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科学/技術/教育

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ここではサイエンスやテクノロジー、製薬関連トピック、教育関連のnoteを格納しています。
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#黒坂図書館

図書館オンライン化の前哨戦? 図書館蔵書資料アクセスのデジタル化の動き

黒坂図書館館長としては、少し気になる記事があったのでご紹介したい。 新型コロナウイルス感…

科学技術の裾野の広さを支える博士課程の学生が減っているのはまずいと思う

最近「科学技術立国日本」に関する記事をよく目にするので、自分用のメモとしてnoteを書くこと…

研究力ってのは、すぐには戻らない。。。だったら、今できることをみんなでやってくし…

少しキャッチーな出だしで始まる記事が日経に出ていたので、 ちょっと思うところもあり、書き…

ポスドク問題、そして科学技術とイノベーションのバランス

ポスドク問題って話を最近よく見ます。 聞くたびに、ちくっと心に痛みを覚えます。。。 とい…

アステラスもCAR-Tに参戦かぁ

ついにというか、個人的な意見としてはとても意外なニュースでした。 年末だからか、あまり取…

デジタルセラピューティクス(DTx)の動き、目に見えて活発に。

デジタルセラピューティクス(DTx)の話をメモしておきます。 最近ニュースでもちょくちょく…

ドラックリポジショニングの話題再び

まずは、上記記事の冒頭部分はこう書き始めています。 人工知能(AI)を活用し、既存の薬を別の病気に転用する取り組みが急速に広がってきた。薬の化学構造や遺伝子解析情報といったビッグデータと医薬のAI技術の進歩により、転用先の予測ができるようになってきたためだ。すでに医薬品として安全性が確立されたものを転用するため開発のコストの抑制や時間の短縮が期待できる。 私はこの話が大好き。 というのも、この手の話に興味がある背景が2つあります。 1)これまでの経験として、大学・国立研

早期アルツハイマー型認知症の治療に吉報

かなりびっくりなニュースが2019年10月22日に飛び込んできました。 ありきたりな出だしを書い…

Tech Giant と Big Pharma のダンスが始まる

ちょうど一年前(2018年10月15日)に日経でこのような記事がありました。  米国のスタートア…

価値は二の次のままでいいのだろうか/日本の薬価制度

今年2019年2月に承認された日本発の遺伝子治療薬コラテジェンの薬価が中央社会保険医療協議会…

もう引っ込みがつかない感じなんでしょうか

ここまで来てしまうと、司法の判断が必要なんでしょうか。 本庶氏側が訴えを起こすのは、米ブ…

富士フイルムのさらなる一手/他人のiPS細胞を使っても拒絶反応が回避できる技術を用…

今回はこのニュースについて。 <記事の冒頭部分> 富士フイルムホールディングスは1日、独製…

世界大学ランキングが発表されて思うこと

世界大学ランキングが発表されたので、少し触れてみます。 東大が上位に入って良かったねと言…

老化に伴う病気が予防できるかもしれない

今日(2019年6月14日)朝日新聞の一面で見たあと、日経でも見るにつけ、やはり人は太古の昔より老化に対する挑戦を続け、そして人々は興味があるのだなと痛感しました。 今回の発見の趣旨は、結構衝撃的な内容で、寿命が延びちゃいました。 神戸医療産業都市推進機構の今井真一郎客員上席研究員らのグループはマウスの血液中の酵素が老化を抑える効果をもっていることを発見した。若いマウスの血液から採った酵素を老齢のマウスに投与し寿命が延びることを実験で確認した。動物実験の段階だが、人間の認