見出し画像

FANTASTICHと細分化 魔女暮らし日記 9.28.2021

やりたいことを細分化してちょこちょこやるのが好きな人にとって、朝の時間は重要だと思った。

朝日で目覚め、伸びがてらのヨガをしてコーヒーを淹れる。
それを庭へ持っていって、飲みながら庭仕事をするのが日課になりつつある。

土いじりは一気にやると疲れるし、腰は痛くなるし、限界がないので、コーヒー一杯分の時間がちょうどいいかもしれない。
同じように、仕事でもコーヒー一杯分のタスク管理や会議や経理をちょこちょこやったほうが、後に一気にやるよりも効率がいいのだろうな。
あー、掃除もそうだな。毎日サササっと塵を集めれば後で苦労しないのかも。

それをいつやるのか。わたしの場合は朝にやっといたほうがよかった。
まだグルコースが豊富なうちに手をつけて、全部できなかったらまた明日〜という感覚。これを夜にやろうとすると疲れて寝落ちするのだから。

ちょこちょこ派になったのは、もともと面倒くさがりで鈍重だから、なにか最初のきっかけがないと動かないため。
たとえば風呂掃除をするなら、なにかのついでに風呂の栓を抜いておくとか。なにかを作るなら材料をカゴにまとめておくとか。
その行動を行うために準備されたワンクッションがないと動かない。わがまま。

なので前の晩に明日の準備をしておかないと、まったく動けなくなることを知っている。
予定にないことを急に増やされたり、変更されたりするのはよくあることなのでもう慣れたが、昔はそれもダメだったなあ。

計画にないことが起きるのは自然の摂理だということを、魔女術を通して知ったからかもしれない。
昔は世界が自分中心で回っていないと気が済まなかったのだろう。
計画変更にいちいち怒っていた。
すべての物事は流れていて不変であるから、変わることなんて当たり前なわけで、そんなのに怒ってもしかたがないのに。

そういうことに気づけるようになったのは、読書や勉強の成果だけではなく、魔女の思想が生活に根付いてからだと思う。
最初は見様見真似でやり始めたサバトだが、いまでは季節の変化にありがたい気持ちになるし、家族もやっている。

家族はもともと畑をやっていて、自給自足のような昔暮らしが好きだから違和感なかったのかも。逆か。わたしがそういう環境で育ったから、魔女術がすんなり入ったのだな。

なのでこのnoteの魔女暮らし日記を通して、こういうことをやっているというのは、季節や自然の流れを肌で感じ、敏感でいるためだ。
小さきものや、目に見えないものと触れ合わなければ敏感にはなれないし、それらに優しくしなければ儀式で力を貸してくださらない。
逆にこういうことをしないで「霊感○○」をやってる人、「それ霊感じゃないから。ただの主観(笑)」と言いたい。

画像1

今日の庭仕事は、コーヒーを飲みながら。(今度からコーヒーの豆を書いてみようかな)
多肉ちゃんの火祭りに根が生えてきたので、植えてみた。

実は最初に買った多肉植物は、ほとんどがダメになっており…火祭りも水のやりすぎだったのか、根腐れしそうになった。
全部ダメになる前にすべて切って、根を生やすために乾燥させていた。どうやら成功したみたい。

画像2

とはいえ、ちゃんと根が生えているのがみっつだけだけど!
ほかのはもう少しそのままにしておこう。

葉をちぎって葉押しするタイプより、茎で挿し芽するほうが発根率がいい気がする。わたしのちぎり方の問題なのだろうか?
セダムはちぎってもちゃんと芽がでたけどなあ。

そのあと使っていない古い鉢を水洗いして乾燥させる。
小さい鉢はセダム挿しまくろう(ハマっている)。
たぶん冬の間のデスクの彩りにいい気がしている。
観葉植物はすべて温室行きだろうし、ハーブを部屋の中に持ってくるのちょっと怖い(虫的な意味で)。

さて、今日はもうひとつ。
ついに!ついに!
あの長きにわたる物語が完結したのだっ!

画像3

スティーブン・ウエストに出会い、作品にも人柄にも一目惚れ。

英語の編み図に四苦八苦しつつやっと完成。
8ヶ月かかった…。(別のも編んでいたせいもあるけど)

画像4

これは最後のアイコード(パイピングのようなもの)を編んでいるところ。
糸が細いのよ。この人の編み図はほとんど中細糸を使っていて、針の太さも3〜4ミリ指定なのよね。

でもこのような細かい編み目だと、遠くから見たときアートにしか見えない(ニットじゃないように見える)。よもすれば既製品にも見えなくはない。
縄文のような模様が気に入っていて、他の作品も編みたいなーと思っている。ああ、一生の時間が足りない!

画像5

最後の仕上げに、大好きエマールを入れた水に通してブロッキング。じゃぶじゃぶ〜

大きいので網の上には広げられない。床の上でいいや。伸ばして形を整えていく。

画像6

ふっくら、編み目が均一になった。うーん、気持ちよさそう。

それにしてもこういう派手な柄、黒服ばかりのわたしにとってはかなり重宝する。
ゴシックドレスを愛用していたのだが、最近では服は脇役で、ストールやショールが主役になっている。
よく昔話に出てくる魔女が、派手な色の三角ストールを巻いてることがあるが、わたしもそんな感じになってしまったよ。

ねるねるねるねのおばあのようになるのは、案外近いのかもしれない。
でも歳を重ねるのは楽しいわ。変化が楽しい。
今こうしているのもまた修行。これは意味のないことのように思えて、後から意味をなすもの。

今日も善い一日を。


編み図はラベリーで販売されている。
スティーブン・ウエストさんのショップの糸は少しお高いので買うのためらう。

毎年のイベントのMKAL(ミステリーショールニットアロング)が10月8日からキャストオンらしい。
これは10月から一斉にみんなで編み始めて、1週ずつパターンが公開されていくので、最終的にどうなるかミステリー。めっちゃ楽しそう。

1800メートルの5色の中細糸だって。ピエロさんで買おうかなあ。

サポートして頂けたら、魔術研究の支援に使わせて頂きます。皆様により良い情報とデータを開示することで生き生きとした魔女活・魔術ライフになるよう願っています。