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「話していると楽しい人しんどい人」を読んで

はじめに

聴くことに興味のある私が、苦手な「話すこと」で人生まで変化しそう!と思った本があります。

今回は、この本について感じたことを、私なりに書いてみようと思いました。



喋るのは楽だか、話すのは難しい


「喋る」ことは簡単で、何も考えなければいくらでも、どんなことでもしゃべれるように思います。
しかし「話す」となると、「人と人」との対話となるので、本当に難しいものです。
話すためには、しっかり聴かないと、トンチンカンなことを返答しかねません。育った環境も、歩んできた道のりも違うのですから、その人と同じ考えや感じ方ではないことを前提として、向き合わなくてはいけないこと・・・・・・それが「話すこと」だと思っています。

難しく考えすぎでは?

「何をそんなに仰々しく考えているの?」と思われるかもしれません。
ですが、せっかくお話しするのであれば、お互いに楽しく、気持ちよいひとときを持ちたいと思うのです。
「聴くこと」と同じ、もしくはそれ以上に難易度が上がるもの、それが私にとっての「話す」ということなのです。

話すこと以上に、聴くことの本

「話すこと」を学びたかった私は、書店で目に留まったこの本を手に取ります。
「聴く」本ばかりに意識が向いてた私。タイトルの「しんどい人」には、できればなりたくはないと、そのままレジへ向かいます。
読み進めてみると、話すこと以上に聞く大切さも書かれていました。
確かに相手の話をよく聞かないと、それに対する話や返答をすることができないため、当たり前のことかもしれません。

分かりやすい内容

内容は1章から7章に分かれていて、各章ごと10項目に分けられ、書かれています。
例え話なども「そういう状況あるある!」「そういう人見かけるし、自分もそういうことあったかも」と読みながら頷いたり、吹き出してしまったりしました。
内容によっては「確かに性別によって考え方や感じ方が違う」という学びもありました。

しかしここでは

  • 話し手→すでに、頭の中にイメージがある状態で話す

  • 聞き手→初めて聞く話だったりすると、イメージを作るのに時間がかかる

と書かれており、だからこそ「間」を置くことによって、聞き手の頭の中での映像化が進められて、混乱することなく話を理解することができるそうなのです。
「相づちを待つ」くらいのスピード感が良いとありました。
この具体的なアドバイスも分かりやすく、誰もが取り入れやすいのではないでしょうか。

人生の学びも

上記の内容は「相手が脳内で映像化しやすい時間」という「間」を持つことにより、「相手本位」で話を進めることにつながります。
そのことは、人間関係や家族関係、仕事の成果にまで効果が現れるようです。
「相手本位」になることで、小さな気づきができ、人間関係などが円滑に進められることが理由です。聴講での「寄り添う」ということにも通じていますし、物事への考え方なども書いてあり、人生を学ぶ書でもあるように感じました。

最後に

読み終えて「子供の頃に、読んでおきたかった」のひとことです。
体験や経験を積み重ねたからこそ!の、理解力があるかもしれませんが、人生で学ぶべき大切なことが書かれているように思います。
職場や学校などの人間関係・仕事への心構え・ご近所付き合い・家庭など、より良い関係や状況にするためにも、読んでみてはいかがでしょうか。

本日もお付き合いくださいまして、ありがとうございました。


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