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無色な日常、虹色のパレット [V音Advent Calendar 13日目]
この記事は『Vtuber音楽周りの人々 Advent Calendar 2018』 http://adventar.org/calendars/3348 13日目のエントリです
皆様こんばんは。
くろつめと申します。
「お前誰やねん」
という方がほとんどだと思いますが、最近でろーんこと樋口楓さんのイメージソング「東京アセンション」を制作した者です。
現時点で、おそらく私がイメソン勢で一番新参者と思われますが、よろしくお願いします。
参加させて頂いてとても嬉しいです。
項目ごとにぐだぐだと書いていきます。
自分で読んでもかなりの怪文書になっているので、
心臓の弱い方はご留意ください。
結構長いです。
でろーんを知った経緯
去年の12月頃。輝夜月さんの存在からバーチャルYouTuberを知り、エイレーンさんにハマり、シロちゃんにハマり、沼に落ちていきました。
2月か3月頃(厳密に覚えてない)、にじさんじの中で一番初めに知ったのはしずりんでした。その後、ニコニコで委員長がボイチェンでルイズコピペを読み上げる動画等々を見て、どうやらJK組なるものがあり、
もう一人「樋口楓」というバーチャルライバーがいるらしいと知りました。
最初に見た動画は、今回の企画主催のろくげんさん作曲の「Maple」で一発で無事死亡しました。
声がいい
曲がいい
あと、顔がいい
控えめに言って最高。
制作のきっかけ
※自分語りなので苦手な方は飛ばしてください。
私情ですが、今年は仕事が死ぬほど忙しく、
何度も体調を崩したり、メンタル共にかなりやられていました。
でも、でろーんさんの配信を見ているときは心が休まり、本当に救われていました。
本当に本当に感謝しています。
あまりこういうことを書くと負担になってしまうかもしれないのですが、
VTuberって、ご本人たちが思われているより、結構救われている方がいるんじゃないかな?と思います。
完全に体がぶっ壊れて1週間ほど会社に行けなくなった時があったんですが、布団の中でiruさんを始めとする多くの方のイメソンを聞き漁っていました。
見事としか言いようのない素晴らしい曲の数々
音楽をかじってる者として、正直めちゃめちゃ悔しかったです。
同時に全く勝てる気がしなかった。
でも、何もできていない自分が恥ずかしかった。
「俺は何をやっているんだろう」
「忙しいとか関係ねぇよ。音屋じゃねぇのか?お前は」
かずぺそさんも言及されていましたが、「推しへの好きを形にしたい」
そんな気持ちから、かなり出遅れてしまいましたが、イメソンの制作を決意しました。
「本当に自分なんかがやっていいのか」
「失礼に当たるんじゃないか」
「誰も求めていなんじゃないか」
普段であればそんなことばかり考えるのですが、
今回ばかりは一切の迷いはありませんでした。
制作中の11月18日、1stライブの一報を受け、
筆の遅い私ですが、過去最速で仕上げました。
とにかく早く形にしたい、アウトプットしたい。
そんな気持ちが先行してましたね。
作曲に関して
ご本人の音域に寄せて作りたかったので、歌っている動画を片っ端から聞き直しいていき、Maple Dancerの最高音がhi D(違ってたらすみません)だったので、そこら辺までは広げて大丈夫だなと。
昔はコードから曲を作っていたんですが、歌を重視したかったのでメロから作り始めました。歌い手側に自由度を持たせるように、アタマから通して穏やかに歌っても、力強く歌っても成り立つように意識しました。スーパー大袈裟に言うとRadioheadのCreepみたいな。オケが途中から激しくなってもヴォーカルは淡々と歌い続ける。たぶん激しく歌ってもあの曲は成り立つと思うので。
オケはギター、ベース、ドラムのみでadd9コードを多用しています。(よくオルタナっぽいと言われます)
ギターは真ん中にバッキングと左に単音、右にカッティングで一本ずつ
イメージは静と動で、コードを単音でバラして穏やかに鳴らすのと激しめのカッティングでメリハリを意識。カッティングはストラトのフロントです。
自分の持ってる技術を全部詰め込もうとした結果、プリング、チョーキングが複合したカオスなフレーズになりましたが、意外と気に入ってます。
似非ジョン・フルシアンテみたいな感じで、Under The Bridgeのヴァースを激しくしたイメージ。パクった訳じゃないけどね。
ベースは弾きたかったけど、時間がなかったのでルート弾きの打ち込み
ドラムはサビで途中からライドのカップのウラ打ち→オモテでクラッシュの展開が気に入ってます。
今聞き返すとミックスもリズムもガッバガバなので、Full版作るときに修正します…
出張の帰りに徹夜でレコーディングとミックスしてたので全く気づきませんでした…
イラスト、作詞、曲名に関して
でろーんさんが長距離の移動を頻繁にしていることから、新幹線の車内をイメージしました。
私のイメージにピッタリのイラストを提供して下さったclearさん本当に感謝です。
新幹線とか夜行バスで東京から大阪に帰るときに、今までのにじさんじの活動をきっと振り返ったりするんだろうなと勝手に想像しています。
エモくなるようにエモくなるように意識しました。
歌詞の内容は、私がかえみと尊みザウルスになってしまったのでお察しください。
曲名は、椎名林檎さん的な「丸の内サディスティック」に代表される、漢字+カタカナの英語でそれっぽく
曲名に東京を入れるのは決めていて、配信中にアセンションというワードが出てきたのを思い出してくっつけました。
色んなややこしい意味がある言葉ですが、レベルアップするみたいな意味で捉えて頂ければいいです。正直あまり深い意味はない。
でろーんについて
私が樋口さんに対する「好き好き大好き超愛してる」をぶちまけてもいいんですが、マジで怪文書になるので抑えめにします。(舞城はあんり読んだことないです)
仲間や家族を大切にするところとか
元気で明るくてフレンドリーなところとか
なのに自己評価が低いところとか
そんなギャップから醸し出すちょっと犯し難い雰囲気とか
聞いてるだけで元気が出てくる声とか
ちょっと下品な笑い方とか
全部全部含めてそれが樋口楓で、
私が推すでろーんなんです。
忙殺されるだけの無色な日常に、
虹色のパレットで私の世界を彩ってくれたのは、
間違いなく彼女でした。
塗りの才能はあるんだね、きっと。
最後に
最後まで読んでくれてありがとうございます。
私にやる気を出させてくれた作曲家、動画師、絵師、全てのクリエイターの皆様と樋口楓さんに感謝です。
そして、今回の企画主催のろくげんさん
私のような新参者を受け入れて下さってありがとうございました。
今年も残り少ないですが、年末年始も盛りだくさんなイベントがあるのでみんなで楽しみましょう!
皆様、良いお年を
1stライブのチケット当落にそわそわしながら
くろつめ