ケンとリエの紹介はこちらにもあります。 ・・・・・・・ リエ:ケン先生こんにちは。自己紹介をどうぞ! ケン:札幌開成中等教育学校で英語教諭をしています。ケンです。ぼくの学校は、

          国際バカロレアって?ケン先生インタビュー(1)

          国際バカロレアって?ケン先生インタビュー(2)

          先日、札幌開成中等教育学校の教員である弟ケンにラジオ番組に出てもらってインタビューしました。本エントリーはそのインタビューから抜粋&再編集したものです。 ・・・・・・・ ▼授業ってどんな感じ? リエ:へぇ~。すごすぎるね!通常の授業はいったいどんな風なものになるの?例えば、ケン先生が教えている英語ではどんな感じ? ケン:全教科統一して「課題探究的な学習をしましょう」ということが求められます。「課題探究的な学習」の定義はいろいろありますが、IBでは「答えのないものをみん

          国際バカロレアって?ケン先生インタビュー(2)

          国際バカロレアって?ケン先生インタビュー(3)

          先日、札幌開成中等教育学校の教員である弟ケンにラジオ番組に出てもらってインタビューしました。本エントリーはそのインタビューから抜粋&再編集したものです。 ・・・・・・・ ▼「信じること」の大切さを改めて伝えたい リエ:最後に伝えたい、大切なことはありますか? ケ:そうですね。すごく大事で、かつこれからのキーワードだなと思うことがあって。 それは「信じること」なんです。 子どもや生徒を信じる。地域を信じる。環境を信じる。信じて、委ねて、そこで起こることをしっかり見届

          国際バカロレアって?ケン先生インタビュー(3)

          新月の誕生日に。春の夜に、静かなる決意を。

          新月の誕生日でした。 バタバタとオンラインmtg目白押しの1日でした。あと、この一週間、毎日誰かの渾身の発表を聴いてます。 昨年末から身の回りを整えていたら(主にモノを捨てる。本棚を買うとか)、なんだかヌルリと今年が始まってしまい、パッと切り替わらないでおりました。 ただ、なんとなく今年は身体を丁寧に取り扱おうという方針があって、プチファスティングをして、毎日身体を少し動かすという規則正しい生活を心がけようと思ってたのです。 かつ、昨年、一生懸命働いたので、いずれにしろ今

          新月の誕生日に。春の夜に、静かなる決意を。

          2021年の振り返り

          年末に、部屋の整理とパソコンの整理をしたら、捨てることばかりに集中して、振り返る時間がまったくもてませんでした。 で、なんか年始もバシっと始められず・・・。 でもまあ、なんつうか、部屋もパソコンも私も、キャパシティオーバーで機能しなくなってた感が強かったので、ちょっと時間をかけても整理しないと、今年が始められなかったわけです。(いいわけ) ということで、とりあえずここから。2021をふりかえります。 1,高校魅力化思い起こせば2020年4月。コロナでヒマになってしまった私

          2021年の振り返り

          阿片と毒と、甘いもの -6(完)-

          1はこちら→https://note.com/kuroi_rie/n/nd028bcfbea5b ※※※ そして、僕は今、由美の手を引いて夜道をむやみに走っている。 さっきまで後ろにいた追っ手が、まだいるのかどうかも、 もうよくわからない。 事態は数時間前に、急変した。まだ、アタマの整理がつかない。 ちょっとケンカのような感じで出て行った由美は、次の日、何事もなかったかのようにネカフェに戻ってきた。いつものように入り口で落ちあい、いつものように受付をすませたら、いつもの

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          阿片と毒と、甘いもの -6(完)-

          阿片と毒と、甘いもの -5-

          1はこちら→https://note.com/kuroi_rie/n/nd028bcfbea5b 「リョーヘイ、お疲れ様~久しぶり~」 社長と呼ばれたのは女性で、心底ほっとする。 「もう、社長に社長って言われたくないわ」と笑って、ドリンクバーからコーヒーを抽出して、こんばんは、といいながら隣のテーブルに座った。どうも本当の社長ではなく、東京の出張時に利用している、ただの常連らしい。 この時初めて、社員かバイトだと思っていたリョーヘイがこのネカフェのオーナーだと知った。そ

          阿片と毒と、甘いもの -5-

          阿片と毒と、甘いもの -4-

          1はこちら→https://note.com/kuroi_rie/n/nd028bcfbea5b そのあと、あっさりと解放されたが、由美からの連絡は2週間、途絶えていた。次の連絡は、落ち着いたら由美からするという約束をしていた。 正直、僕にとっては拍子抜けするほどあっさりとしたやりとりで、社長もそこまで悪い人には見えなかったし、僕もうまく振る舞ったはずなので、すぐに連絡がくると思っていたのだが、そう単純でもないのかもしれない。 由美が適度に客を送り続けることで、200万円

          阿片と毒と、甘いもの -4-