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秋を満喫した小旅行(タウランガーロトルアーケンブリッジ)

そういえば、4月の終わりに夫の出張に同行して、オークランドから南へ下り、タウランガーロトルア―ケンブリッジと出かけました。「奥様」としての仕事があるとかではなく、単に付いていっただけです。移動は車だし、ホテル代のルームチャージは人数に関係がなく、費用が増えるわけではないので、「じゃあ、行っちゃおう」というのりで、たぶん2週間前ぐらいに決まりました。

朝、8:30に出発。娘と犬で、留守を守ってもらいます。

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平日なので、働く車がいっぱい。前方の車のタイヤの大きいこと! NZの主力輸出品の一つ、木材(主に中国向け)をぎっしり積み上げたトラックも、忙しそうに行き来していました。

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途中、山に囲まれた地帯を通る時は、霧が出ていました。夫によると、この辺りでよくあるそうです。

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しばらくしたら、ぱああと晴れてきました。

マタマタで休憩。Hobbiton行きのツアーが出ていた街ですが、今は休止しているようでした。カフェで頼んだホットチョコレートがぬるくて、がっかり。なぜだか知らないのですが、NZでは熱いはずの飲み物がしょっちゅうぬるいです。

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最初の目的地、海が近くのリゾート地として人気があるタウランガに到着。夫が仕事の間、図書館で作業をしていました。便利な世の中になったものです。その後、この天窓がある、静かな雰囲気のカフェで一人ランチ。

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なぜか妙に好きなハムとチーズの定番の組み合わせのToastie(日本で言うホットサンド)と熱々のコーヒーで、大満足。この旅で一番美味しかった食べ物でした。

その後、夫と落ち合い、ショッピングセンターへ。カフェで夫が面談している間に、私はぷらぷらと買い物。新しい立派なショッピングセンターで、スクールホリデー中だったので、かなりにぎわっていました。安売り量販店のKマートで、12ドルのGパンなどを買ってしまいました。

その後、温泉の街、ロトルアに向いました。スイートルームがなんと120ドルほどで取れてしまった、クラシックな雰囲気のPrince's Gate Hotelへ。いつもは犬OKのモーテルに泊まることが多いので、今回はこのホテルに泊まってみたくて付いてきたのでした。

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ホテルのサイトによると1897年創業だそうで、改装はされているものの設備は古くさい所があって、ゴージャス感は足りませんが、ゆったりして、古き良き時代の雰囲気が漂っていました。

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シャンデリアがかわいい感じのベッドルーム。

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ただっぴろいバスルーム。

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小さいキチネットが付いていました。左下の温水を使う暖房はじんわり暖かくて、底冷えするロトルアにぴったりのはずですが、機能していなくて、代わりに家庭用のエアコンが付いていました。その方が操作の手間は省けますが、最初、リモコンの電池がなくてフロントに交換を依頼しなくてはならなくて、ちょっと面倒でした。

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一服して、ホテルの露天風呂に行きました。小さいですが、3種類の温度があって、一番熱い温度が気持ち良かったです。残念ながら温泉ではありませんが、露天風呂大好きなので、満喫しました。ちなみに、必ず水着着用です! フロントに鍵を開けてもらって、Private Indoor Thermal Poolも使いましたが、素朴な作りの部屋で、特にわざわざ入るまでもないような気がしました。やっぱり露天風呂が最高です。

お風呂であったまったら、夕食です。このホテルは街の中心のとても便利な場所にあるので、レストラン街、その名もEat Streat(スペルミスじゃないよ!)に歩いて行けます。

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Eat Streatはアーケードになっていて、いろいろなお店が並んでいるので便利です。何軒か営業していないお店があって、ちょっと寂しい感じ。それでも、開いているお店はそれぞれなんとなくにぎわっていました。今回、初めて入ったレストランの名前が思い出せなくて(というか、名前を気にしていなかった)、検索したら、Atticus Finchでした。まずはビールで乾杯。

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餃子とか、から揚げとか、ステーキといった、おつまみ系をシェアしました。特に目を見張る目新しさや個性はないけれど、まあ、おいしいかな、という感じ。こういうお店でも、キウイの人はそれぞれ自分が注文したものを払う習慣があるので、みんなでレジに行きます(日本だったら、たぶんだれかが払って、金額を割り振るのが一般的だと思う)。

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9:00前には私たち以外はみんな帰ってしまって、がらーん。ということで、私たちもホテルに戻って、のんびりNetflixを見たりして、ぼんやり過ごしたのでした。

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翌日は、ホテルのレストランでビュッフェの朝食にしました。雰囲気は良かったけれど、味はとっても普通でした。

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値段を考えると、総合的にはまあ、満足できるホテルでした(ホテルにはうるさい)。チェックアウトの後、夫は仕事、私はすぐそばのGovernment Gardensへ。

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この日も快晴。残念ながら、博物館である建物自体は地震による影響でずっと閉鎖されたままですが、この広大なガーデンは、隅々まで手入れが行き届いていて、とても心地良いのです。

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ちょうど秋の植栽が終わった直後のようでした。一人でじっくりと、植え付けや剪定のやり方などを眺めて、楽しい時間を過ごしました。

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ここは、当時の庭師のお家。花壇が季節ごとにきめ細かく手入れされていて、来るたびに、感心しながら観察しています。

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そのままてくてくとロトルア湖畔へ。去年1月に行った時はたぶんまだ工事中だったと思うのですが、遊歩道が整備されて、どこを撮っても絵になる感じ。トップに使った写真が一番のお気に入りになりました。

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2001年にNZを初めて訪れた時に、幼い娘が遊んでいた遊具場も取り壊されていて、歳月の流れをしみじみと感じました。そして、子供たちが遊んでいる様子を眺めて、この平和な風景が末永く続きますように、と願ったのでした。

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ロトルア名物の黒鳥。もともとニュージーランドにいた鳥ではなく、オーストラリアから連れてこられたそうです。仲良くハート形に撮れました。

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湖畔で夫と落ち合って、ロトルアを訪れるたびに見に行く、ひっそりとモーテル街にたたずむバラ園、Murray Linton Rose Gardensにちらっと寄りました。ここは、第二次世界大戦中は訓練用の滑走路だったと、設置されていた石碑で初めて知りました。この公園の周りのストリートは、第二次世界大戦中に活躍したパイロットたちの名前にちなんでいるそうです。そうだったのか。

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この後、最後の目的地、ケンブリッジへ。途中、道路工事のために迂回して、ちょっとあせりましたが、予定どおりに着くことができて、昼食は検索で出てきたベトナム料理のHanoi Boyへ。小さな町なので、まったく期待していなかったのですが、なんだかとてもおしゃれな店構えで、味もおいしかったです。小さいながらも街中がなんだか活気があって、どこのカフェも平日というのににぎわっていて、なぜだろうと思って、帰ってから知り合いのキウイに聞いてみたら、馬の飼育関係者が多い、お金持ちの街なのだそうです。

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夫が仕事の間、また図書館にいました。隣の高校生の男の子と女の子がひそひそとしゃべっているのが「青春ねー」という感じで、「ふふふ」となりました。

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仕事を終えた夫に拾ってもらって、最後の目的地、憧れのナーサリー(園芸店)であるWairere Nurseryに寄りました。ネットでは何回も購入していましたが、訪問するのは初めて。

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広大な敷地に、きっちりと膨大な苗が並べられた、期待以上の素敵なナーサリーでした。目当てだった桜の苗木は7月にならないと出ない、ということで、ちょうど夫の誕生日だったので、夫のセレクトでサザンカの「雪月花」と、私は相変わらず見切り品コーナーでリンドウを購入しました。それと、レジの横にちょうど旬のフィジョアが山積みになっていて、「いくらでも持っていって」とのことだったので、ありがたくいくつか頂戴してきました。

さ、後はひたすら帰路を運転していきます。途中のドライブインで、お疲れの夫に代わり、私に運転交代。ぐねぐねの田舎道を時速100キロで運転するのは私には試練ですが、ここからは整備された高速道路なので大丈夫。夕方の帰宅ラッシュに入ってしまって、予定よりだいぶ時間が掛かりましたが、無事に家に到着。

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この旅行から3週間ほどたって、夫セレクトの雪月花のつぼみが膨らんできました。おみやげは、ナーサリーで買った苗だけ。地元のチーズやワイン、チョコレートなどを見つける機会がなかったです(ロトルアまんじゅうとか、羊羹と言った、その土地ならではの特産品はニュージーランドには存在しません。たぶん。)

あー楽しかった。たった一泊の旅なのに、こうやって書いていくと一つひとつ、風景や感じたこと、食べたものなどが浮かんできます。ゆっくり、のんびり過ごして(夫は仕事でお疲れ様)、ちょっとだけ一人旅気分を味わえた楽しい旅行でした。



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