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シャニP口癖マイベスト

幽谷霧子狂いの独断と偏見による、シャニP口癖マイベストです。

シャニPの口癖とは

「シャニP」とは、アイドルマスターシャイニーカラーズに登場する長身の成人男性です。今回は彼の"口癖"を発表します。

シャニPの口癖、皆さんは何を思い浮かべますか?
「前方の書類の山を越えるぞ……!」や「わーいい香り」など、名ゼリフには枚挙に暇がない彼ですが、口癖というと意外と思い当たらないもの。
(「ははっ」は口癖なのか?)

可愛いがすぎる

口癖とは、癖のようにたびたび口に出る言葉や決まり文句を指します。
アイドルのプロデュースに多忙を極める彼ですから、ルーティンのように唱える言葉や、ここぞという場で定番のように口走るセリフがあるようなもの。
今回、可能な限りのコミュを読み漁り、アイドルをプロデュースしまくり、彼の口癖を見つけることに成功しました。
シャニP青年がしょっちゅう口にする言葉、それは

                ・

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                ・


霧子……

「霧子……」
です。


ランキング

あえて順位をつけるのは心苦しかったのですが、彼がそのセリフを口ずさむシーンの中でも情景に富んで、ユニークなものを5つピックアップし整理しました。
以下、そのランキングをお伝えします。

 1位 「霧子……」
 2位 「……霧子——」
 3位 「霧子……」
 4位 「……霧子……」
 5位 「霧子……」

それでは早速、5位から順にみていきましょう。


5位

「霧子……」
【唯・唯・寧・詠】幽谷霧子 「みんな、どうか」より

霧子……

自分の歌について悩む幽谷霧子とふと立ち寄った公園で、メイポールダンス(フォークダンス)の野外イベントに遭遇します。そこで聞こえたメロディに幽谷霧子が意図せず心を通わせたシーンでの「霧子……」です。
まるで雪解けを待ちわびた草花がようやくその萌芽を露わにしたときのような、幽谷霧子の心の解放。その瞬間を祝福するような感嘆ですね。
わかります。

4位

「……霧子……」
【夕・音・鳴・鳴】幽谷霧子 「でんごん」より

……霧子……

町の建物を人の記憶ごと動かしてしまう妖怪、だいだらぼっちの空想をする中で、ここではないどこかから自分たちも動かされてきたとしても記憶や関係性がそのまま続いていることを喜ぶ幽谷霧子への「霧子……」です。
本コミュの一話目「われたよ」ではシャニPの壊れたカップの破片に、長い旅になると別れを告げた幽谷霧子ですが、その旅の果てにあっても、それまでの結びつきはそのまま在り続けるということは、彼女にとってもシャニPにとっても希望のようなものでしょう。
三話目「クジラさんとメダカさん」で「クジラより大きくてメダカより小さいもの」という謎かけによってマクロとミクロの関係を曖昧にしていることから、一連のコミュでは小さなもので起きていることも大きなもので起きていることも、同一視されていると言えます。だからこそ彼女らは、弔ったマグカップの破片に自分たちを重ねて、朗らかな風を感じたのです。

3位

「霧子……」
【白・白・白・祈】幽谷霧子 「そこにいますか、雪」より

霧子……

屋上で待つ雪景色のなかに幽谷霧子を見つけ、初めて彼女を観測したときのことを思い出した瞬間の「霧子……」です。
雪の有り様に幽谷霧子をみる素敵なコミュですが、なにが凄いってこの一話で3回も「霧子……」っていいます。

霧子……
霧子……
霧子……

感銘をうけすぎだと思います。(わかる)

2位

「……霧子——」
【天・天・白・布】幽谷霧子 「おひさまと布」より

……霧子——

シーツの陰から幽谷霧子に捕捉された瞬間の「霧子……」です。
陰に隠れるというモチーフも、幽谷霧子のコミュにおいて頻出します。
例えば【楓・風・娘・娘】では柱の陰に隠れた幽谷霧子を皆が見つけられない出来事があり、少し飛躍をすると【かぜかんむりのこどもたち】などではシャニPが霧子を探すさまが度々描かれます。これは、隠れているもの(=見えないもの)でも、実際そこにあったり、なかったりするということを示しており、幽谷霧子と空想との関係を示しています。
見えないから居ないのではなく、いま見えないというだけ、いま目の前から居なくなったものにも、別の時間の中で出会うことができる。そういった感性を象徴的に示すのが「隠れる」という行為です。
幽谷霧子はここで、見つけることによって見つかりました。

1位

「霧子……」
【霧・音・燦・燦】幽谷霧子 「きこえる」より

霧子……

栄えある第一位は、ふたりで訪れた教会でステンドグラスを目いっぱい浴びる霧子からルーツの話を聞いた際の「霧子……」です。
【霧・音・燦・燦】は、幽谷霧子の最初のPSSRで、「光を与える」という行為は幽谷霧子のコミュにおけるシャニPの役割として今後も印象的に扱われてゆきます。
不思議な雰囲気の少女から口ずさまれる故郷のねぷた祭りの話は、シュールでありつつ、彼女のいっこの人間としての実存性を浮きだたせるようで、シャニP氏が思わず声を漏らしてしまうのにも頷けます。


総括

いかがでしたか?
今回ご紹介しきれなかったシャニPの「霧子……」はまだまだあります。
ぜひ皆さんも探してみてください。
それでは。

霧子……

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