見出し画像

民ドラ遅報003 2023ドラマアワード前哨戦 主題歌賞

“名作ドラマに

名作主題歌あり”

などというのは

今や昔。

近頃じゃ
そもそも主題歌すらないなんて
ドラマがゴロゴロリ。

なんとも寂しい限りでございます。

今や絶滅危惧種になりつつある
ドラマ主題歌ですが

稀にキラリと光るものもある。

「煌めけ!
クロスケ偏選!!
ドラマアワード2023!!!」

を開催するにあたり
前哨戦として主題歌賞の発表でございます。

まずは

1月期

むむ。ない。
そもそも主題歌のあるドラマが少ない。

1月期ドラマのなかではなかなか見応えのあった
「罠の戦争」

戦争シリーズ(ムリクリシリーズにしてるけど草薙君主演という以外ほとんど繋がりはない)

1作目「銭の戦争」の主題歌がSMAPだったのを思い出して、彼等が解散してなかったらもしやと思えば
感慨深い。

ノミネート作品は(なんとか絞り出して)1つ


『夜空を翔ける』(ケツメイシ)
 「6秒間の軌跡〜花火師-望月星太郎の憂鬱」


ドラマについてはメインキャストの好演もあり
比較的低刺激でながら見に最適な秀作ではあるのですが
その分見逃さないようにチェックするのを怠ってしまい、完走ならずでしたがTVer再放送あればまた観ようかなと思ってます(また忘れそうだけど)

*4月からなんと続編ですと…み、観ます(遠い目)


ノミネート作少ないのでついでといってはなんですが
1月期は
「Get Ready!」
「夕暮れに、手をつなぐ」

といった珍作目白押しのクールでもありましたが

それはまた、別の記事にて。

さて4月期

ノミネート作品は

『心得』(Uru)
「風間公親-教場0-」


ネット記事では不評とされがちだけど
恐らくアンチキムタクを炙り出してview稼ぎするだけの駄記であると推察する。
ドラマは決して悪くないどころか個人的には高評価です。

そして主題歌のUruさんの歌声は
作中の緊迫感を解きほぐしてくれる癒しボイスで
ぴったり。
「テセウスの船」といい
シリアスなサスペンスとの組み合わせは
もはやテッパン


 『ケセラセラ』(Mrs.GREEN APPLE)
「日曜の夜ぐらいは」


第一話を観て
だいぶ重くなるんじゃないかという不安を
見事ソフトランディングさせた佳作。
岡山天音はじめベストな配役と
めるること生見愛瑠の役者としての才を発掘した
2023年民放ドラマ記においても非常に重要な作品です。
そして主題歌。
これはヤラレましたね。

他局のTBS主催のレコ大で大賞を取ってる時点でも
忖度なしの名曲。文句のつけようがありません。


『Stray Hearts』(稲葉浩志)
「あなたがしてくれなくても」

ドラマとしては4月期としてはベストかなと
主題歌稲葉浩志は勿論インパクト大ですが
挿入歌「ダンスはうまく踊れない」のカバーがハマりすぎてて
こっちの方が残ります。
てことで
“挿入歌賞”だったら「ダンスはうまく踊れない」一択でしたが

ちなみに珍作賞候補としては
ファン及び業界人とそれ以外とで
評価がまるわかれになる
「だが、情熱はある」
あたりでしょうか

7月期

なんといっても超大作「VIVANT」がありますが
ざんねんながら主題歌はありません。

コレに限らず日曜劇場の大作は総じて主題歌ないような気もしますがいかがでしょう。

まぁ、明らかに音楽レーベルからゴリ押しされた
中途半端にヌルい曲をタイアップさせるくらいなら
無い方がいいし
あっても世界的なアーティストや名曲じゃなければ
釣り合わないってこともありまさぁね。

候補作は2作品


『what's Your Message?』(小田和正)
「この素晴らしき世界」



このドラマ、何故か不思議と話題にならなかったけれどかなり良作でしたよね。
主演の若村麻由美さんは代役とは思えぬほど堂々としていたし脇を固める面々もよかったです。
(個人的には我が家の谷田部氏が思いの外好演)
主題歌は生きるレジェンド小田和正

良いドラマのカゲに小田和正あり
当然のエントリーでしょう。







『命日』(ちやんみな)
「ハヤブサ消防団」



池井戸潤原作ということでハズレはないなと
安心して観れましたが
この主題歌。
恐らく賛否両論で
世のオッサン達からはゆーちゃみだとかゆきぽよだとかゆめぽてだとかと同類と思われがちな
“ちゃんみな”
なかなかどうして
よくよく聴くと激しいなかにも文学的フレーズが散りばめられており、ドラマの不穏な展開とも絶妙にマッチしてます。
とくに
「命日もバースデーもないんだから」
はかなりのキラーフレーズですね

ちなみに7月期。
珍作大賞最有力
「真夏のシンデレラ」
(ドラマがよければ主題歌賞もあり得たのに。あくまでも良きドラマあってこその主題歌賞てすのであしからず)

珍作というよりガッカリ候補
「最高の教師」

などもありました。


超大作から良作珍作入り乱れての2023年
締めくくりの
10月期。

『ダメ男数え歌』(石川さゆり)
「コタツがない家」


まず、ドラマ自体凄くよかったのもあるが
こちらもレジェンド石川さゆりさんが歌うのが
タイアップなどでは決してない
モロドラマのための曲という
昨今まれに見る捨て身の姿勢は評価せざるを得ないでしょう。

『flower』(藤井風)
「いちばん好きな花」


脚本の生方氏はじめ「Silent」スタッフということもあり
期待しすぎた分評価は低くなりがちですが
ところどころで刺さるシーンもあり
捨て置くには勿体ない作品ではあります。

稀に主題歌の世界観が作品自体を凌駕してしまう
ということがありますが
これに当てはまる部分が
なきにしもあらず。
今作に関しては
なにもドラマが悪いわけではなく
主題歌が強すぎたわけであります


主題歌賞というカテゴリーを外せば
2023ベスト曲といってもいいと思います。

さあ、ノミネートも揃ったところでいよいよ
大賞の発表です!

大賞は…


 『ケセラセラ』(Mrs.GREEN APPLE)
「日曜の夜ぐらいは」

に決定です。


おめでとうございます!!!

次回、2023年ドラマアワード本戦でお会いしましょう。


バイ






ナラ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?