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20章 とある宗教の家庭に生まれたワタシが体験談をつらつらと書いたらつらい思い出ばかりで“つらたにえん”な件【あなたに(※ワタシのこと)読んでほしい】

【あなた(※ワタシのこと)に読んでほしい】

近年の話になります。

ワタシは、遠くに引っ越しをし、会社員などをして、一生懸命、働いていました。

3年ほど前に、働いたある職場でのことです。

ある女性の方が職場に居たのですが、そうですね、Wさんとしましょう。

Wさんはワタシによく話しかけてくる方でした。
年齢はワタシよりだいぶ上の方になります。

Wさんは、独特な方で、一概にこうこうこうだという説明は難しいのですが、宗教TLHの女性の部の方の雰囲気に似ていたので、何となくですが、そっちの方なのかな?と思っていました。

探る気もありませんでしたし興味もありませんでしたし、周りに配慮の無い我の強い方でしたので、ハッキリ言うと、距離を置きたい方でした。

元々、遠慮なくグイグイ来るタイプの人だったのですが、ワタシは特に気に入られてしまっていて、よく話しかけられ、仕事に支障が出るレベルでした。

職場においては大先輩なので、たまにやんわりと言葉を選んで、
「Wさん、あの仕事がワタシ残っていて…。そろそろ…?」
と言って、その場から逃げていました。
まあ実際、本当に仕事があったので(笑)

ある時、
「ねえ。U男さん。ちょっといいかしら。」
と言われました。

「はい。なんでしょう?どうしました?」
と聞くと、

「はい。これ。あげる。」
と紙を渡されました。

「読んでみてね。あなたのためになることが書いてあるの。」
と言って、立ち去っていきました。

立ち去っていくの多いですね(笑)

手元を見ると、何枚かの小さい記事の切り抜き、でした。

宗教TLHのものでした。

宗教団体・宗教組織というのは、どこも、機関紙というものを発刊しています。

本とか、小冊子とか、新聞とか、いろいろですね。

宗教TLHの機関紙のものと思われる切り抜き…。

「こんなもの、渡してくるなよ…。」
と思いましたし、

「ああ、しばらく接点なかったのに、オレは逃れられない運命でもあるのか…?」
と落ち込みました。

切り抜きは、

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