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起業するなら無職が最強だなと思った話

こんにちは、クロネコ屋です。いま子育て中で死ぬほど忙しく会社員時代を思い出すくらいタスクが日々押し寄せてきてて、こんなしょーもないコラム書いてる時間なんて1秒もないくらい切羽詰まった状況なんですけど、ふと思ったのです。

起業するなら無職が最強だなと。

なぜそんな事を思ったのかというと、今日ね、打ち合わせがあったんです。打ち合わせ。午前10時から。で、起きれなかったんです。眠くて。いや意識はあったんですけど「歯磨きして、着替えて、朝ご飯食べて…」とタスクを頭の中で数えていたら身体が動かなくて。もういいや寝ちまえ遅刻しちまえと、連絡だけして寝ました。

私がクライアント側なので怒られはしなかったんですけど、まあとにかく遅刻しまして。10時半からの約束なのに、10時半にコンビニでホットコーヒーを買うという愚行をかましまして。

これ社会人失格ですよね。だって、遅刻してるのにコンビニコーヒーを悠長に注いでグラブしながら来たら死ぬほどウザいじゃないですか。「え、コーヒーいれてる暇あるなら、そのぶん速くこいよ遅刻だぞ」って思うじゃないですか。でも、もういいやどうせ遅刻してんだからトコトン無職ムーブかましてやるよ、とヤケクソ気味にコーヒー片手に打ち合わせに遅刻して参上した訳です。

で、その時に思ったんです。

あー、この感覚が大事なんだわ、と。

新しいアイデアを生み出すときとか、文章を書くにあたって、このクズムーブというか、他人よりも自分のワガママを押し通して頭スッキリ状態でいる傍若無人俺様ムーブ。そういうムーブ大事だわ、と思ったのです。

頭無職状態とでもいいますか。あらゆる「やらなければならぬタスク」をすべて放り投げて悠長にコーヒーで一息つき、お天気の良い道をトコトコ歩きながら思案する。

この面の厚さと無益すぎる頭ぽっかり時間。これないと非常識で破天荒でみんなをびっくりさせるアイデア出すのなんて無理だわーと思ったんです。

最近みんなマジメですよね。やれSNS運用だ、やれセールスだ、やれ本で勉強だ。もちろんマジメに向上心をもって取り組むのは素晴らしい事だと思うんですけど、本業や家事育児に加えてそんな事をやってたら疲れすぎません?

でね、疲れってヤバいと思うんですよ。「疲れててもキチンとやる」というのは美徳と言われてますし、ちゃんと仕事ができる人はそれでいいと思うんですけど、私みたいにアイデア一つで勝負してる人間の場合、たぶんそれやっちゃうと死ぬと思うんですよね。脳が死ぬ。

まあ、なんというか常識的に生きれないのに無理やり常識的に働き方をするのって、魚に陸で走らせてるようなもので、効率悪いんじゃね?と思うわけです。

非常識なふるまいをするからこそ、非常識なアイデアが生まれる…なんて言うとクズの言い訳になっちゃうので、そこまで言い切りはしませんが、でも、当たり前を崩すためには一回ぶっ壊すことも大事だよねと思った次第です。多忙な現代社会、社会の歯車たる我々は常識ぶっ壊しでもしないと24時間1ミリ単位でタスク詰め込まれてしまいます。

だから常識と非常識をフラットに考えてみる。いっかい。実験として。

遅刻しちゃダメ。やむを得ず遅刻しちゃったら、とにかく走るなり何なりして必死さを見せる。これが常識。

もういいやどうせ遅刻しちゃうしコーヒー飲みたいしカフェインぶちこみながらゆっくり行こ。これが非常識。

うん、どう考えても後者が人としてカスなんですけど、このカス行動からしか見えない視点もあるよねって話です。

話は戻って起業の話なんですけど、起業ってそもそも死ぬほど頭と時間に余裕がないと出来ないと思ってるんですよ。

スキマ時間で副業!とか起業!なんてのは、本当にお小遣い稼ぎレベルの話だと思ってて、それこそ月20万~30万稼いで生活を成り立たせる。あるいは月100万~1000万稼いで起業といえるレベル稼いで逃げ切る、なんてのは、暇で暇でしょーがなくて、毎日図書館でダラダラ無駄な知識を読み漁って、無駄にダラダラ誰も読まねえのにブログ書いたり動画作ったりする「ざ・無職」にしか出来ない所業だと思うんですよ。

だからね、会社員やりながら起業ってのは無理だと思います。無理じゃないけど凡人には無理。超超超エリートならできるかも。なんか仕事12時間くらいやって、そのあとジム行ってベンチプレスしてから寝て、翌日朝からゴルフ行くみたいなゴリラいるじゃないですか。たまに。体力無限仕事ゴリラいるじゃないですか。あなたがそいつらと同じフィジカルなら大丈夫です。私には無理。仕事後に運動なんてリングフィットアドベンチャーですら死ぬ。

そう、つまり結論は題名の通り「無職って最高だな」という話になるのです。いや違った。起業するなら無職は最強、ですね。

「社会経験がないし怠け者で努力もできない無職にいくら時間を与えてもムダだよ」という反論もありますが、まあその通り、無職が起業しても9割は無職のまま終わると思います。それでも無職というステータス・生き方は、そのポジションじゃないと見えない「独自の観察眼」が手に入るんじゃないかなと私は思います。

だからまぁ、なんつーか、起業したいけど行き詰まってモヤモヤしてる真面目な会社員の人は「無職になる」という選択肢を前向きに考えてみるのはいかがでしょうか?

(…と無責任に無職斡旋をするのであった)

終わりす。
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