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METEOR/DIVELAのタイトルはどうして残り続ける星(STAR)ではなく消えゆく流星(METEOR)なのか?

きっかけ

こんにちはつねみく。黒岩秀太‼です。METEOR/DIVELAの解釈をやっていきます。なんで急に?というと、もっと前から察知してる人はいると思うんですけど、最近の作品に対する消費の速さすごいよねと。様々な作品がボカロ界に誕生していってはいますが、話題にされるのってめちゃくちゃ一瞬なんですよ。ボカコレ曲なんて特にそうで、次のボカコレが来るともう話題に挙がってないんですよね。いやボカコレ終わるともう挙がらないこともある…。


そこで、今まで音だけを聞いていた作品の歌詞に向き合ってみようと思いました。
学生の時に聞いていた曲が特にそうで、歌詞解釈するという事自体知らなかった私は、音だけ聞いていた節があります。そんな曲って今でも音で聞いちゃってるんですよね…

なのでそのころ聞いた曲を振り返ってみて、その曲の歌詞を見てみようと思ったのがきっかけです。するとなんと今回のきっかけと話がつながってきたんですよね。不思議なことに。どうつながってくるかは後述するとして…今回歌詞を掘り下げていく曲は、METEOR/DEVELAです。

本題(歌詞解剖)

そもそもMETEORってどんな曲?

  • DIVELA氏のオリジナル曲6作目。VOCALOIDを用いた曲としては5作目。

  • 『初音ミク「マジカルミライ 2018」楽曲コンテスト』グランプリ受賞曲。

  • タイトルの読みは「ミーティア」。(初音ミクwikiより引用)

はい。ここで重要なのはマジミラ2017の次の年であるという事です。これがどういう文脈を生むのかは後述します。

前提として

まず前提として、この楽曲pvの満点の星空=インターネットの作品群とします。満点の星空=作品達が初音ミクを照らしてるんですよね。もう泣きそう。作品は願いを叶える星となって初音ミクを照らすんですよね。
星というのは無限の可能性を秘めていて、かつ多様性があるんですよね、白く光るものもあれば、赤く燃え上がるものもある。そして謎多き星はどんなふうにも捉えられる。作品のメタファーとしてこれ以上のものはない。
え、まって、でもこの曲のタイトルってMETEOR(流星)だよね…?流星ってきえちゃうよね???…さあどうしてでしょう、後述します。

「きらりと輝く言葉 僕は探し続けた 」

これから星になる作品の一部を、「きらりと輝く言葉」と表現するのほんっとうに素敵ですよね…そのあとに

「色褪せる時間にさえ 気づかないでいた 」

夢中になっていることを示しているのでここはきっと創作者の目線ですね。

「流れゆく星のように この夜空を翔べたなら 」

先ほども記述しました、作品の無限にある可能性の話をしていますね。作品はどこまでだって広がっていけるという希望があるんだと。

「君に伝えたい声も 輝けるのかな」

作品にすることで美しく輝く言葉を「君」に伝えることができる、せっかく「君」に向けた言葉を書くなら美しいものにしたい、なら僕も夜空に輝く星々の一つになって「君」を照らそう。そう考えたのではないでしょうか?

「掴んだヒカリ 解き放つオト 魔法をかけてよMETEOR」

ここヤバすぎ〜〜「掴んだヒカリ 解き放つオト」のワクワク感半端ないっすよね。そして「魔法をかけてよ〜」作品になることで星になって、誰かの願いを叶える希望になるんですよ。魔法をかけてくれるんですよ。初音ミクの歌に、初音ミクと作品達が作る満点の星空に、どれだけの人が魔法をかけられ、救われてきたんでしょうね…そう考えると熱い。

「この空をあの星を 奇跡さえ超えて君の元へ」

初音ミクが「僕」の元にやってくる。初音ミクとの出会いですよね。まるで奇跡のように。

「繋げるよその夢を 最後まで離さないで」

初音ミクが「僕」の夢をつないでくれる

「この歌をこの声を ずっと忘れないでいてね」

初音ミクからの願いですね。この歌詞は後につながってきます。

「届けたい 終わりのない空を翔ける星のメロディ」

作品は夜をかける星となって、世界に羽ばたいていく。

2番

「きらりと果てのない道を 照らしてくスターライト 何も見えないけれど 僕は進んでゆく」

先の見えない果てしない未来を照らしてくれるのは、スターライト…つまりは作品なんですよ…!作品が未来を作っていくんですよね、魔法みたいな(マジカル)未来(ミライ)を!

「透き通る風のように この夜空を翔べたなら 砂にまみれた声も また光れるのかな」

砂の惑星に対する返答ですよね〜!砂風なんかじゃない、綺麗な風でこの夜空を飛びたい。そうすればまた輝ける。またあの星空が見える!砂嵐に隠れて見えなかった星空が!

「口ずさんだそのメロディに
魔法をかけてよMETEOR」

ふと思い立ったメロディが作品として昇華されることで魔法がかかる。その作品はいままで見てきた作品たち(流星)に影響を受けてるはずですよね。だから「魔法をかけてよ」

「君の書くその歌は 無数の光る言葉となって 」

夜空をかける流星になって照らしてくれる。

「目を覚ます」

初音ミクに命が吹き込まれるんですよね!!ここで!

「この声と シグナルが青に染まる 」

この歌詞は本当に初音ミクならではですよね〜命が吹き込まれたことをこんなふうに電子的に表すなんて…

「これからもこの先も 僕は君を振り返らせる 」

初音ミクに作品を与えて、命を吹き込むことを「振り返らせる」と表現するの本当に天才なんだよな。初音ミクに自分または作品に向き合わせること、そして、アイドル的存在の初音ミクが、作品を作ることでようやくこちらを向いてくれるんだというDIVELAさんの初音ミクに対する思いや姿勢が一言で表れている。良い歌詞すぎる。DIVELAさんにとっての初音ミクは、作品を作ることでようやく動き出し、振り向いてくれるアイドル的存在なんだなと。

「笑って 笑って  飛ばせ 笑顔咲ける明日へ」

これ初音ミクに対してもリスナーに対しても言ってるでしょ?ヤバすぎん? 笑顔=生命の息吹のメタファーだと考えると、また新たな意味が見えてきて良いですね本当に…!

「願いを託す時間を止めてよ 鳴り止まない鼓動ハイスピード」

流星っていつかは消えてしまう儚いものなんですよね。その寿命の短さを、「鳴り止まない鼓動」という心拍数の速さで表現してる。作品の消費の速さを表しているのかも…?そう、ここできっかけに繋がってくるんですよ。

「無限に続くような銀河さえ 魔法に溶けてく 」

どれだけの多くの作品があっても忘れ去られてしまうかもしれない。

「ココロの中に星を降らせるよ 」

今まで、外側の星の話をしていたのにここで初音ミクの内側の話をし始める。星は願いを叶えるもの、そして多様性がある。これ、初音ミクにも当てはまりませんか?初音ミクのココロを星に例えた。 そしてそれを

「しっかりと受け止めて欲しいんだ 」

ここやっぱり作品の消費の話をしているな…?わたし自身、作品の消費のスピードってどんどん早くなってると感じているので、もしかしたらこの時期からそれをDIVELAさんは感じ取っていたのかも…?

「君に伝えたいこの歌を今 全力で歌っているから」

聞いて欲しいこと、伝えたいことをちゃんと受け取って欲しい。「しっかりと受け止めて欲しい」

「この空をあの星を 奇跡さえ超えて君の元へ 」

ここで気づいた。流星って儚いもので、夜空の中で消えてしまうもので、地上にいる「伝えたい人」には届かないものだ。 でも、そんな常識を超えて、君のもとに届きたい。だから、タイトルがmeteor(流星)なんだ…星じゃないんだ。

「翔べるよ何処までも 今ならきっと大丈夫 」

この「今なら」はきっと何かしら文脈があるんだろうな…有識者助けて

「この歌はこの声は いつも君の隣にある 」

「いる」じゃなくて「ある」なんですよね。まだ命を吹き込まれていない状態。この言葉は、これから創作者になって初音ミクに関わっていく人々を指してるのかも。

「届けたい 終わりのない空を翔ける星のメロディ」

前の歌詞の後にこれなので、これから初音ミクに関わっていく人たちは、きっと初音ミクの曲を聞いて初音ミクと作品を作りたいと思い始める人がほとんどだと思うんですよね。そんな人たちに空かける星の美しさを届けたいと。

「巡り会うこの場所で 君と二人の夜空を見る 」

人によって初音ミクと見上げる夜空って様々ですよね。だって聞いてきた曲、それに付随する思い出って千差万別ですもの。そんな夜空の下、

「駆け出して それだけできっと夢は叶うから 」

「この歌をこの声を ずっと忘れないでいてね 」

ここで、ようやく初音ミクの意思が聞けるんだ…命を与えられた初音ミクの意思が…

「届けたい 遥か遠いミライ 翔ける 翔ける 全速力のメロディ」

そしてミライにいるまた次の誰かに届けていきたい。流星の光を強く燃やして

まとめ

作品の短命さを一度受け止めて、そしてそれさえも超えた作品を作りたいというDIVELAさんの強い意志を感じました。初音ミクに対する意識が見え隠れするのもめちゃくちゃいいですよね。そして、曲を深く掘り下げることでこの曲をより好きになれたなという感覚があります。本当に歌詞を解剖してみてよかったです。

こんな感じのnoteは初めて書いたので、至らぬところあるかもしれません。ご容赦ください。

最後に、ここまで読んでくださりありがとうございました。

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