人はパンのみに生きるにあらず

集会・デモくらい自由にやらせろ実行委員会です。メッセージになってしまい済みません。
 
 小池都知事が3月23日月曜日の記者会見でロックダウンという耳慣れない言葉を使って、都市封鎖の可能性に言及しました。そして、都民に対し、3月23日から4月12日までの3週間、「換気の悪い密閉空間」、「多くの人の密集する場所」、「近距離での会話」、3条件が重なる場を避けるための行動をお願いしたいと発言しました。
 
 知事の定例記者会見は毎週金曜日に行われ、定例記者会見を19日に行ったばかりなのに3連休明けの月曜日に記者会見をする。そして即座に文字おこしと資料提供がWEBで発表されるということから、ある程度計算された上での記者会見ではないかと疑ってます。

 その後も3月25日、3月27日と記者会見を行って自粛要請を働きかけ、そのたびに公共の施設の貸出禁止がされたのは皆さまもご存じでしょう。

 実家がある渋谷区もケアステーション、在宅サービスセンター、障害者サービス、保育園、保育室、幼保一元化施設以外の区民館、図書館、社会教育館、皆さまも集会等で言ったことがある渋谷勤労福祉会館等が閉館になりました。しかも閉館期間が当面の間という形で限定がありません。

 新型コロナウイルスを口実にした緊急事態の先取りではないか。と危惧します。皆さまの自治体の状況も教えていただければ幸いです。

 そして自粛要請にも差別がある。そのことを指摘しておきます。
 3月25日の小池都知事の記者会見の質疑の中でイベントやライブハウスへの経済補償について質問が出ています。引用します。

 【記者】無観客試合やライブハウスなどへの自粛要請を行っていくということであったが、無観客にしていくと事業者側からすると収入が減っていくということがあるが、補償などはお考えなのか。

【知事】この補償等については、まず、自粛をお願いするということです。補償等については、税金を投入するということについて本当に正しいのかどうか、議論のあるところかと思う。まずは、自粛を要請しているところです。

経済的補償を考慮せず、自粛だけよびかける。
事業者などに責任を押しつけ、倒産したら自己責任。
これが権力者の考えではないか。と、思わざるを得ません。

権力者があてにならない時こそ、仲間同士の助け合いが大切だと考えます。
南部地区労働者交流会がその中心で活躍することを願ってメッセージとします。ありがとうございました。

(2020年南部労働者交流会での発言予定稿)

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