僕の家がなくなります
ほんと嘘偽りなく家のような場所
そんな長く居たわけじゃないけど
そのくらい濃厚な時間を過ごしました

初めてミブさんに会った時のこと
未だに覚えてる
初期メンバーでライブ予定で
僕がストレス原因で声出なくて
ライブキャンセルしてしまって
謝罪に向かったんだけど
当たり前だけど
相手にしてもらえなくて

次までにしっかりしよって
いろいろあって新メンバーになって
再度出演させていただいた時に
「売れる気ある？」って
その時はメンバーみんなで
今の仕事辞めて音楽で生活できるようになりたい
なんて夢の話してたから
「はい！売れたいです！」って答えたら
僕のレーベルに来ないかと誘ってくださって
そこから本当にたくさんの
贅沢な経験をさせてもらいました

その時に1番最初に伺った時の話をしたら
ミブさんの脳みその片隅にも残ってもなかった笑
そらそうだ
何も残せなかったんだから
悔しかったから絶対頑張ろって思った

そこから経験したことないこと
たくさん経験して
ミブさんにもたくさん怒られて
約束もたくさんして
何度も死にかけになったところ助けてもらって

FANJはほんとに帰ってくるとどこか安心できて
あのキャバクラみたいな楽屋も好きだし笑
独特な匂いも
ああFANJ来たなって

ライブの時は本気でぶつかれる場所で
お客さんとの距離が近いのも好きだった
僕のライブは逆光だから
お客さんの顔が常によく見えるんだけど
盛り上がってくれてる時
リズム刻んで体揺れてる感じとか
泣いてくれる人もたまにいて
そういうひとりひとりの顔が見えるのが好きだった

あとは1番後ろでいつもミブさんが
見てくれてたんだけど
基本いつも腕組んで見てくれてるんだけど
たまにのってくれてた時あって
その時死ぬほど嬉しくて
そういうの時は精算の時も
嬉しい言葉くださって
もちろん厳しい言葉もたくさんもらって
成長できた場所です

今もスタッフをしてくださってる
ゆかさんとも出会えた場所で
たくさん迷惑かけて
たくさん悲しい思いさせて
でもそれでも今も一緒にいてくださって
一緒に頑張ってくださってて
感謝しかありません

照明のスタッフさんや音響のスタッフさん
毎回ライブするたびに
ライブハウスってすごいなって
この方々がいるから今立ててるんだなって
どこの箱に行ってもそうだけど
FANJはスタッフさんみんな声かけてくれるし
それもすごく好きだったな
歌ってる時も安心してできました
音響はいつもヤマダさんに我儘言って
めっちゃ歌いやすくしてくれて
言う事なしでした

照明もその頃お世話になってたスタッフさん
音ハメがはんぱなくて
毎回新曲追加した時も
映えるようにたくさん考えてくれて
そのおかげで他の箱でも雰囲気出せて
ステージからだから
どうなってるかまではわからないけど
明るさの強さや色合いで
今こんなふうに見えてんだろうなって
ハマったー！ってステージからも感じた時
ミブさんも後ろで両手あげて
ガッツポーズみたいなのしてて
あの時は自然と笑顔になった

よく見てくれてるお客さんとかにも
FANJに合ってるよねって言ってくれる方多くて
それも嬉しかったな

語り出したら
数年間だけでも思い出ありすぎて
泣いたり笑ったり倒れたりいろいろあった笑
本当に最高の箱でした
そしてFANJ最後の日
相変わらず僕はタイミングの悪いやつで
なにがなんでも出演しようと思ってたけど
どうしても無理で
今でもそれを考えるだけで死にたくなるけど
ソロで再開した今
またFANJの方々にどこかで出会って
いろんなとこでいろんな姿
見せられるように頑張りたい
死ぬまでは歌う

長くなったけど
本当に大好きな箱でした
ワンマンFANJで
最後にもう一回やりたかった
ミブさんが夢で見たみたいな
フロアパンパンのお客さん見せたかった
後悔がいっぱいだから
絶対諦めたくない
弱音ばかりの僕だけど
やれるだけやってみるよ

本当にFANJありがとうございました
これからも大好きです
忘れません