はるちゃんの話
今朝、カエルのケージを覗いてみると奥の方で足を伸ばして倒れているはるちゃんを見つけました。
慌ててケージから出して手に乗せてみると足は伸びきって、手はきゅっと縮こまり、目をつぶってもう死んでいるように見えました。
先月末くらいから足に力が入らずフラフラしていたのが気になっていました。
それでも毎日エサの時間にはすぐにケージの扉の前に来て、真っ黒の目でこちらを一生懸命見てくれていました。
もう動かないと思っていたはるちゃんの口がほんの少し動きました。
本当に少しだけ。
はるちゃん頑張ったね、とそっとお腹を撫でるとまた少しだけ口が動きました。
それからすぐ、はるちゃんは私の手の上で動かなくなってしまいました。
小さかったはるちゃんの体はさらに小さくなってしまいました。
我が家に来たのは去年の春でした。
1年くらい我が家で他のカエルたちと一緒に過ごしていました。
エサの時間は真っ先に飛んでくるような子で本当に可愛かったです。
はるちゃんを庭に埋めながら、今までうちで飼っていた生き物たちのことをふと思い出しました。
ミドリガメ、ハムスター、金魚、カブトニオイガメ、アマガエル…。
みんな大切にしてきたのに、お別れすることになってそのたびに本当に悲しい気持ちになりました。
もっと何か自分にできたのかな、とかお世話の仕方が悪かったのかな、と後悔ばかりです。
もうはるちゃんが真っ黒な目で見つめてくれることもないんだな、と思うと本当に寂しいです。
明日からまた我が家のカエルたちのお世話を頑張らなければなりません。
みんながはるちゃんの分まで長生きできるようにこれからもお世話を続けていきます。
はるちゃん、今までありがとう。
それでは、今日はこのへんで。
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