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お酒も飲めなくなった日①

先週木曜日、コロナワクチンの2回目接種をした。噂には聞いていたが容赦なくやられたのだった。

思い残すことは、冷えピタや解熱剤やらは前もって買っておくこと。当日買えばいいなどと虫のよいことを言っていたらとんでもないパンチを喰らうはめになる。

接種をしたこの日。わたしは呑気にドラッグストアーに行き、3軒はしごして、そして撃沈したのだった。

どういうことなんだろう。ごっそり冷えピタもなく、ごっそりある種類の解熱剤やら鎮痛剤やらが最初からそこには何もなかったかのように空っぽでそれは恐らく見たことのない景色だった。

仕方ない。諦めてそれなりに残っていた鎮痛剤を買う。冷えピタ本家はなくともプライベートブランドの冷えピタっぽいものを買う。家に帰る。その日の夜は腕が痛いだけ。あれ?こんなものかな。そう軽く考えていた翌朝。あー、きたな。そうわかる。

身体中痛い。頭が痛い。熱がうなぎのぼり。気持ち悪くて仕方ない。冷えピタも貼る元気もないくらいきつい。

ダウンしたときのため子供たちの軽食となるものや焼くだけ、ゆでるだけ、のカレーや牛丼を買ってはいたが肝心の白米が、ない。炊かないとないのだ。這って台所へ行って米を浸してコンロにかける。頭のなかと鍋のなかの音がリンクしてグツグツ言っている。このときほど無洗米を神々しく感じたことはない。もし米を研ぐ必要があったなら確実に死ねただろう。

ひとまず炊き終わり鍋に水を張りお湯を沸かす。牛丼のレトルトを突っ込んでしばし待つ。無言で盛って無言でテーブルにおく。そうして私の一日目の子供らのお昼ご飯を食べさせるというミッションはなんとかクリア。

布団に横になる。もう夜が怖い。夕飯なににするの?てか、作れるのかわたし。

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