見出し画像

ミモザの観察

 先日、菜の花の写真を撮りに公園へ行ったところミモザの花が咲いていました。黄色の花がきれいで球形の形も面白いと思い何枚かミモザの写真を撮りました。

 帰りの電車の中で撮った写真をチェックしていたところ、ふと疑問が湧いてきました。ミモザの花の構造はいったいどうなっているのだろう?細い糸のようなものは花びら?もしそれが花びらでないなら、それは何?花びらはどれ?

 次々に疑問が湧いて来るのでネットで「ミモザ 花 構造」を検索してみました。なるほどなるほど、疑問が解けました。

 自宅に帰り写真データをカメラからパソコンに移し、撮った写真を拡大しながら観察してみました。その結果、ネット情報通りの花の構造が確認できましたので写真を使って解説します。興味のある方はチェックしてみて下さい。あまり興味のない方は写真のみお楽しみ下さい。

写真①/ミモザの花


写真②/花部分の拡大
 

 写真①の中央やや左にある花を拡大したのが写真②です。分かる人には分かると思いますが、大部分は雄しべです。雄しべが球状に広がっています。そして雄しべよりやや長く先に何も付いていないのが雌しべです。雄しべの先には葯(やく)という花粉袋が付いています。そして、花びらがどこにあるのか探してみました。写真②の左側の球体の中央部にやや細長い形状の花びららしきものがありました(光の加減で黄色く見えるものと白く見えるものがあります)。

 ちなみに写真①の右上の方につぼみが写っていました。下の写真③はつぼみの拡大写真です。ピントが合ってませんが枝の先に丸いつぼみがたくさん(おそらく8〜10個程度)付いています。このつぼみが開いて雄しべと雌しべが長く伸びた状態の花が私たちがイメージとして持っているミモザの花です。また、このつぼみの大きさからすると花びらは雄しべに比べて非常に小さいことが推察できると思います。ミモザの花は面白いですね。来年はもっと早く、つぼみが開く前からしっかり観察してみようと思います。

写真③/つぼみ部分の拡大(右隅と左上のボケた球体)

 
以上