黒川直毅@弁護士

都内法律事務所で弁護士をしてます。著作権法、商標法、意匠法、不正競争防止法、景品表示法…

黒川直毅@弁護士

都内法律事務所で弁護士をしてます。著作権法、商標法、意匠法、不正競争防止法、景品表示法、フランチャイズやマーケティングについて関心を持っております。研究会や法律、マーケティング等について書いていきたいと思っています。

最近の記事

2021年

新年あけましておめでとうございます。 前回の投稿から1年以上経ってしまいました。 前回の投稿からの変化 フランテック法律事務所からひかり総合法律事務所へ移籍いたしました。 前所であるフランテック法律事務所では、フランチャイズに関する業務を中心に執務を行ってまいりました。 また、代表弁護士である金井先生の執筆補助をしつつ、共著ではありますが記事を掲載していただけました。 ひかり総合法律事務所へ移籍してからは、特許訴訟や著作権案件等知財案件を中心に執務を行っております。

    • サブスクリプションビジネスを進めるうえでの法的な問題点とは?

      日経クロストレンドにて、弊所代表が執筆した記事が掲載されました。 私も微力ながらお手伝いさせていただきましたので、 ご興味ある方は是非お読みいただけると幸いです。 有料会員向け記事ですので、全部をご紹介することはできないため、項目を簡単にご紹介させていただきます。 Q:サブスクリプションビジネスとは? Q:サブスクリプションビジネスが近年注目を浴びている理由は何か? Q:サブスクリプションビジネスはどのように分類されるのか? Q:サブスクリプションビジネスとレンタルとの違

      • バイトテロの上手な事後対応とは?

        日経クロストレンドにて、弊所代表が執筆した記事が掲載されました。 私も微力ながらお手伝いさせていただきましたので、 ご興味ある方は是非お読みいただけると幸いです。 有料会員向け記事ですので、全部をご紹介することはできないため、項目を簡単にご紹介させていただきます。 いわゆるバイトテロに関する事後対応として、どのようなものが考えられるのか? バイトテロが発生した企業の対内的な事後対応としてどのようなことがなされたのか? バイトテロが発生した企業が実施した研修を参考にどのよう

        • 株式会社ロイヤルダイニングに対する景品表示法に基づく措置命令について

          消費者庁は、2019年4月16日、株式会社ロイヤルダイニングに対し、同社が供給する「タン」と称する部位を使用した料理、「ハラミ」と称する部位を使用した料理及び「シマチョウ」と称する部位を使用した料理等に係る表示について、優良誤認表示(景品表示法5条1号)に該当するとして、措置命令を行ったようです。 対象会社の概要株式会社ロイヤルダイニングは、STEAKHOUSE BIG BEARや焼肉いのうえ等、約21の飲食ブランドを運営しています。 今回、措置命令の対象となったのは、焼肉

          トランペットを分解すると?

          久しぶりの演奏会に向けて、久しぶりにトランペットを洗ってみました。 洗うのは、約10年ぶりです! そもそも楽器って洗えるの?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、金管楽器は洗えるんです! むしろ定期的に洗わないと汚れがどんどん溜まっていってしまいます。 まずは、洗う前の状態を見てみましょう! 上が同期のトランペットで、 下が私のトランペットです。 見事な色の違い! 紫というか、もはや黒色ですね。 それはそれでカッコいい気もしますが。。。 名残惜しい?ですが、洗

          トランペットを分解すると?

          第二東京弁護士会知的財産権法研究会において判例発表を行いました

          3月20日に第二東京弁護士会知的財産権法研究会において、判例発表を行いました。 発表した裁判例は、東京地判平成30年3月29日平成26年(ワ)29490号[除染施設秘密保持契約事件]です。 営業秘密該当性の3要件の一つである非公知要件に関し、公知の情報の組み合わせについて判断した点や、不正競争防止法2条1項7号の「図利加害目的」に関し判断した点について、参考になるかと思います。 営業秘密に関しては、平成31年1月31日に「営業秘密管理指針」が改訂されていますので、こちら

          第二東京弁護士会知的財産権法研究会において判例発表を行いました

          再び頻発するバイトテロ事件を避けるための手立てはあるのか

          日経クロストレンドにて、弊所代表が執筆した記事が掲載されました。 私も微力ながらお手伝いさせていただきましたので、 ご興味ある方は是非お読みいただけると幸いです。 有料会員向け記事ですので、全部をご紹介することはできないため、項目を簡単にご紹介させていただきます。 過去に発生したバイトテロの内容は? バイトテロは、どのような企業で発生しているのか? 約5年前の第一次バイトテロ炎上騒動との違いは? 一次的な投稿先がInstagramとなっている理由は? 不適切行為をさせない

          再び頻発するバイトテロ事件を避けるための手立てはあるのか

          Arts&LAW

          だいぶ前になりますが、Arts&LAWのイベントへ参加してきました(1月10日)。 タイトルは「まだパロディできないの?パロディの未来を考える。」です。 Arts&Lawとは? クリエイターやアーティストに対する法的な視点からのサポートを標榜し、2004年に発足した団体です。 内容はタイトルのとおり、パロディについて。 アプロプリエイションとは アプロプリエイションという言葉を初めて聞きました。 既に作品化されているものからイメージを借用して作品を制作することや、

          法政大学第二中・高等学校吹奏楽部SPRING CONCERT

          法律の記事ばかりでしたが、たまにはプライベートな記事も。 中学、高校と吹奏楽部に所属し、トランペットを吹いてました。 テレビアニメ「おおきく振りかぶって」のソロは、私が吹いています笑 今は、法政大学第二高等学校吹奏楽部OB会の副会長を務めております。 そんな私が所属していた吹奏楽部で、スプリングコンサートを開催することとなり、OBも出演することとなりましたので、お近くの方は是非聴きにいらして下さると幸いです。 OBステージの曲目は、 旧友 吹奏楽のための第二組曲(ホ

          法政大学第二中・高等学校吹奏楽部SPRING CONCERT

          第35回フランチャイズショー2019

          昨年に引き続き、今年もフランチャイズ・ショーへ行ってきました。 まずは、顧問先の企業の方々へご挨拶をさせていただきました。 また、顧問先以外の本部のブースを拝見させていただき、 フランチャイズビジネスのトレンドについて調査してきました。 昨年は、介護福祉系の出展が多い印象を受けましたが、 今年は、介護福祉系の出展は少なく、 フィットネスや海外の出展が多い印象を受けました。 飲食系は相変わらず多かった印象を受けました。 様々な本部の方とお話しをさせていただきましたが、 フ

          第35回フランチャイズショー2019

          地理的表示保護制度とは?

          WTO法研究会(第83回2月4日開催)に参加してきました。 テーマは、地理的表示保護制度について 講師は、農林水産省食料産業局知的財産課法令担当専門官の川口藍先生でした。 地理的表示とは? 地理的表示(GI:Geographical Indication)とは、農林水産物・食品等の名称で、その名称から当該産品の産地を特定でき、産品の品質等の確立した特性が当該産地と結び付いているということを特定できる名称の表示をいいます。 GIマークとは? GIマークは、登録された産品の

          地理的表示保護制度とは?

          ブランディング入門セミナー

          一般社団法人ブランド・マネージャー認定協会のトレーナになるためには、トレーナー試験を受けなければならず、そのトレーナー試験課題の一つに、自分がセミナーをやっている画像を提出するというものがあります。 知り合いの先生に頼まれて、そのセミナーの聴講者役をしてきました。 ブランディング入門セミナーの構成としては、1部においてブランディングの基礎知識、2部においてブランド構築ステップの概要を扱う構成となっています。 ブランドとは、一般社団法人ブランド・マネージャー認定協会による定

          ブランディング入門セミナー

          景品表示法違反で課徴金納付を命令される事態を防ぐには?

          日経クロストレンドにて、弊所代表が執筆した記事が掲載されました。 私も微力ながらお手伝いさせていただきましたので、 ご興味ある方は是非お読みいただけると幸いです。 有料会員向け記事ですので、全部をご紹介することはできないので、事案等を簡単にご紹介させていただきます。 どのような事案だったかというと、  事案は、DMMが、本件2商品の各商品に関し、前後のフレームから中間的なフレームを新たに生成し、映像を補完する倍速駆動と称する技術により、1秒間に60フレームで構成される映

          景品表示法違反で課徴金納付を命令される事態を防ぐには?

          CRIC月例著作権研究会

          今回は、講演会の宣伝です。 弊所代表の金井高志が2月15日にCRICにて、「民法改正が著作権の譲渡・ライセンス契約に与える影響」というタイトルで講演を行います。 主な講演項目は、 1.知的財産法に関わる民法改正の議論の概観 2.著作権の譲渡契約(売買契約)における改正民法による影響  (1)改正前民法における課題の解決方法  (2)改正民法の内容(売主の担保責任の改正、対抗要件に係る売主の義務の明文化など)  (3)改正民法の規定による著作権ビジネスへの影響      

          CRIC月例著作権研究会

          スーパーバイザー学校「フランチャイズビジネスの法律知識」

          私が所属する事務所の代表弁護士である金井高志先生が、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会のスーパーバイザー学校において講師を務めるということで、そのお供をしに行ってきました。 講義の対象は、フランチャイズ本部のスーパーバイザーの方で、講義の内容は、スーパーバイザーさんのための法律の基礎知識についてでした。 そもそもフランチャイズってなんだと思う方もいらっしゃるかと思いますので、フランチャイズ契約の定義を。 なお、フランチャイズについて詳しい説明は、別の記事で書きたい

          スーパーバイザー学校「フランチャイズビジネスの法律知識」

          第二東京弁護士会知的財産権法研究会(平成30年度第6回研究会)

          私が所属させていただいている第二東京弁護士会知的財産権法研究会の第6回研究会(2018年11月13日)に参加してきました。 「不正競争法訴訟の実務ー最近の裁判例からー」というテーマで、知的財産高等裁判所の髙部眞規子所長が講師でした。 不正競争防止法の中でも、主に営業秘密についてお話ししていただきました。 営業秘密は、営業秘密該当性(その要件である、秘密管理性、有用性、非公知性)について問題となることが多いですが、その他にも、営業秘密の侵害行為該当性や損害論、訴訟手続上の問

          第二東京弁護士会知的財産権法研究会(平成30年度第6回研究会)