黒竹メイ

『田舎くらし部』の部長やってます。生まれも育ちも名古屋の都会っ子。目指すは田舎のおばあ…

黒竹メイ

『田舎くらし部』の部長やってます。生まれも育ちも名古屋の都会っ子。目指すは田舎のおばあちゃん。

最近の記事

アライグマを食べた話

きっかけは、軒先に吊るした干し柿でした。 庭になっていた渋柿を吊るして数週間、そろそろ食べごろかな?と眺めていると、ちょっと違和感が。 なんか下の方、減ってない? おかしいな?と思いつつも放置していると、数日後また更に減っていることに気が付きました。 これは…何者かに食べられている!! 真相を突き止めるため、暗視カメラを設置すると… すぐに犯人が姿を現しました。 アライグマです! 二本足で立って、背伸びして両手で干し柿を取ろうとする姿はなんとも可愛らしいのです

    • 市街化調整区域の強み

      現在、私の住んでいる場所は市街化調整区域に含まれている。 市街化調整区域というのは、市街化に歯止めをかけるために設定された開発できない地域だ。 先日、市街化調整区域について勉強する機会があったので、住人としての実感も含めてざっくりまとめてみようと思う。 -住むことに関して- 新たに宅地を増やすことができず、農家しか住めない住宅もある。 新築の家を建てるには非常に厳しい条件(地目が宅地であり、土地の所有者から世帯分離した分家であること)をクリアしないといけないため、よそ者は中

      • 耕作放棄地について思うこと

        近年、耕作放棄地が増えており対策が必要だと言われている。 耕作放棄地とはつまり誰にも使われなくなった農地のことだが、使われなくなったのには必ず理由がある。 例えば、水利が悪い(水路の水量が少なかったり時期によっては流れないなど)、日当たりが悪い、水はけが悪い、面積が狭い、形がいびつ、獣害が酷い、アクセスが悪くて機械が入れないなど… こういった畑では家庭菜園ならできなくはないが、利益を出すための農業は困難を極める。 地元の人間はこんな条件の悪い畑なんて使いたがらないので、新規就

        • 自己紹介

        アライグマを食べた話

          素人が有機農業をはじめて失敗した話②

          前回の投稿で私の有機農業に対するスタンスは書いたので、今回は具体的に失敗した原因についてまとめようと思う。 有機農業で野菜を作って、実際に売ってみて分かったことがある。 それは「求めている人に届いて初めて価値が生まれる」ということだ。 めちゃめちゃ当たり前のことだが、私はこれを甘く見ていた。 「オーガニックは何となく良さそう」というイメージを持つ人は多いし、同じ野菜・同じ値段・同じ品質ならオーガニックの方を選ぶかもしれない。 しかし、わざわざ高いお金を出してオーガニックを

          素人が有機農業をはじめて失敗した話②

          素人が有機農業をはじめて失敗した話①

          私は人の失敗談を聞くのが好きだ。 成功談を聞いても、成功した理由は周りの環境とかタイミングとか色んな要素が複雑に絡み合ってるから真似できないけど、失敗した理由は分かりやすくて他のことにも応用しやすい。 だから成功談より失敗談から得られるものの方が多いと思っている。 そんなわけで、自分の失敗談も誰かの糧になるかもしれないと思って公開することにした。 ちなみに、失敗はしたけど諦めたわけではないので今後色んなアプローチで農業に携わり続けるつもりだ。 前置きはこれくらいにして、本題

          素人が有機農業をはじめて失敗した話①