ふりこ

猫と一緒に、のんびり小説を読んでいたら、振り子の話が出てきた。
振り子を揺らして往復する時間を計っていたのだけど、
振れ幅が違っても、糸の長さが同じならば、往復する時間は同じらしい。

なんで?と、気になってしまった。
高いところからおもりを落としたほうが、おもりが移動する距離が長いから遅そうじゃないか。
低いところから揺らし始めたほうが、すぐ往復が終わりそうだから、速そうな気がする。

気になって調べてしまった。

糸の長さ(と便宜上いっているが、正確にいうと支点からおもりの重心までの長さ)が同じなら、
振れ幅だけではなく、おもりの重さが違っても、一往復の時間(周期)は同じらしい。


そうなんだ。。

振れ幅が違うのに周期が同じになるのは、
高い位置からおもりを落とすと、低い位置から落とすよりも進む力は大きい(速くなる)が、
振れ幅が大きい(距離が長い)ので、
低い位置から落とすのと、同じ時間になるらしい。

速いけど、距離が長いから、
遅いけど、距離が短いのと比べて、かかる時間は同じ。

高いところから落とすと速い、というのは、
位置エネルギーというものがあり、高いところにあるほど大きいらしい。
それを落としたら、位置エネルギーは運動エネルギーというものに変化していき、速く動く。
だから、低い位置から揺らし始めるより、
高い位置から揺らし始めるほうが、速い。


なんとなく、わかった。
正しく理解できているかはわからないけど。。


ちなみに、振り子時計は、夏の時季に時間が遅れることがあるらしい。
なぜかというと、
おもりの付いた金属の棒が暑さで膨張することにより、支点からおもりの重心までの長さが長くなり、周期が長くなるからだそうだ。
これで、どこかで振り子時計が遅れていると困っている人がいたら、長さを調節してみてはとアドバイスできるかもしれない。

振り子について、私が知らな過ぎただけかもしれないけど。
昔に学校で習ったはずなんだけどな。。

そして、こんなふうに気になったことを調べてしまうから、小説がまったく読み進められない。
さくさく読みたいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?