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トラベリング・アローン。

やぁ、いらっしゃい。土曜日ももう夕方だよ。

少し暖かくなってきたんじゃないか?
今年の暖冬とか最初言ってたけど、とんでもない。寒かったよ。

異常な天気や天変地異が起きる冬だったけど、何とか頑張ってる。
この冬もそろそろ終わりの時が近いね。


おばさん一人旅。


Y氏はnoteを介して知り合った女性。

まず勘違いをしてはいけない。全然ディスじゃないよ。むしろリスペクトを込めて言っている。

私がこのピンクラベルでディスをする訳がないだろう?
まぁ、そもそもネガキャンはしないタイプだけど、捉え方によっては…ってことも邪推されるのもつまらんからね。

安心して読んでくれていい。大好きなクリエイター様に畏敬の念を持って記事にする。この精神は初期からのもので、私は下から拝謁している。

大切なあなたを紹介させていただく。これほど名誉なこともなく、ありがたい事もない。

だからこそ、ご本人のアイデンティティともいえる「おばさん一人旅」を出さずしてY氏は語れない。

それほど特徴も強く、魅力的な女性。個人的にそう捉えている、ぜひ今日は彼女の片鱗を知ってもらいたい。

海外に魅せられる。


社会人になって間もない頃、Y氏は一人海外旅行に行く。

目的地は中国、西安。
まだ20そこそこの若い女性一人が旅をする。

当時まだスマホなどもなく、限られた情報の中で手探りが続く。
まずは滞在先のホテルへの道中。

中国語なんて話せない。
どうしたものか。

そんな時、日本人観光客と思しき人に声を掛けられる。
空港から市内中心部までの移動を一台で行かないか?

3名で乗っていけば安くつくし、目的地へ近づける。
見知らぬ地で、見知らぬ経験は、些細なことでも血肉に変わっていく。

ホテルは四つ星。
若い女性の一人旅、セキュリティはしっかりしていないとね。

スマホやデータ通信も普及していない時代。

言葉も通じず、小娘一人という状況。
スタッフの目線も気になる、何だか話し声も大きい。

不安と孤独で早々に海外一人旅は押しつぶされそうになった。

人との繋がり。


先ほど空港で出会った人たちとディナーの約束をしていた。
誰も知り合いのいない状況で限られた選択肢。

「旅の情報は、ドミトリーやゲストハウス」

そう教えられ、一人旅のいろはを学ぶ。
もちろん、たくさんある選択肢の内の一つ。

ただ、短時間で感じた日本と中国の違い。
若いY氏の心は乾いていた。

一筋の雫のような人との繋がりが強烈な原体験となる。

個人ガイドと観光、現地での世間話も経験。現地の中国人だったけど会話は日本語。一度目の旅行は苦難から良いきっかけとなる。

翌年にも中国へ一人旅。

簡単な中国語を話せる程度に語学を学ぶ。
今回はゲストハウスで宿を取り、現地で各国のツーリストと知り合う。

共にツアーに参加し、
共に写真を撮り、
共に食事を囲む。

わずか一日の出来事で、鮮度高い経験を積む。

「旅先での人との繋がりがこんなに楽しいなんて。」

働く苦労も学ぶ。


海外一人旅ばかりしている訳ではない。

Y氏は日本で仕事をしており、転職の経験をする。
17年勤めてきた企業から、外資系IT企業へ。

チームメンバーからの細かい指摘。
繊細な業務から、すり減っていく神経。

決して楽な環境じゃない。
でも、やらなければならない…。

徐々に仕事に対して拒否反応が出てくる。
食べられず、吐き気もする。休みも頭から仕事が離れない。

全てネガティブな想像が連鎖する。
転職後、試用期間三か月。心も体ももう持たない…。

「退職したいです」

現状の苦しさ伝え、意を決して上司に相談する。

「すぐに退職を決めないで少し休んで考える方法もあるよ」

「え?」

試用期間で休職という選択肢。
Y氏の頭には想像もつかず、茨の道を進むか、離脱の二択の頭にまさかの第三の道が開かれる。

診断は「不安神経症」

キャリアアップを求めて、すぐの躓き。
復職しても冷遇されるのでは…常に自分の意思より、会社のこと。
現代人に極めて多いと思われる追い詰められたマインド。

「休職したい」は逃げでも甘えでもないのよ。

カウンセリングで受けた衝撃の言葉。

一歩下がって聞いてみれば当たり前のこと。
自分を守る行為を主張するという権利。

そこすら見えないほどに、追い詰められて日々苦しんでいた。

どれほど責任感と重圧で、我慢していたんだろう。
どれほど心を削り、涙を流してきたのだろう。

その後、Y氏はあっという間に快調に戻る。
視野狭窄。初めての一人旅のホテルで感じた孤独感に類するのかもしれない。

相談し、心を救われた。
人間関係は時に心を削り取り、同時に人との繋がりで築き上げられるものの大きさも知る。

Y氏からはそんな心を大切にする言葉をよく発している。

トラベリング・アローン。


現在、Y氏は結婚し子供も二人。

幸せな家庭で暮らしつつ、アクティブさは健在だ。
子供の初の海外旅行はそれぞれ0歳6か月。

毎年一度は海外旅行。
コロナ禍では行けなかったが、徐々に緩和されペースも戻る。

今では一人旅も再開し、独身時代から通算30回を超えるほどに経験を重ねてきた。

20代前半、ホテルで苦労した小娘も、今では立派な「おばさん一人旅」。

一人旅は「ひとりぼっち」ではない、世界にはいろんな出会いや別れが溢れており、常にその情緒と経験が入り混じり、Y氏の楽しみは広がっていく。

外資系ということで、英語や中国語の一般会話は習得済。
苦労させされた初期の環境も、今では旅行のために働いているような割り切り。人は成長する生き物さ。

苦労を経験し、乗り越える。同じ環境の人もきっと少なくはない。
Y氏の生きた経験はきっと多くの人の励みになる。

常に心を強くしてくれるのは「人との繋がり」。
noteの世界でだって、繋がりは必ず存在する。

これから。


Y氏の将来の夢は、ご主人とともに世界中を転々とし暮らす。

ノマドワーカーとして、地に根を張らずどこ行く風。
執筆された経験は人をまたいで伝わっていく。

記事の発信をスタートした事も、将来の夢への第一歩。
世界はいつだって迎えてくれる、行くか行かないかは自分の判断。

そんなY氏は私の大切な友達さ。
いつだって応援しているよ。

願わくば、この得難い経験を多くの人の励みとなりますよう。

現実でもオンラインでも、Y氏は今日も羽ばたいていく。

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ここまで読んでくれてありがとねっ!

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